アルファロメオ 159
アルファロメオ 159

巨匠ジウジアーロが一枚かんでいるだけあって、抑揚あるエモーショナルなエクステリアデザインを実現している。まるで生き物のような躍動感を感じる。

アルファロメオ 159

丸目6灯のヘッドランプは非常に個性的。しかしアルファロメオのデザインは、それをごく自然な個性に仕立ててしまっているから驚く。盾形グリルも大型で迫力満点!

アルファロメオ 159

リアもパンとはりのある存在感が特徴。ただ先代モデルに比べ、エレガントさがプラスされ、上品になったように思う。もちろんスポーティさはまったくスポイルされていないままでだ。

アルファロメオ 159

リア全体のデザインテイストは若干「軟」の方向に進んだものの、テールランプ単体を見てみるとやはりキリリとした鋭さを保っている。リアスタイルでここまでいろいろな表情を持たせてきているのには恐れ入る……。

アルファロメオ 159

エレガントになったスタイルには、ご覧のようなラグジュアリーなデザインのアルミホイールが似合うのでは? ちなみに今回のモデルでは16、17、18各インチのアルミホイールを用意している。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 アルファロメオ159は大ヒットした156の後継モデル。156は1997年に発売されて以来、7年半ほどの間に約70万台の販売を記録し、日本でも1万7000台も売れてアルファのファン層を大きく広げるクルマになった。バンパーに食い込んだフロントグリルやリヤドアの把手をピラー部分に隠してクーペ風に見える外観などのデザインな特徴や、アルファらしいスポーティな走りが人気の理由だった。
 156のヒットを受け継ぐモデルとして開発された159は、縦型にデザインされた盾型のグリルに代表される外観デザインが、引き続きアルファならではのアイデンティティーを表現している。この159のデザインはジョルジェット・ジウジアーロとアルファデザインセンターの合作によるものだ。
 丸型ヘッドライトを左右に3つずつ6個も並べたフロントビューはやや古典的ともいえるデザインながら、今の時代に合致する洗練された印象も与えている。テールランプも丸型のランプを並べた横長の形状にデザインされていて、156と同様にすっきりしたイメージに仕上げられている。左右2本出しのテールランプも159の特徴だ。

代表グレード
2.2 JTS
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4690mm×1830mm×1430mm
車両重量[kg]
1,570kg
総排気量[cc]
2,198cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
185ps(136kw)/6,500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
23.4kg-m(230N・m)/4,500rpm
ミッション
6MT
10・15モード燃焼[km/l]
9.3km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
399万円
発売日
2006/02/11
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム