残暑が厳しい8月21日の夕方、若者たちが集う原宿の路地裏に「CrossPolo cafe」が出現した。夕日のようなオレンジ色のクルマが停められたそのカフェは、フォルクスワーゲンの人気モデル「ポロ」にSUVテイストを加えたニューライン「クロスポロ」の発表会場。毎回、凝った会場選びや演出で楽しませてくれるフォルクスワーゲンの発表会だが、今回は、クロスポロのコンセプトが“For urban adventures(都市を冒険するために)”ということで、“ファッショナブルで多彩なライフスタイルに満ちあふれた熱帯のジャングルのような街”という原宿エリアが選ばれたとのこと。
会場は、展示されていた「クロスポロ」の“マグマオレンジ”というボディカラーを中心に統一され、内装はもちろんのこと、フォルクスワーゲンの方からカフェスタッフの衣装までオレンジをポイントカラーにしたものという徹底ぶり。細かいところまで演出した点は、さすがお洒落な輸入車メーカーといった感じを受けた。
今回は通常の発表会とは違って、17:00のオープンから1時間以上の間がカフェタイムとされ、司会の替わりにDJの進行で「クロスポロ」にちなんだ音楽をかけていくというもの。窓の外には「クロスポロ」、完全にクロスポロ仕様となったカフェ、そしてそれにちなんだ音楽とクロスポロの映像・・・・・・デザイナーや技術者の説明がなくても全身で「クロスポロ」を体感できるような空間となっていた。
カフェタイムも中盤を迎え、スペシャルゲストとしてフォルクスワーゲン グループ ジャパンの梅野社長が登場、「クロスポロ」について語った。“都会のジャングルの中でワクワクドキドキするライフスタイルを追求するクルマ”というのがアピールポイントだというクロスポロ。ターゲットは、層で言えば20〜30代の独身となるが“Young at Heart”なエキサイティングを追求する人なら60代でもとのこと。
そして、「今後、こういったクルマがいいなぁと思う人が増え、そのセグメントが広がる起爆剤になると思う」とコメントした。
また、今回のカフェでの発表会については、社長自らディスプレイを考案した部分もあるという。今後の広告展開については、FMラジオとの連動や、トレインジャックなど、通常マスコミ以外での都会のシーンで触れる機会を企画しているとのこと。
「クロスポロ」は、9月2日(土)より販売開始。この日オープンした「CrossPolo cafe」は一日限りだったが、今後、期間限定カフェも企画しているとのことなので見つけたら是非足を運んで欲しい。