ボルト装着外板パネルの交換検査方法・ボンネットトランク

ボンネット、トランク交換では中古部品を使うことは珍しく、殆どが①のパターンです。②~④については「ドア交換」と内容が重複しますので、最も頻度の高い①のパターンについて解説します。
①補給部品シーラントなし
< チェック項目 >
- ボルトのサワリ跡
- シーラント
- 塗装状態
- ステッカーの状態
- 下地の色
< チェック項目 >
- ボルトのサワリ跡
- シーラント
- 塗装状態
- ステッカーの状態
- 下地の色
1.ボルトのサワリ跡
ボルトの角の塗装が剥げていたり、外した形跡があるかを確認します。
2.シーラント
「ドア」の項目で解説したことを加え、ボンネットの場合にはヒンジ取り付け部のシーラントが大きな手がかりとなります。この部分はフェンダーと同様に、シーラントが切れているだけなのか、ボンネット側にシーラントが無く、交換の可能性があるのかの確認をします。但し、ヒンジごと交換する場合もありますので、シーラントはボンネット側と車体側の両方を確認する必要があります。
3.塗装状態
表側が塗装されているかの判断に迷うようであれば、裏吹きの状態を見ます。艶や肌が、他のパネルと明らかに違うのであれば再塗装の可能性が高くなります。
4.ステッカーの状態
ボンネットの裏側には、その車の仕様を示すステッカーが貼ってあります。このステッカーが「貼ってあるか」「貼り直した形跡があるか」のよって交換されたかの判断基準になります。

一度剥がした形跡のあるステッカー
気泡や部分的な剥がれが見受けられる
5.下地の色
他のパネルと同様に下地の色は「黒」か「茶」ですので、下地の色を確認をします。裏側の骨組の抜打ち穴からライトを照らすと中を見ることができます。
ワンポイントアドバイス
ボンネット及びトランク交換が見受けられた場合には、「事故の可能性が高い」と判断し、エンジンルーム、トランクルーム内の確認を慎重に行う必要があります。特にフロントの事故は、事故全体の6割を占めると言われています。検査車両から出ているヒントを発見できていながら、修復歴を見落とすことが無いように注意します。
ボンネット及びトランク交換が見受けられた場合には、「事故の可能性が高い」と判断し、エンジンルーム、トランクルーム内の確認を慎重に行う必要があります。特にフロントの事故は、事故全体の6割を占めると言われています。検査車両から出ているヒントを発見できていながら、修復歴を見落とすことが無いように注意します。
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