車の走行距離の目安とは?状態や寿命、中古車への影響について解説
目次
車の走行距離とは?平均走行距離の目安
走行距離とは、その名の通り「車がそれまでに走行した距離」のことです。車の走行距離の目安は「1年あたり1万㎞」といわれます。ただしライフスタイルや車の使い方によって目安は変わります。
一般に、走行距離が短い車両ほど「状態が良い」ことが多いです。ただし目安より大幅に走行距離が短い車両の場合、車庫などで眠っていて、メンテナンスが行き届いていない可能性があります。他方で走行距離が目安より大幅に長い車両は、部品が劣化している可能性が高いです。
【参考】走行距離の調べ方
走行距離を調べる際は、オドメーターを確認します。このメーターは車が完成した時からの総走行距離を示しているので、「これまでどれくらい走ったのか」が分かります。
1年あたりの走行距離が知りたい場合は、総走行距離を経過年数で割るか、オドメーターの数字と確認日をメモしておき、一定期間が経過した時の数字と比較すると良いでしょう。例えば1ヶ月の走行距離が分かれば、それを12倍することで年間走行距離が推定できます。
走行距離は中古車購入の重要な判断材料
走行距離は、中古車を選ぶ際の重要な判断材料です。例えば5年落ちで3万㎞程度しか走っていない車は、「年式の割に状態が良い」ことが期待できます。
また走行距離の数字が人の心理に与える効果や走行距離への思い込みを知ることで、「どんな車を買うのがお得なのか」も見えてきます。
POINT 1 「xx万kmをちょっと超えた」が狙い目
人間は「3」「5」「10」などキリの良い数字に敏感で、これを超えているかどうかで、数字の印象が大きく変わります。例えば走行距離が4.9万kmと5.2万kmだと、抱く印象には大きな差が生まれます。この差は実際の車の状態以上に価格に反映されることがあるのです。
以下のようなポイントに着目すると、状態の割にお買い得な車が見つかる可能性が高くなるでしょう。
- 車体もきれいで新しい車が欲しい=走行距離3万kmを少し超えた車
- 状態も程々の、適度に新しい車が欲しい=走行距離5万㎞を少し超えた車
- 古くても安い車が欲しい…走行距離8万㎞または10万㎞を少し超えた車
※ 2023年11月当社販売実績 値段は支払い総額になります。
※価格は一例であり、販売価格を保証するものではありません。走行距離や色、装備、その他車両状態などにより金額は変わります。
走行距離に関わらず、きちんと整備されている車であれば故障のリスクは低いです。メンテナンスの手間を抑えたい場合は5万㎞を少し超えた程度を上限に、値段を抑えたい場合は状態の良い8万㎞超えの車などを探してみましょう。
ガリバーでは、ウェブでは探しにくい「5万㎞をちょっと超えた車が欲しい」などの要望も承り、お客様の代わりに車を探します。電話やお店でご要望を仰っていただければ、ウェブで公開していない最新の在庫を含めてピッタリの一台をご紹介します。
POINT2 「10万㎞超えは危険」は昔の話
「走行距離が10万㎞を超えた車は危険だから買うべきではない」という話を聞いたことがあるかもしれません。しかし、それは昔の話です。ヨーロッパやアメリカでは、20万㎞以上走っている車が多く存在します。またタクシーは、廃車までに40万㎞以上も走るといわれています。
日本では今でも「10万㎞超えは危険」というイメージがあるため、走行距離10万㎞以上の車は状態の割に安く購入できます。実際に、ガリバーの販売店では走行距離10万㎞の軽自動車やコンパクトカーを30万円以内で購入できるケースがあります。
10万㎞超えの車を選ぶ場合、特におすすめなのは部品交換済みの車両です。部品交換されている中古車なら、メンテナンスの状況次第で大きな故障なく乗ることができます。
10万㎞超えの車は、次の買い替え時に売値がつかないこともあります。しかし残りの寿命や購入後の部品交換の費用を考えても、低予算で済むのがメリットです。車へのコストを抑えたい人は、ぜひ検討してみてください。
POINT 3 故障しにくいのはメンテナンスがされていた車
走行距離と一緒にチェックしたいのが、「しっかりメンテナンスされていたかどうか」という点です。
中古車を購入してからメンテナンスについて考えるのではなく、メンテナンスされているクルマかどうかを、購入前に必ず確認しましょう。
走行距離が短くても、メンテナンスが不十分であれば安全性や今後の維持費に悪影響を及ぼします。また走行距離が長い場合は、必ずエンジン周りの部品の状態をチェックしましょう。
POINT 4 疑義車や過去のメーター故障歴に注意
中古車では、走行距離メーター改ざん車(疑義車)もゼロではありません。
最近では車検証に過去の最大走行距離が記入されるようになっているので、心配な場合は車検証を確認させてもらってください。整備記録簿にも整備時の走行距離が記載されているので、こちらもメーターの改ざんを見抜くための参考にできます。
また走行距離メーターを改ざんする意図はなくとも、過去にメーターが故障していると、正確な走行距離が分からなくなってしまいます。この場合も車検証や整備記録簿を確認し、過去の走行距離をチェックしてみましょう。
POINT 5 状態チェックにはプロの力も活用!
