2代目フリードをベースに造られた「フリード+」(フリードプラス)。ここでは、その概要や人気の理由、中古車相場、狙い目モデルなどについて解説します。
中古車在庫情報
フリード+とは?
フリード+(プラス)とは、ホンダのコンパクトミニバン「フリード」をベースにした2列シート5人乗り仕様のモデルです。2016年~2024年に販売されていました。
最大の特徴は、3列目の廃止で実現した圧倒的な積載力と荷室の超低床フロアです。また、ユーティリティボードで荷室から2列目をフルフラットにでき、車中泊でも大活躍します。
荷物を多く積みたいファミリーやアウトドア志向のユーザーに人気です。
フリード+の基本情報/スペック
以下に、フリード+の基本情報/スペックをまとめました。
- 販売期間:2016年9月~2024年6月
- 乗車定員:5人
- 全体寸法:全長4,265-4,295mm×全幅1,695mm×全高1,710-1,735mm
- 室内寸法:長2,310mm×幅1,455mm×高1,275mm
- エンジン:1.5L直列4気筒DOHC(ハイブリッドは+モーター)
- 燃費性能:15.6~20.9km/L(最終モデル、WLTCモード)
フリード+は、初代フリードで設定されていた「フリードスパイク」の後継モデルですが、荷室開口部地上高335mmの超低床フロアを採用し、使い勝手をさらに高めています。
また、フリード+には、ガソリン車/ハイブリッド車の選択肢があります。
フリードやとクロスターとの違いは?
フリード+とフリード、クロスターの違いを簡潔に説明すると、以下の通りです。
| フリード+ | フリード | クロスター | |
|---|---|---|---|
| 乗車定員 | 5人乗り | 6~7人乗り | (5~7人乗り) |
| 荷室 | 広い | フリード+より狭い | (どちらもあり) |
| フルフラット | なる | ならない | (どちらもあり) |
| デザイン | 標準 | SUV風 | |
| おすすめ | 車中泊やアウトドアでの利用 | 6人以上での利用 | アクティブな外観を求める場合 ※フリード+もフリードも選べる |
フリード+とフリードの違い
| フリード+ | フリード | |
|---|---|---|
| 乗車定員 | 5人 | 6~7人 |
| 荷室開口部地上高 | 335mm | 480mm |
| 荷室開口部の縦幅 | 1,255m | 1,110mm |
フリード+とフリードは、乗車定員と荷室構造が異なります。
冒頭からご紹介しているように、フリード+は5人乗りで、2列目シートの後ろには広大な荷室空間が広がっています。
積載量の正確な数値は公開されていませんが、フリード(6~7人乗り)よりも荷室開口部地上高が145mm低く、ユーティリティーボードで荷室空間を上下に分けているので、3列目の有無以上に積載量の差があると考えられます。
フリード+とクロスターの違い
フリードやフリード+とクロスターの違いはデザインです。
クロスターはフリードシリーズのSUV風モデルで、2代目(2016年~2024年)ではフリード/フリード+の双方で選択できます。
外装ではグリルやバンパー、アルミホイール、内装ではシートなどがクロスター専用の装備となっています。以下の記事で、詳しい違いを画像付きで解説しています。
【関連記事】ホンダ フリードとフリードクロスターの違いや評判は?
3代目ではクロスターに5人乗りを設定
フリードは2024年6月にフルモデルチェンジ。フリード+自体はなくなり、現在は「エアー」「クロスター」という2つのモデルを展開しています。
エアーはプレーンなデザインで、乗車定員は6~7人乗りです。一方、クロスターは2代目と同様にSUV風テイストを取り入れており、こちらは5~6人乗りです。
5人乗りモデルはフリード+と同じように広い荷室空間を確保し、ユーティリティボードの使用で荷室から2列目をフルフラットにできます。
【関連記事】フリードは何人乗り?定員の違いとおすすめの選択肢
フリード+はなぜ人気?
