マシンは準備万端!

 アンチラグのセッティングは上々! ハンドリングも今シーズン初めてチェックした結果、何ら問題なし! レッキを終えたアキによれば「コースはコンディション良好です!」。それじゃ明日の勝利のために作戦会議だ、とチャチュン市内(小さいですけど)の屋台に繰り出す。

セレモニアルスタートだけは一流ドライバー?

 いつもながらタイの屋台って面白い! 屋台は基本的に専門店。焼き鳥屋さんなら焼き鳥とご飯(餅米)。麺類屋さんなら麺類しか扱っていない。そこでメイン料理を決め、そこの屋台のテーブルに座る。で、いろんな屋台から食べ物を買ってくるのだった。長時間居座った場合(といっても1時間くらいですけど)、少し余分に払っておけばOK。3日間くらい通うと、ドンドン待遇良くなります。しかも安いし!

 アキと新美に「ドリアン食べたことある?」と聞いたら、意外なことに二人とも「無いです」。あらま! じゃ栄養あるから食べてみようか、と帰りがけに買う(400円)。まず新美。

 「ううっ! クサ! でも美味しいかもしれない!」。

 新美は案外いろんなモノを受け入れる。ジャーナリスト向きかもしれない。続いてアキ。食べる前から「ダメかもしれません」。いいから行け! 

 次の瞬間、草むらにダッシュしてるじゃないの。

 「匂いが全然ダメです」。なるほど嫌いか。「だったらドリアン持った手の匂いを嗅いでみな」と言うと、すっごい顔になった。「匂い嗅がなきゃいいのに」と思うのに、度々嗅いじゃ「ううっ!」。臭い物が手に付くと、皆さんも嗅いじゃいますか?

ドライバーは用意周到、コ・ドラは準備不足

 セレモニアルスタートじゃ私らのチームはいつも人気モノ。やっぱり海外からの参加が珍しいからだと思う。今回も知事さん(だと思う)や、管轄の役所の責任者みたいな人を紹介され、アキはスタート台で怪しいタイ語使ってインタビューに答える(といっても一方的にタイの食事は美味しいとかタイが好きとカタカナで書いてあるカンペ読むだけ。でもウケる)というパターン。

 いつも話を聞かれるのはアキだけなのだけれど、今日は新美もインタビューされた。英語で。どう答えるかと思ったら「明日は頑張ります」だって。英語で。面白くね〜ぞ! ウケてね〜ぞ! スタート順はシンハーのランエボに続く2番手。とりあえずSS1から左足ブレーキ使って行く作戦だ。

セレモニアルスタートだけは一流ドライバー?

                   お偉いさんとの記念撮影も恒例に