ライバル車と比べて中古車相場が安い傾向のデイズ。ここでは、デイズの中古車が安い理由と実は「買い」な理由、おすすめ年式や避けるべき年式を紹介します。
中古デイズはなぜ安い?購入は危険?
デイズの中古車が安いのは、主に流通量の多さや初代モデルの評価が影響しており、一概に「品質が低い」というわけではありません。
一方で、デイズの中古車は年式やモデルによって注意が必要です。特に初代は走行性能や乗り心地に対する評価が分かれています。
この記事では、デイズの中古車が安い理由や「実は買い」なポイント、安心・安全な一台の選び方を解説します。
デイズの中古車相場はいくら?
2026年5月末現在のデイズとライバル車(N-WGNとムーヴ)の中古車相場は以下の通りです。
| 日産「デイズ」 | ホンダ「N-WGN」 | ダイハツ「ムーヴ」 | |
|---|---|---|---|
| 2014年式 ※デイズ初代前期 |
約30万円 ~ 70万円 | 約30万円 ~ 80万円 | 約35万円 ~ 77万円 |
| 2017年式 ※デイズ初代後期 |
約40万円 ~ 80万円 | 約45万円 ~ 110万円 | 約50万円 ~ 115万円 |
| 2020年式 ※デイズ2代目前期 |
約65万円 ~ 120万円 | 約70万円 ~ 140万円 | 約65万円 ~ 120万円 |
| 2024年式 ※デイズ2代目後期 |
約105万円 ~ 160万円 | 約110万円 ~ 165万円 | 約105万円 ~ 150万円 ※2023年販売終了モデル |
各車種でモデルチェンジのタイミングは異なるものの、全体的にデイズは他の車種より5万円~30万円ほど安い傾向があります。
中古デイズが安い5つの理由
日産デイズの中古車が安いのは、主に以下の5つの理由からです。
- 理由①供給過多で相場価格が安い
- 理由②競争の激化で人気負けしている
- 理由③モデルチェンジで旧型が値崩れした
- 理由④初代モデルの評価が全体的に低い
- 理由⑤初代の燃費不正でイメージが悪化
理由①供給過多で相場価格が安い
デイズは中古市場での流通台数が多く、需要と供給のバランスから相場価格が下がる傾向があります。特に、販売台数の多かった初代モデルが一定数存在することが、デイズ全体の相場価格を引き下げています。
また、モデルチェンジ前後は登録済み未使用車や乗り換えによる売却が増えやすいです。デイズは2026年春~夏にフルモデルチェンジといわれ、2026年5月末現在も登録済み未使用車が多く流通しています。
理由②競争の激化で人気負けしている
軽自動車は非常に人気の高いカテゴリであり、競争が激しいです。現在はN-BOXやルークスといった「スーパーハイトワゴン」が特に人気で、デイズと同じ「ハイトワゴン」でも、スライドドア搭載車やデザイン性の高い車が数多く登場しています。
競争の激化でデイズが人気負けし、需要が伸び悩んでいることも、相場価格の安さの一因と考えられます。
理由③モデルチェンジで旧型が値崩れした
車はモデルチェンジすると旧型の価値が下がり、相場価格が下がります。デイズは2019年3月に初代から2代目へとフルモデルチェンジしており、初代モデルの相場価格が大きく下がりました。
また、2代目も2023年9月にマイナーチェンジし、見た目が変わっています。外観が変わるケースでは、マイナーチェンジ前のモデルも相場価格が下がりやすいです。
理由④初代モデルの評価が全体的に低い
デイズの初代モデルは、ライバルと比べて「安定感が低い」「パワーがない」「デザインがよくない」といった評価が見受けられます。
2代目では走行安定性やパワー、デザインが大きく改善されていますが、値崩れして評価も高くない初代モデルが在庫として一定数残っているために、デイズ全体の相場価格が引き下げられています。
理由⑤初代の燃費不正でイメージが悪化
デイズは三菱との共同開発車ですが、初代モデルでは2016年に三菱の燃費不正が発覚。当時のデイズは三菱が中心となって開発を行っており、デイズでも不正が行われていました。
この燃費不正によってデイズ自体のイメージが悪化したことも、中古車市場への流通量増加、在庫過多の一因と考えられます。
中古デイズが「実は買い」な理由
初代モデルの不評等もあって中古車相場の安いデイズですが、2代目は評価が高く、お買い得車両も少なくありません。プロパイロットなど先進装備を搭載した車両も流通しています。
また、初代でもきちんと車両を選べば、よい買い物となる可能性があります。
2代目は高評価でお買い得車両も
初代モデル(2013年6月~2019年3月)は評価が高いといえず、年式を考えても部品交換や税金の重課(13年落ち以降)等の懸念があります。
一方、2019年3月登場の2代目は走行安定性やパワーを強化。上位グレードはプロパイロットやSOSコールといった高度な運転支援機能・予防安全装備を搭載し、安心して乗れます。
【関連記事】日産デイズ新旧比較レビュー!2代目デイズの評価は?
