スカイウエイ

フロントはスカイラインそのままで、贅沢な造り

 レースやスポーツカーといったイメージが強いプリンス自動車だが、商用車も手がけていた。たとえば、初代スカイラインにはバンが用意されており、こちらはスカイウエイと呼ばれていた。エンジンはセダンと同じ1.5リッターのOHV直4を搭載し、当初は60馬力を発生。マイナーチェンジで70馬力を発生するに至ったのだが、これは当時としてはかなりの高性能で、スポーツワゴンといってもいいほどだ。ちなみにサスペンションはフロントがダブルウイッシュボーンでセダンと同じ。リヤは荷重を考えてリーフへと変更されている。
 スタイル的にはフロントはスカイラインそのままだが、リヤは大ぶりのテールフィンを装着したり、さらには伸びやかで直線的なラインを取り入れるなど、アメ車の影響を大きく受けているといっていい。

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