日産セダンの現行ラインナップと歴代モデルの一覧

日産のセダンのうち、現在新車で購入できるのはスカイラインのみ。しかし中古車なら、過去モデルのフーガ、シーマ、シルフィなども購入可能です。スカイラインや過去モデルのメリット・デメリット、サイズ、価格相場、口コミ評価などをまとめて紹介します。

日産のセダン現行ラインナップと歴代モデル

日本国内でのセダン人気が低下し続ける中で、日産のセダンも次々と生産中止になりました。その結果、2024年1月現在、新車で買える日産のセダンは「スカイライン」のみです。

ただし中古で買える過去モデルも含めると、以下のような選択肢があります。

【現行ラインナップ】

  • スカイライン

【過去モデル(現在でも中古車で購入可能なものを中心に抜粋)】

  • シーマ(2022年販売終了)
  • フーガ(2022年販売終了)
  • シルフィ(2021年販売終了)
  • ティアナ(2020年販売終了)

この他、過去には「サニー」「セドリック」「プレジデント」「グロリア」などセダンも日産が製造・販売していました。

(※以下で紹介する車の情報はガリバーの自動車カタログページに掲載しているものです。情報は作成時点のものであり、今後変動する可能性があります)

日産セダンの現行モデルであるスカイラインは13代目

スカイライン ハイブリッドの画像

  • サイズ:全長4835mm x 全幅1820mm x 全高1440mm
  • 新車時価格(税込):307.6万円〜948万円
  • 中古車相場:5.5万円〜2138.6万円

スカイラインは、1957年に初代モデルが発売されて以来、日産の中で最も長い歴史を誇るスポーティーセダンです。現在のスカイラインは、2014年に発売された13代目。2019年にマイナーチェンジをしていますが、それから早5年が過ぎようとしており、モデル末期と言って良いでしょう。

ハイブリッドモデルの評価は高い

現行スカイラインの中でも、評価が高いのがハイブリッドモデルです。ハイブリッドでありながらパワフルさ重視のエンジンで、燃費と言う点ではイマイチだが、運転を思う存分楽しむことができます。

運転支援機能「プロパイロット2.0」を搭載しており、ハンズオフ運転やスイッチひとつでの車線変更が可能。またドライバーが前方監視を行っている時には警告をしてくれ、その警告にも反応しない場合はハザードランプを自動点灯、徐々に減速して自動停止してくれます。

こうした運転支援機能もあって、スカイラインはクルマ評論家の大岡智彦氏が選ぶ新車おすすめランキングの2021年高級セダン編で第2位にランクインしています。

ガソリン車は安全装備などに物足りなさ

スカイラインには、V6 3.0Lターボを搭載したガソリン車も用意されています。特に400Rと名付けられたグレードは、405ps&475Nmという大出力で、その走りは「これぞスポーツセダン」という言葉がぴったり。ハイパワーな後輪駆動車が好きな人には堪らない一台です。

ただしガソリン車にはプロパイロット2.0が搭載されておらず、また歩行者検知式自動ブレーキもついていません。今や歩行者検知式自動ブレーキは軽自動車にも搭載されていることを考えると、残念さが残ります。

次のフルモデルチェンジは2025年か?

マイナーチェンジから5年が経とうとしており、モデル末期になっているスカイライン。フルモデルチェンジについては未だ発表されていませんが「2025年には次のフルモデルチェンジがあるのではないか」と言われています。

またモデル末期に入っているため、既に現行モデルが中古車市場に出回っています。昨今のセダン不人気を受けて、中古車はかなりリーズナブル。3年落ちの車の相場が、新車の約6割ほどまで下がっています。フルモデルチェンジが近づくと更に中古車価格は下がることが多いので、中古車を視野に入れてみるのも良いでしょう。

