環境性能の大幅アップ
デミオはコンパクトカーの中でもスポーティなクルマという特徴を持つ。フィットやヴィッツなど強力なライバル車が存在することもあって、売れ行きは必ずしも好調とはいえないが、それなりに存在感のあるクルマだ。
平成14年8月の発売以来、これまでにも小幅な改良を実施してきたが、今回は本格的なマイナーチェンジを実施した。
変更のポイントとしてはエンジンの改良による燃費が大幅な改善が上げられ、平成22年度燃費基準+5%を達成した。デミオのエンジンはすでに平成17年度基準の排気ガス75%低減レベルを達成しているため、合わせて全車がグリーン税制に最高水準で適合するクルマとなり、自動車税と自動車取得税を合わせて3万2000円の軽減が受けられることになった。
外観デザインはカジュアルではヘッドライトの形状やバンパーのデザインを親しみやすいものにしたほか、スポルトではエアロパーツのデザインを変更してスポーティさを強めている。今回のマイナーチェンジに伴い、コージーはグレードとしては廃止されてパッケージオプションとして設定されるようになった。また新グレードとしてカジュアル・エアロアクティブが設定されている。