ぶつからない車ってなに?各メーカーの安全装備を徹底比較!

 

ぶつからない車ってなに?各メーカーの安全装備を徹底比較!

ぶつからない車とは、自動ブレーキや誤発進抑制装置、車線逸脱警報など、さまざまな安全装備が搭載された車のことです。

運転をサポートし、危険を未然に防ぐこれらの機能はとても便利である反面、実際にどの車を選べばいいのか分からなくなってしまいがちです。

そこで本コラムでは、ぶつからない車としておすすめの車種6選や、安全機能についての解説、実際にどんな車を選べばいいのかなど、ぶつからない車について詳しくご紹介します。

安全装備には作動条件や限界があります。安全装備だけに頼った運転は危険です。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。

ぶつからない車=安全機能搭載車

近年ぶつからない車として広く知られている、さまざまな安全機能搭載車。一般的には「サポカー」と呼ばれます。ここでは、その代表的な機能をご紹介しましょう。

・自動ブレーキ(対歩行者)

レーダーやカメラなどで障害物を感知し、ドライバーへの警告・ブレーキ作動が行われます。

・ペダル踏み間違い時加速抑制装置

レーダー・カメラ等が壁や車両を検知している状態でアクセルを踏み込むと、エンジン出力が抑止され急加速を防ぎます。

・車線逸脱警報

走行中に車線を検知し、はみ出しそうになった時やはみ出した際にドライバーに警告します。

・先進ライト

先行車や対向車などを検知し、ハイビームとロービームを自動的に切り替える機能です。

 

これらの機能を装備した安全な車のランキングはこちらからどうぞ!

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どの車を選ぶかは、誰がどんな用途で乗るのかを考慮する

メーカー各社が安全装備に力を入れている中、どの車を選ぶかは、ドライバーがどんな人で、どんな用途・シチュエーションで車に乗るのかを考慮することが大切です。

初心者が運転するなら駐車アシスト機能が便利ですし、高齢者が運転するなら、自動ブレーキ(対歩行者)・ペダル踏み間違い時加速抑制装置・車線逸脱警報・先進ライト機能の搭載が望ましいでしょう。

ぶつからない車として、おすすめの車種6選

ぶつからない車としておすすめできる、安全装備搭載車をご紹介します。上記で紹介した4つの安全装備が搭載されているか、ひと目で分かる表も掲載しています。

ホンダ/N-BOX

 

ホンダ/N-BOX

対象の位置や速度の測定に力を発揮するミリ波レーダーと、対象の形や大きさの識別が得意な単眼カメラを融合した、高精度な検知機能を搭載したクルマです。

安心・快適な運転をオールラウンドに支援してくれます。

価格帯(消費税抜き) 1,283,000円~
ボディタイプ 軽自動車
ボディサイズ 全長:3,395、全幅:1,475、全高:1,790〜1,815 (mm)
JC08モード燃費 23.4~27km/L
燃料 レギュラーガソリン
自動ブレーキ(対歩行者)
ペダル踏み間違い時加速抑制装置
車線逸脱警報
先進ライト

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スズキ/スペーシア

 

スズキ/スペーシア



空気を循環して室内全体を適温にするといった、家族そろってのお出かけを快適にする工夫がいっぱい。

危険な場面に遭わないよう、欲しい情報が視界に入ってくる技術は、子ども連れのパパ・ママも安心です。

価格帯(消費税抜き) 1,180,000円~
ボディタイプ 軽自動車
ボディサイズ 全長:3,395、全幅:1,475、全高:1,785 (mm)
JC08モード燃費 26.4~30km/L
燃料 レギュラーガソリン
自動ブレーキ(対歩行者)
ペダル踏み間違い時加速抑制装置
車線逸脱警報
先進ライト

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ダイハツ/タント

 

ダイハツ/タント



広くて大きいオープンドアは、ほとんどのベビーカーがそのまま載せられるので、赤ちゃんと一緒のお出かけにぴったり。

視界を広げる工夫・パノラマモニターなど、ドライバーをサポートする機能も装備しています。

価格帯(消費税抜き) 1,130,000円~
ボディタイプ 軽自動車
ボディサイズ 全長:3,395、全幅:1,475、全高:1,750 (mm)
JC08モード燃費 24.6~28km/L
燃料 レギュラーガソリン
自動ブレーキ(対歩行者)
ペダル踏み間違い時加速抑制装置
車線逸脱警報
先進ライト

