ジープコマンダーのインテリアは開放感と質感の高さが溢れている
インテリアもまた先代チェロキーの趣を復元した箇所を持つ。ストンと切り落とされたダッシュパネルがそれで、にわかにオールドスクールなテイストを持つ。とはいえ、それ以外は今日的。メーターやスイッチ類は当時よりも使い勝手のいいパーツが採用される。シートの形状や質感なども、そのクォリティは高級セダン並みの仕上がりといえるだろう。
そして目玉はサードシート。正直ミニバンのように広々したものではないが、子供には十分なサイズが与えられる。しかも2列目シートの倒し方も楽なので、アクセスに苦労することはない。
さらに床は後方へ行くほど高くなるスタジアムタイプ。これによりサードシートの視界は確保された。もちろんシートを畳むことで広大なカーゴルームが目前に広がる。
この他の装備では「コマンドビュー」と呼ばれる2列目の天窓が新しい。1列目のサンルーフと併せ、開放感を高めてくれることは間違いない。