フリード+は中古車市場で人気があり、リセールバリューも高い傾向があります。その理由としては、主に以下の4つが挙げられます。
- ①車中泊に便利
- ②積載量が大きい
- ③スライドドア搭載で利便性が高い
- ④SUV風のクロスターも選べる
理由①車中泊に便利
フリード+は荷室開口部地上高が低く、荷物を楽に、多く積むことができます。また、荷室を2段に分けるユーティリティボードが標準装備されています。
ユーティリティボードを設置し、2列目をしっかり倒した場合(おやすみモード)、車内には奥行約185cm、横幅約113cmの広いフルフラット空間が完成します。荷物もユーティリティボードの下段に置けます。
なお、3代目フリードのクロスター(5人乗り)では、ユーティリティボードはアクセサリーとして別途購入が必要です。
理由②積載量が大きい
フリード+は荷室開口部地上高を低くする「超低床フロア」により、積載性を高めています。具体的な積載量は公式発表がないものの、フリードのサイズ感で同等以上の積載能力を有する乗用車は少ないでしょう。
理由③スライドドア搭載で利便性が高い
フリード+はファミリーカーとしても優秀です。スライドドア搭載でドア開閉時に隣の車にぶつける心配がなく、低床フロアで開口部も広いので、乗り降りしやすいです。
5人乗りのスライドドア搭載車には、スズキ「ソリオ」やトヨタ「ルーミー」などハイトワゴンの選択肢もありますが、フリードのほうが全長が長く、後席の乗員もゆとりを持てます。
理由④SUV風のクロスターも選べる
フリードシリーズは、2019年10月にSUV風モデルのクロスターを投入しています。フリード+は積載性の高さや車中泊への適性からアウトドア愛好家に人気の選択肢であり、SUV風のクロスターはより相性がよいモデルといえます。
フリード+がおすすめな人は?
車の特徴を踏まえると、フリード+は以下のような人におすすめです。
- 低予算で車中泊用の車を買いたい
- 荷物を多く積める車が欲しい
- 自転車など重いものを積みたい
- 大型犬がいて、後ろに乗せたい
- ダイレクトな変速感を味わいたい(ハイブリッド車)
フリード+は車中泊やアウトドアに適しており、超低床フロアという点で自転車などの重い荷物にも対応しやすいです。
また、フリード+のハイブリッド車にはi-DCDというMT車の構造をベースにしたシステムが採用されているため、MT車のような操舵感を求める人にもおすすめです。
フリード+の中古車相場と狙い目モデルは?
フリード+の中古車相場は、3代目フリードの登場によって徐々に安定化しつつあります。一方で、フリード+の流通量はやや少なく、全体的に中古車価格は安くない傾向です。
購入する場合は、予算と安全装備の充実度をベースに年式・グレードを検討しましょう。
フリード+の中古車相場
2026年2月時点のフリード+の中古車相場は、おおむね以下の通りです(2026年2月調べ)。
| 年式 | ガソリン車 | ハイブリッド車 |
|---|---|---|
| 2018年式 | 約115万円~155万円 | 約135万円~175万円 |
| 2020年式 | 約150万円~200万円 | 約175万円~230万円 |
| 2023年式 | 約205万円~245万円 | 約235万円~285万円 |
なお、フリード+の新車時価格はガソリン車で約240万円~290万円、ハイブリッド車で約270万円~310万円です。
フリード+の改良履歴
フリード+の一部改良やマイナーチェンジのおおまかな履歴は、以下の通りです。
- 2016年9月:フリード+発売
- 2019年10月:マイナーチェンジで全車ホンダセンシング搭載、内外装刷新。クロスター発売
- 2022年6月:一部改良で快適装備の充実化および新色追加
- 2024年6月:販売終了
フリード+の狙い目モデル
フリード+の中古車は、「何を重視するか」で狙い目モデルが変わります。
《コスト重視の場合》
コスト重視であれば、前期モデル(2019年10月以前)がおすすめです。2017年式あたりでは支払総額100万円前後の車も見られます。ただし、前期モデルはi-DCDのトラブルがやや多く、ホンダセンシング非搭載車もあります。
特におすすめなのは、G系グレードのホンダセンシング搭載車です。
《コストと安全性のバランス重視の場合》
安全性も考慮するなら、2019年10月以降で新しすぎないモデルがおすすめです。内外装が刷新され、全車標準装備となったホンダセンシングには後退時誤発進抑制機能も追加されています。年式が新しすぎると価格があまり下がっていないので、200万円前後の2020年式をおすすめします。
予算次第では現行クロスターも視野に
2023年以降のフリード+は、まだ中古車相場が200万円~300万円程度と高めです。
現行モデルの3代目クロスターは新車時価格が約290万円~(2026年2月時点)ですが、予防安全装備や室内空間の広さ、乗り心地の快適さを考えると、フリード+との実力差は小さくありません。
予算に余裕がある場合は、1~2年落ちの3代目クロスターもおすすめです。
まずは中古車の在庫をチェック
フリード+や3代目の5人乗りクロスターは、入荷しても早く売れる傾向があります。気になる車両があれば、早めに店舗に相談しましょう。
ガリバーでは、インターネット上で在庫をご覧いただけるのはもちろん、ご希望の予算や条件に合った車を無料でお探しする提案サービスも用意しています。