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ユーザーの口コミは非常に高評価

スカイラインの口コミ

ガリバーでは、様々なメーカー・車種の口コミを公開しており、「実際にスカイラインを購入・運転している人」の声も公開しております。

スカイラインは、「高級感が感じられる」「意外に運転しやすい」「ハンドル操作が安定している」といった口コミ評価が見られました。

”運転席、助手席共に乗って楽しく優雅な気分にさせてくれる車です。セダンは運転しづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、横幅が180cmを切っており回転しやすい車のため、慣れると扱いやすいと感じます。左ミラーにカメラがあるため、幅寄せがしやすく、道路幅の狭いところで大型バスとすれ違うことも苦になりません。スポーツセダンらしく、特に走ることが楽しいと感じさせてくれるのは高速道路です。アクセルを踏むとスッと出る感じと、ゆったりとした乗り心地で2時間を超えても無理のない運転ができます。購入してから十年を過ぎていますが、外見は十年越えに見えず内装もしっかりしているので飽きることがありません。(40代女性)”

”スカイラインは高級感を様々なシーンで感じることができます。それは最新の型・年式でもなく、V36のような少し型落ちしたものでも手軽に感じられます。ドアを締めるときやウインカーの音の重厚感など細かな場面でもひと味違う良さがあるような気がします。シートの位置、傾きの調整は電動で行えたのも当時の車社会に画期的だったと思います。また、車内のスピーカーの音質も素晴らしく、まるでイヤホンをしているかのような臨場感を味わえることも驚きです。走りだけではない日産の技術が詰まった高級セダンだと思います。(20代男性)”

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日産セダンの歴代モデルの特徴(シーマ、フーガ、ティアナ)

既に販売終了してしまった日産セダンの中には、まだ中古車としてなら手に入る車種もあります。販売終了が最近で、まだ状態が良い中古車も見つかりやすい車種をご紹介します。

シーマ

シーマの車両全景

  • 販売期間:1991年~2022年
  • サイズ:全長5120mm x 全幅1845mm x 全高1510mm
  • 中古車相場:10万円〜955万円

「シーマ現象」という高級車ブームを築いた日産のフラッグシップセダン。2012年から販売された最後のモデルである5代目シーマは、高い居住性・快適性と、優れたハイブリッド性能を備えた一台。後述のフーガよりも全長が長い分、足元がゆったりしています。

2022年に販売終了と過去モデルとしては最近まで販売されていましたが、流通量が少ないため、気に入った一台を見つけるのは難しいかもしれません。気になる人は、入荷連絡などを依頼しておくのがお勧めです。

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フーガ

フーガの車両全景

  • 販売期間:2004年~2022年
  • 中古車相場:17.7万円〜559.8万円
  • サイズ:全長4980mm x 全幅1845mm x 全高1510mm

セドリックとグロリアに代わる高級セダンとして生まれたフーガ。スカイラインよりも一回り大きく、それでいて高級車の枠を超えた走行性能が魅力の一台です。

ゆったりとした上質セダンが欲しい人は、ぜひ検討したい一台。2022年に販売終了しているとはいえ、丁寧に乗られてきた車も多いので、状態の良い車も見つかるでしょう。

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ティアナ

ティアナの車両全景

  • 販売期間:2003年~2020年
  • サイズ:全長4880mm x 全幅1830mm x 全高1470mm
  • 中古車相場:7.8万円〜269万円

スカイラインよりも若干大きい「ティアナ」。初代のコンセプトは「モダンリビング」、2代目は「おもてなし」と快適さを重視してきたところに、3代目で走行性能も加わりバランスの取れた一台に仕上がっています。

2020年に販売終了しているため、既に中古車在庫は少なめ。気になる人は、まずは在庫がないか問い合わせてみることをお勧めします。

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日産以外のメーカーのセダンでお勧めは?

日産のセダンは、中古車を視野に入れても、選択肢が多いとは言えない状況です。「セダンが欲しい」という人は、他のメーカーも含めて検討すると良いでしょう。

例えば予算200万~400万円程度では、以下のようなラインナップがあげられます。

  • トヨタ「プリウス」
  • トヨタ「カローラ」
  • 日産「スカイライン」
  • ホンダ「アコード」
  • スバル「WRX S4」
  • トヨタ「カムリ」
  • マツダ「MAZDA6セダン」
  • マツダ「MAZDA3セダン」

以下の記事では予算400万円以上の高級セダンといった価格帯別のランキングも紹介していますので、ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。

ライター紹介

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221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。