フォード フォーカスST
フォード フォーカスST

標準仕様のフォーカスとは大きく印象の異なるフロントマスク。特にフロントグリルの形状は迫力満点!

フォード フォーカスST

エンブレム内に収納されたボンネットオープナーは、初代フォーカスから継承されている特長だ。

フォード フォーカスST

5ドアの標準モデルに対し、STはスポーツグレードと言うことで3ドアとなる。これにより、斜め後ろからのスタイルは非常に若々しくスタイリッシュ。とても個性的だ。

フォード フォーカスST

リアは専用デザインのリアスポイラー&バンパーでモディファイリングされている。またツインエキゾーストも迫力大!

フォード フォーカスST

225/40R18というサイズのタイアを履くST。アルミホイールももちろん専用デザインで、ちょっとイタリアンなスパルタンなイメージを醸し出している。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

「ST」はモータースポーツ直系の証し

 フォードではスポーティモデルにSTの名前を冠している。STはスポーツ・テクノロジーの略で、WRCラリーで活躍するフォードチームの開発スタッフなどがモータースポーツのノウハウをフィードバックして開発したモデルだ。フォーカスでは旧型モデルにST170というモデルを設定していたし、現在もフィエスタにST、モンデオにはST220を設定している。170や220などの数字は、エンジンのパワーを表したものだ。
 2005年にデビューした現行フォーカスにも、改めてイメージリーダーとなるSTが設定された。当然ながら、WRカーのベース車として作られたモデルでもある。専用の3ドアハッチバックのボディは、大型のエアロバンパーを装着するなどして外観を差別化するとともに、オレンジとブルーの専用色を設定するなどして標準モデルとの違いを際立たせている。
 搭載エンジンは直列5気筒のDOHC+インタークーラー付きターボ。ちょっとクルマに詳しい人なら、直列5気筒ターボと聞けばすぐにピンとくると思う。言うまでもなくボルボ製の直列5気筒エンジンをフォーカスに移植している。そもそもフォーカスはボルボのS40/V50やマツダのアクセラと共同開発されたモデルで、基本プラットホームを共用するクルマなのだ。

代表グレード
ST
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4370×1840×1455
車両重量[kg]
1430
総排気量[cc]
2521
最高出力[ps(kw)/rpm]
225(166)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
32.6(320)/4000
ミッション
6MT
定員[人]
5
税込価格[万円]
320
発売日
2006.6.1
レポート
松下 宏
写真
和田 清志
スタイル インテリア 走り&メカニズム