



中古車を遠方のお店から購入することはできる?納車までの流れ・手続きと注意点を解説
目次
遠方のお店から中古車を購入する流れと手続き
「直接お店に赴かなくても車の購入契約や納車が可能」というお店は多いです。遠方にあるお店で中古車を購入する場合、購入から納車までの流れは一般に以下の通りです。
- まだ在庫が残っているか、遠方からの購入が可能かを問い合わせる
- 車両の状態、保証や返品などのサービスについてメールや電話で確認する
- 見積書を作成してもらい、車両代や諸費用、陸送費などを確認する
- 契約や車両の名義変更、ローン審査に必要な書類を販売店から郵送してもらう
- 必要書類を用意し、郵送して契約手続きを行う
- 銀行振込などで現金一括払い、もしくはローン契約を行う
- 車両を陸送してもらうか、自分で販売店まで取りに行く
近くのお店で中古車を購入すると、納車までの期間は2週間~1ヶ月程度の場合が多いです。一方、遠方のお店から中古車を購入した場合は、車の陸送も含めて納車までに約3週間〜1ヶ月ほどかかると考えましょう。納車に日数を要するのは、陸送の手間に加えて書類の郵送や県外での名義変更手続きなどに時間がかかるためです。
車両の名義変更や車庫証明書の取得手続きは、一般に販売店が代行してくれます。購入者は実印や印鑑登録証明書(軽自動車の場合は住民票)、運転免許証などの準備が必要です。
車をローン購入する場合は審査にも時間がかかるため、早めに審査を受けましょう。
遠方のお店から中古車を購入する時の注意点
遠方のお店から中古車を購入する場合は、車両状態のチェックや購入に必要な費用、手続きに関して注意が必要です。
① 車両の状態を確認しづらい
中古車には小さなキズがあることも多く、中には大きめのキズや凹みがある車なども存在します。そのため可能であれば、お店で実物を確認するのが理想です。しかし遠方の場合は、「お店まで行くのが難しい」という人も多いでしょう。
インターネットサイトには車両情報や画像が掲載されていますが、画像に写っていない部分や見落としている部分もあるかもしれません。実物を確認できない場合はお店に直接連絡し、追加で画像を送ってもらったり、ビデオ通話で見せてもらったりしましょう。点検結果の書類を共有してもらえるお店なら、さらに安心です。
② 自分で引き取りに行けないと陸送費がかかる
遠方から購入した中古車を自分で取りに行けない場合、自宅や近くの系列店まで届けてもらう必要があります。この時の陸送費は、購入者負担となるケースがほとんどです。
陸送費は業者によって規定が異なる他、輸送距離や輸送時間、輸送時期や地域によっても料金が異なります。
費用相場は隣接した都道府県で大体3~7万円、複数の都道府県を跨ぐ場合は8~11万円ほどです。
※燃料費の高騰など、状況によって費用は変動いたします。
お店によって、陸送費が違うことも多いです。そのため事前に見積もりサイトなどでシミュレーションし、相場を把握しておくことがおすすめです。
③ 名義変更の代行には他府県登録費用がかかる
中古車購入では、販売店が名義変更などの手続きを代行してくれるのが一般的です。しかし、一連の手続きは車を主に使用する市区町村の管轄運輸支局や警察署で行う必要があり、遠方のお店にとっては時間や手間がかかります。そのため遠方のお店からの購入では、通常の手続き代行費用に加えて「他府県登録費用」を請求されます。
他府県登録費用の金額は業者や地域によって異なりますが、費用相場は1~2万円ほどです。
こうした費用を節約したい場合は、自分で手続きすることが可能かをまず販売店に問い合わせてみましょう。
名義変更手続きに関する方針は販売店によって異なり、代行依頼が必須のケースもあれば、「遠方での手続きは全て購入者が行う」としているケースもあります。
④ 購入店舗でしか保証を受けられない場合がある
中古車購入では、有償もしくは無償の保証サービスを用意しているお店があります。「購入してすぐに故障した」「エアコンを付けたら変な臭いがした」といったトラブルに備え、中古車は保証を用意しているお店で買うのがおすすめです。
しかしお店によっては「購入店舗でのみ保証が有効」というケースもあります。これでは不具合があった場合に困ってしまうので、自宅近くの系列店などで保証を使えるようなお店を選ぶと良いでしょう。
知っておきたいよくある質問
ここでは、遠方のお店から車を購入する場合に関してよくある質問と回答をご紹介します。
遠方のお店まで自分で車を取りに行くことはできる?
名義変更やナンバープレートの交換が完了していれば、お店まで車を取りに行き、自分で乗って帰ることが可能です。また名義変更が完了していない場合も、仮ナンバーを発行して装着すれば乗って帰ることができます。
ただしお店まで契約をしに行き、その場で乗って帰ることはできません。車の契約から納車までには車両整備や書類準備が必要であり、即日での対応は困難だからです。
納車を早める方法はないの?
納車をできるだけ早くしたい場合は、以下のポイントを押さえて車を購入しましょう。
- 希望の納期を伝えておく
- 早めに書類準備やローン審査を済ませておく
- 車検切れの車を購入しない
- 3月などの繁忙期を避けて購入する
予め希望の納車期限を伝えておけば、「いつまでにどの書類が必要か」など営業マンが具体的なスケジュールを教えてくれるでしょう。また購入に必要な書類などを事前準備すれば、契約後の流れがスムーズです。
車の選び方や購入のタイミングも重要で、例えば車検切れの車は納車前に車検を受けるなどして納期が遅くなります。また繁忙期では車両整備や手続き代行作業に時間がかかり、納期が遅れがちです。
信頼できるお店はどう見極める?
以下の条件をクリアするようなお店であれば、中古車を買う時も安心でしょう。
- 不明点に対して営業マンが丁寧に説明してくれる
- 諸費用も含めて費用の内訳が明快である
- 点検・整備を丁寧に行っており、点検結果も公開している
- 保証や返品制度などのサービスが整っている
中古車は車両状態も価格も一台ずつ異なるからこそ、車両の状態から費用まできちんと説明してくれるお店を選ぶことが大切です。また保証や返品制度をきちんと整えているお店は、車両の点検・整備を丁寧に行っている可能性が高いです。
ガリバーなら全国店舗の在庫から対象車両を取り寄せ可能
ガリバーは全国の系列店の在庫を独自システムで共有しています。そのため全国店舗の在庫のうち、対象車両については最寄りのお店で他店の在庫やその状態を確認し、取り寄せ・購入することが可能です。
名義変更の代行、陸送※の手配、支払方法の相談、ローンの申し込みなど購入までの手続きにも対応しており、保証や返品などのアフターケアも最寄りのお店で受けていただけます。
※陸送費は有償になります。
また、ガリバーは在庫の多さも強みです。全国に460以上の店舗を構えるガリバーには、毎日約500台の車両が入庫しています。豊富な在庫の中から車をご紹介できるので、お客様にピッタリの一台が見つかるはずです。
電話やウェブでのご相談も可能ですので、中古車をご検討の際はぜひお気軽にお問合せください。