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スバル/XV

 

スバル/XV



スポーティな外観デザインが人気。「ぶつからない」「ついていく」「はみ出さない」「飛び出さない」技術と、「注意してくれる」技術がドライバーをしっかりサポートします。

価格帯(消費税抜き) 1,980,000 円~
ボディタイプ SUV
ボディサイズ 全長:4,465、全幅:1,800、全高:1,550 (mm)
JC08モード燃費 16.0~19.2km/L
燃料 レギュラーガソリン
自動ブレーキ(対歩行者) ◯(ステアリング連動ヘッドランプ装備車)
ペダル踏み間違い時加速抑制装置
車線逸脱警報 ◯(ステアリング連動ヘッドランプ装備車)
先進ライト ◯(ステアリング連動ヘッドランプ装備車)

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マツダ/CX-5

 

マツダ/CX-5



街乗りにぴったりのサイズでありながら、ロングドライブも快適な乗り心地と静かさを提供してくれます。

4つのカメラが見えない部分の危険認知をサポートします。

価格帯(消費税抜き) 1,970,000円~
ボディタイプ SUV
ボディサイズ 全長:4,275、全幅:1,765、全高:1,550 (mm)
JC08モード燃費 11.9~24.4km/L
燃料 レギュラーガソリン・軽油
自動ブレーキ(対歩行者)
ペダル踏み間違い時加速抑制装置
車線逸脱警報
先進ライト

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ホンダ/ヴェゼル

 

ホンダ/ヴェゼル



スタイリッシュなデザインが支持されているSUV(スポーツ用多目的車)。レーダーとカメラがクルマの前方状況を認識し、ブレーキやステアリングの制御技術と協調して安心で快適な運転をサポートし、事故回避に努めます。

価格帯(消費税抜き) 2,277,778円~
ボディタイプ SUV
ボディサイズ 全長:4,330~4,340、全幅:1,770~1,790、全高:1,605 (mm)
JC08モード燃費 19.6~27km/L
燃料 レギュラーガソリン
自動ブレーキ(対歩行者) ×
ペダル踏み間違い時加速抑制装置
車線逸脱警報 ×
先進ライト ×

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ぶつからない車は完璧ではない

車を選ぶ際に注意していただきたいのは、ぶつからない車に搭載された機能は完璧なものではないということです。 機能が働くためには低速走行時などの条件がありますし、天候条件などにも左右されます。

「ぶつからない車だから」と、システムに依存することはとても危険。一番大切なのは、ドライバーの安全運転への意識です。


【国土交通省】衝突被害軽減ブレーキは万能ではありません!

何よりも大事なのは機能ではなく、安全運転の意識

車の安全装備は大変便利な機能です。しかしそれはあくまで補助的な存在で、一番大切なのはドライバーの「安全運転」に対する強い気持ちです。

この気持ちを大切にし、それをサポートする位置付けで安全装置付きの車を上手に利用しましょう。

ハイブリッドカーのメリットとは?人気車種6選も合わせて紹介

 

ハイブリッドカーのメリットとは?人気車種6選も合わせて紹介

日本でも普及が拡大しているハイブリッドカー。近年のエコブームもあり、街中で見かけない日はないほどに、増えてきています。そこで、本コラムでは、ハイブリッドカーの特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。人気車種も合わせて紹介しますので、見逃し厳禁です。

ハイブリッドカーとは?その特徴と仕組み

ハイブリッドカーとは、一般的には、ガソリンで動くエンジンと、電気で動くモーターの2つの動力源を持つ車を指します。
速度や燃費によって自動的に動力源を切り替えていることが、一番の特徴です。

ハイブリッドカーはエンジンとモーターで動く

ハイブリッドカーは、速度が低いときは電気で動くモーターを使って走行し、燃費効率のよい速度になったときにはガソリンで動くエンジンで走行します。
この切り替えを行うことによってガソリンのムダを省き、燃費が向上する仕組みです。

進化したハイブリッドカー「PHEV」とは

PHEV(プラグインハイブリッドカー)は、コンセントから差し込みプラグで直接バッテリーに充電できるハイブリッドカーです。
通常のハイブリッドカーと比べ、電気だけでより長い距離が走行できます。