車の状態をチェックするといっても、エンジンやブレーキの状態まで自分で見極めるのは難しいもの。だからこそ、車の状態を一台ずつきちんと説明し、車を一緒に選んでくれるお店を選びましょう。車の状態はもちろんのこと、年式と走行距離のバランスについても相談してみると良いでしょう。
ガリバーでは販売する全ての車を念入りにチェックし、修復歴※の有無などを公開しています。「自分では中古車の状態の見極めが難しい」という方でも、安心して購入できるように努めています。
※当社基準による調査の結果、修復歴車と判断された車両はGT-Garage、LIBERALA麻布、ガリバーフリマ等を除き、販売を行っておりません。万一、納車時に修復歴があった場合にはご契約の解除等に応じます。
走行距離は売却時の判断材料にもなる
走行距離は中古車を購入する時の参考になるだけでなく、車の買い替えのタイミングを見定める上でも参考になります。
前章のPOINT1でご紹介したように、キリの良い数字を超えているか否かで人が持つ印象は大きく変わります。そのため「走行距離4.9万㎞の段階で手放す」など大台に乗る前に売却すると、車を高く買い取ってもらえる可能性が高まります。
「もうすぐ走行距離が5万㎞を超える」などのタイミングでは、一度買取査定を受けてみて、その上で車の買い替えを決めても良いでしょう。
車の寿命は20万㎞?長く乗り続けるためのメンテナンス方法
現在、車の寿命の目安は「初度登録から13~15年」「走行距離15万㎞以上」といわれることが多いです。ただし実際には、メンテナンス次第で20年以上、20~40万㎞以上走れる場合もあります。そのため車の寿命を定めるのは、非常に難しいです。
ただし走行距離の目安である「1年あたり1万㎞」を超えた車は過走行車といわれ、通常より部品の消耗が早い傾向があります。こうした車では、車両状態の確認やメンテナンスに一層注意を払いましょう。
走行距離の長さが車の寿命に影響する要因
走行距離が車の寿命に影響する要因には、タイミングベルトとエンジンの寿命が挙げられます。一般に、タイミングベルトの寿命は走行距離10万㎞程度、エンジンの寿命は15万㎞程度といわれます。
また走行距離が長くなると、上記の部品に限らず車両全体の劣化が進み、交換費用や維持費がかかります。古い部品の場合には、部品の供給そのものが終了してしまうこともあります。このように走行距離が伸びて「交換費用や維持費を払うより、買い替えた方が良い」というタイミングを、車の寿命と考える人も多いです。
車に長く乗り続けるために必要なメンテナンス
車に長く乗り続けるためには、走行距離や期間によって推奨されている検査を受け、オイル交換など必要な整備を受けることが重要です。特にオイル交換は、メーカーの推奨する走行距離や期間を守って実施しましょう。
「調子が悪くなってからのメンテナンス」ではなく、「調子の良い状態を維持するためのメンテナンス」を行うことで、車は長持ちします。
走行距離を考慮してお得に買い替えるなら、ガリバーにご相談を!
走行距離は、中古車の売買における重要な判断材料です。しかし走行距離だけで中古車の良し悪しを判断することは難しく、年式や車の状態によっても中古車の価値は変わります。
ガリバーでは、年式や走行距離だけでなく、人気の色やオプション装備でも査定額をアップする「プラス査定」など、車を高く買い取る仕組みがあります。さらに全国規模で在庫を豊富に取り揃えていることから、新しい車探しもスムーズです。
ガリバーでは、車の売却から新しい車の購入までをワンストップで、プロが寄り添ってお手伝いします。まずはお気軽に無料査定や在庫検索をご利用ください。