※2019年の記事で、燃費表記がJC08モードになっています。
2代目は型落ちによる下落も期待できる
デイズは2026年春~夏の間にフルモデルチェンジする予定で、3代目が登場すれば2代目の相場価格は下落すると考えられます。先に述べた通り、2代目の走りは安定しており、街乗り中心であれば自然吸気エンジン車(ノンターボ)で十分乗れます。
また、上位グレードにはプロパイロット搭載モデルが存在し、ターボ車も用意されているので長距離運転にも適しています。
初代でも後期モデルは買い得な可能性
評価が高くない初代でも、2015年10月以降の後期モデルは衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い防止装置を全車標準装備し、一定の安全性を確保しています。短距離の使用であれば、大きな問題はないでしょう。
さらに、2018年5月以降のモデルは車両等の検知システムが変更され、予防安全装備の性能が向上しています。年式と走行距離のバランス、整備記録、エンジン回りの状態などを確認し、問題なければ満足度の高い買い物になるかもしれません。
中古デイズのおすすめ年式
デイズを中古で購入するのであれば、基本的には2代目モデルがおすすめです。ただし、とにかく安く買って数年乗るのであれば、初代の後期モデルでも良いでしょう。
おすすめは2019年以降の2代目
車両性能を考えると、基本的には2代目モデルがおすすめです。初代よりリコールの報告数が少なく、年式を考えても安心して乗りやすいです。
プロパイロット搭載車を安く買いたいなら前期モデル、デザインや安全性重視の場合、乗り換えも意識する場合は後期モデル(2023年9月以降)をおすすめします。
初代でも後期はアリ
「安く買って数年乗る」という目的であれば、初代でも後期モデル(2025年10月以降)がおすすめです。基本的な予防安全装備が全車標準装備化されています。短時間の利用なら乗り心地やパワーも気になりにくいでしょう。
ただし、長距離での使用は勧めません。また、リコール対応済みかも確認し、故障の報告数が比較的多いオルタネーターなどエンジン回りの重要部品も状態を確認してください。
初代の前期モデルは要注意
初代の前期モデルは安いですが、選ぶとしてもすでに10年落ち以上の車両しかありません。部品交換が必要なケースも考えられますので、車両価格が安くても安易に飛びつかないのがおすすめです。
2代目デイズはこれからが買いどき
2代目デイズは間もなくフルモデルチェンジを迎え、今後中古車相場が下落すると考えられます。そのため、これからが中古での買いどきです。
前期ならプロパイロット搭載車も価格が安定しており、後期では登録済み(届出済み)未使用車も多く出回っています。ぜひ一度在庫を確認し、購入を検討してみてください。
デイズに関するよくある質問
Q. デイズは壊れやすいって本当?
デイズは、他の車と比べて特別壊れやすいわけではありません。ただし、購入から数年後にオルタネーターが故障するケースは複数報告されています。また、2013年~2017年にかけてはリコールも多数報告されており、なかにはエンジン制御やCVT制御にかかわる重大な内容もあります。
Q. デイズは何年乗れる?
デイズに限らず、最近の車はきちんと整備すれば10~15年以上乗れることが多いです。
ただし、10年・10万kmを超えるとエンジン回りの部品が寿命を迎え、修理代や整備代が高くなる傾向があります。7年・9年・11年など、少なくとも車検前のタイミングでは維持費も含めて乗り続けるか見直すのがおすすめです。
【関連記事】軽自動車の寿命は何年、走行距離なら何km?意外と長いって本当?
Q.デイズの年間維持費はいくら?
デイズに限らず、軽自動車の年間維持費はおおむね約20万円~30万円程度が一般的です。ただし、維持費は居住エリアや自宅に駐車場があるかどうか、走行距離といった条件によっても変わります。
【関連記事】車の維持費は年間・月々いくら?車種ごとにシミュレーション
Q.デイズとルークスはどっちがいい?
デイズはファミリーでも大人4人以下で乗る場合や子どもが小学生以上の場合に利用が適しています。車両価格や維持費はルークスより安い傾向があり、コスパ良く乗りたい人におすすめです。
一方、ルークスは室内高が非常に高く、小さな子どもや高齢者がいてスライドドアが欲しい人、自転車など高さのある荷物を積みたい人などにおすすめです。