ハイブリッドカーのメリット・デメリット

ハイブリッドの特徴を、ガソリン車と比較したときのメリット・デメリットを元に説明します。

ハイブリッドカーのメリット

ガソリン車と比較したときの、ハイブリッドカーのメリットです。

ハイブリッドカーのメリット 1. 動源力が2つあるため燃費が良い
2. Co2の排出量が少ない
3. 減税や免税の対象になっている

1. 走行スピードによって、ガソリンと電気を切り替えるため非常に燃費が良く、ガソリン代の節約につながります。

2. 電気を使用する分ガソリンの使用量が減るので、Co2排出量が減少します。環境に優しい車です。

3. 国土交通省が定める排出ガスと燃費の基準値をクリアしている車は、自動車の購入時の環境性能割、車検時の自動車重量税が安くなる制度が適用されます。対象車は、メーカー発行のカタログや、車に貼ってある「燃費基準達成車ステッカー」で確認が可能です。

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ハイブリッドカーのデメリット

普通車と比較したときのデメリットを紹介します。

ハイブリッドカーのデメリット 1. 価格が高い
2. 修理やパーツの交換費用が高い
3. 走行音が小さく逆に危険

1. ハイブリッドカーは基本的に高価格で、初期費用が高いことがネックです。しかし、売却するときも比較的高値で買い取ってくれます。中古車だからといって大幅に安くはなりません。

2. バッテリーには寿命があり、交換が必要です。また、特殊な構造をしているため、修理やパーツの交換費用が高くなります。

3. 走行音が小さいことはメリットでもありますが、歩行者が車の接近に気付きにくく、場合によってはヒヤリとする場面があります。

おすすめのハイブリッドカー6選

現在様々な車種でハイブリッドカーが出ています。ここでは、特におすすめのハイブリッドカー6車種をご紹介します。

トヨタ/プリウス

 

トヨタ/プリウス



プリウスは、ハイブリッドカーのパイオニアといってよい存在です。燃費の良さ・環境への配慮・静粛性・耐久性など、その歴史にふさわしい車といえます。外部電源から直接バッテリーに充電できる、プリウスPHVもあります。

価格帯(消費税抜き) 2,332,000円~
ボディサイズ 全長:4,575 全幅:1,760 全高:1,470~1,475(mm)
JC08モード燃費 34.0~39.0km/L
燃料 レギュラーガソリン
排気量 1,797cc
エコカー減税対象の有無

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ホンダ/ヴェゼル ハイブリッド

 

ホンダ/ヴェゼル ハイブリッド



ヴェゼルのハイブリッドは、滑らかな加速性能が魅力。デザイン性に定評のあるホンダのSUVらしく、見た目のカッコよさに惹かれて購入するユーザーも多いです。

価格帯(消費税抜き) 2,277,778円~
ボディサイズ 全長:4,330~4,340 全幅:1,770~1,790 全高:1,605 (mm)
JC08モード燃費 21.6~27.0km/L
燃料 レギュラーガソリン
排気量 1,496cc
エコカー減税対象の有無

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日産/セレナ ハイブリッド

 

日産/セレナ ハイブリッド



一般的なハイブリッド車は、走行状態によってエンジンとモーターを使い分けますが、セレナのe-POWERは、エンジンは発電のみに徹し、発電した電力を使いモーターで走ります。電気自動車に近いハイブリッド車といってよいでしょう。

価格帯(消費税抜き) 2,319,000円~
ボディサイズ 全長:4,690~4,770 全幅:1,695~1,740 全高: 1,865(mm)
JC08モード燃費 26.2km/L
燃料 レギュラーガソリン
排気量 1997cc
エコカー減税対象の有無

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スズキ/スペーシア ハイブリッド

 

スズキ/スペーシア ハイブリッド



普段通りの運転で電気が貯まり、モーターによるアシストでガソリン消費が抑えられます。軽自動車ならではの、お求めやすい価格も魅力です。

価格帯(消費税抜き) 1,180,000円~
ボディサイズ 全長:3,395 全幅:1,475 全高: 1,785(mm)
JC08モード燃費 26.4~30.0km/L
燃料 レギュラーガソリン
排気量 658cc
エコカー減税対象の有無

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三菱/アウトランダーPHEV

 

三菱/アウトランダーPHEV



力強い加速力と心地よい静粛性が魅力の、SUV(スポーツ用多目的車)です。PHEV(プラグインハイブリッドカー)は、コンセントから直接バッテリーに充電できるハイブリッド車。電気のみでより長い距離が走行できます。

