アルファ159のボディは156に比べるとひと回りというかふた回りくらい大きくなった。全長が255mm、全幅は65mm拡大されて1800mmを超えている。ホイールベースは110mm延長されて2705mmになった。こうしたボディサイズの拡大によって、室内空間には十分な広さが確保された。156では後席に座るといかにも狭いという印象だったが、159の後席には普通に座れるだけの広さがある。
インテリアデザインもアルファならではのものだ。運転席に乗り込むと、インストセンターの部分がドライバー側に向けて傾けてデザインされていて、いかにもコクピット感覚のタイトな包まれ感のあるスポーティなインテリアが作られている。運転席に座ったときにメーターパネルの中央に配置された液晶画面にアルファのエンブレムが浮き上がって表示されるのも、アルファファンを泣かせる設定である。
快適装備ではクルーズコントロール、ライトセンサー、レインセンサー、ミストセンサーなどによって自動化された各種装備が用意される。また横滑り防止のVDCを始め、ASR(アンチスリップレギュレーション)、ヒルホールドシステム、7つのSRSエアバッグなど、安全装備の充実度も高い。