価格帯(消費税抜き) 3,648,000円~
ボディサイズ 全長:4,695 全幅:1,800 全高:1,710 (mm)
JC08モード燃費 18.6km/L
燃料 レギュラーガソリン
排気量 2,359cc
エコカー減税対象の有無

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トヨタ/アクア

 

トヨタ/アクア



同じトヨタのプリウスよりも一回り小さいサイズのハイブリッドカー。ハイブリッドカーの中では比較的低価格で、コンパクトなボディゆえに運転もしやすい点が人気を集めています。もちろん、燃費性能も抜群です。

価格帯(消費税抜き) 1,653,000円~
ボディサイズ 全長:4,050~4,060 全幅:1,695~1,715 全高:1,450~1,500 (mm)
JC08モード燃費 34.4~38.0km/L
燃料 レギュラーガソリン
排気量 1,496cc
エコカー減税対象の有無

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日本におけるハイブリッドカーの歴史と各メーカーの取り組み

ハイブリッドカーは、1997年に日本に登場しました。2005年の日本の普通乗用ハイブリッドカー販売台数は、わずか6万台程度。
しかし、6年後の2011年には、40万台近い普通乗用ハイブリッドカーが販売され、飛躍的に売り上げを伸ばし今日に至っています。

各社の取り組み状況も変化しています。トヨタは世界初の量産型ハイブリッドカー「プリウス」を誕生させ、この分野では最先端を走っています。ホンダも同様です。
三菱・いすゞの高付加価値路線、スバルの独自路線は個性が光ります。マツダはディーゼルに力を入れてきましたが、今後はハイブリッドも出す予定のようです。

地球にも家計にも優しいハイブリッドカー

車両価格はやや割高なものの、燃費が良く、Co2の排出量の少ないハイブリッドカーは、地球にも家計にも優しい車といえます。
環境に対する意識が高まり続ける日本では、今後もハイブリッドカーを選ぶ人は増えていくでしょう。

ディーゼル車についてはこちらの記事を読んでみてください。

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4WDとはどんな車?メリット・デメリットや、走行性能についてまとめました

 

4WDとはどんな車?メリット・デメリットや、走行性能についてまとめました



平坦な道でも険しい道でもスムーズな走行ができる4WD車。4WDとは「Four-wheel drive」の略称で、4つの車輪すべてが駆動輪となる車のことです。

雪道や坂道では特に重宝されますが、それ以外のシチュエーションにおける走行性能はどうなのでしょうか?

4WDのメリット・デメリット、そして雪道・坂道以外の走行性能についてまとめてみました。

4WDのメリット・デメリットについて

車選びで重要なのは、購入を検討している車のメリット・デメリットを知ることです。まずは4WDの特徴について詳しくご紹介していきます。

4WDのメリット

メリット ■雪道や坂道など、悪路走行に向いている
■アウトドアやオフロード走行にも最適
■4輪駆動ゆえに走行の安定性が高い

降雪・凍結した路面に強いので、雪の多い地域に住む人にとって4WDはありがたい存在です。実際、降雪地域では4WDを購入するユーザーが多いようです。

悪路走行に向いている車なので、山に車で出かけてアウトドアやオフロード走行を楽しむ人にも人気です。

また、4輪すべてにエンジンの力が伝わるので走行安定性が高く、高速走行時の加速力も優れています。積雪やアウトドアに関係なく、安全性にこだわる人にとっては大きな魅力です。

4WDのデメリット

デメリット ■2WDと比較すると車両価格が高い
■車重があるため、燃費が悪くなる
■街乗りでは性能が発揮しきれない

4WDは、2WDより構造が複雑な分、どうしても車両本体価格が高くなってしまいます。整備の手間も2WD以上にかかるのが一般的ですから、維持費にも覚悟が必要です。

また、2WDに比べて複雑な構造であるため、車体重量が大きく、燃費性能は良くありません。重量が増加すると、ブレーキが効き始めてから止まるまでの距離も長くなります。

購入を検討する場合は、このようなデメリットも十分に理解しておきましょう。

※最近の4WDは昔に比べるとシンプルで軽量な構造のモデルが多くなっているので、極端に燃費が悪いということはありません。あくまで同じ車種の2WDと比べた場合に燃費で劣るというだけの話です。

こんな希望がある人は4WD車の購入を検討すべき

  • 降雪量の多いエリアに住んでいる人
  • キャンプやアウトドアといった趣味に車を使用したい人
  • 高速道路を利用する機会が多い人
  • 雨の日の運転に不安を感じている人

降雪量の多いエリアに住んでいて、日常生活で車を頻繁に使う人にとって、4WDはとても頼りがいがあります。キャンプやアウトドアなどの趣味に車を使用したい人も、4WD車を選択した方が賢明でしょう。

4WDの走行安定性は雪道・悪路だけではなく雨の日にも発揮されますから、雪の降らない温暖な地域在住で、街乗りがメインの人にとってもメリットはあります。

また、優れた加速力は、高速道路を利用する機会の多い方にとって大きな魅力です。

 

4WDのシステムには違いがある!全5種類を詳しく解説

4WDのシステムには5つの種類があり、それぞれに特徴があります。一つずつ詳しく解説していきます。

    
4WDの種類 特徴
センターデフ式フルタイム4WD 常に4輪駆動で走行する。システムが複雑で車両価格が高くなりがち
パートタイム4WD 2WDと4WDを手動で使い分けられるので、燃費を調節できる
アクティブオンデマンド4WD 走行状況によって2WDと4WDが自動で切り替わる
パッシブオンデマンド4WD 基本的に2WDながら、タイヤが空転した時などに4WDに切り替わる
電動独立式(電気式)4WD ハイブリッドカーに搭載され、燃費性能の高さが魅力

センターデフ式フルタイム4WD

センターデフ式フルタイム4WDは、常に四駆の能力を発揮するタイプです。4WDのシステムが複雑で車両重量も重いため、本体価格は高めになり燃費性能もあまりよくありません。

トヨタ・ランドクルーザーに代表される本格的オフロード車が多く採用しています。

代表的な車種:ランドクルーザー

 

センターデフ式フルタイム4WD



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パートタイム4WD

2WDと4WDを使い分けることができる車です。切り替えはレバーやスイッチを使って手動で行えるため、4WDの必要ない晴天時や街中では2WDモードで走行すれば、燃費を自分でコントロールできます。スズキのジムニーがこの方式です。

代表的な車種:ジムニー

 

パートタイム4WD



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アクティブオンデマンド4WD

パートタイム4WDと同じように、2WDと4WDを使い分けられます。走行状況に合わせてすべて自動で切り替えが行われ、手動で駆動を切り替える手間がありません。

日産エクストレイルの一部モデル、スズキ新型エスクードの一部モデルに採用されています。

代表的な車種:エクストレイル

 

アクティブオンデマンド4WD

 


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パッシブオンデマンド4WD

パッシブオンデマンド4WDも、2WDと4WDを使い分けられます。後輪へ動力を伝える機構の工夫による軽量化・軽コスト化が特徴です。

基本的に2WD走行であり、Passive(受動的)、on demand(要求に応じて)というネーミングが示すように、四駆としての機能が発揮されるのはタイヤが空転した時などに限定されます。

電動独立式(電気式)4WD

主にハイブリッドカーやプラグインハイブリッド車に採用されている4WDです。ここまで紹介した4輪駆動車は、車体の下にエンジンの動力を後輪に伝える装置が必要でした。

この電動独立式4WDはそのような装置は使わず、後輪を駆動させるための専用モーターが設置されています。

トヨタの新型プリウスなどに採用されており、燃費性能の高さが最大の特徴です。

代表的な車種:プリウス

 

電動独立式(電気式)4WD



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最近よく耳にするAWDと4WDの違いとは

AWD(All-wheel drive)とは、すべてのタイヤが駆動するシステムです。4輪だけでなく、6輪・8輪の車でも、すべてのタイヤが駆動すればAWDです。

4WDは4つのタイヤが駆動するシステムですからAWDに含まれます。

デメリットを克服し常に進化を続ける4WDの未来

従来の4WD車のイメージは「雪道・悪路に強い」でしたが、国内自動車メーカーは新たなメリットを生み出しているようです。

燃費性能が良くないといったデメリットを払拭するために、電子制御で駆動力をコントロールし、走行性と燃費性能を両立させたタイプの車も登場しています。

この進化は今後も続くでしょう。

メリット・デメリットを知ることで4WDも購入の視野に

いかがでしたか?4WDには価格面・燃費面でデメリットはありますが、坂道や雪道で安定した走行を実現できるという大きなメリットがあります。4WDならではの走行安定性は、オフロードだけでなく街中の走行でも発揮されますから安心ですね。

近年は4WDの課題である燃費向上を狙ったタイプも登場しています。あなたにぴったり4WD車がないか調べてみましょう。

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