クロストレック VS フォレスターを比較!サイズはフォレスターが広いがどちらがおすすめ?

クロストレック VS フォレスターを比較!サイズはフォレスターが広いがどちらがおすすめ?

スバル クロストレックは、クラストップレベルの予防安全装置を誇る人気車だ。一方、フォレスターも魅力的な車である。中古フォレスターは、年式や走行距離次第ではクロストレックの新車価格で購入が可能だ。今回は、クロストレックと中古フォレスターの燃費、価格、走行性能や安全装備面を徹底比較した。

※フォレスターの画像は、2021年8月大幅改良以前のモデル

新車クロストレックの価格で、1クラス上の中古車フォレスターが手に入る!

クロストレックは、狭い道が多い日本でも扱いやすく、クラストップレベルの優れた予防安全装備で高い人気を誇るコンパクトSUVだ。

フォレスターは、クロストレックの1クラス上のSUVであり、歴史のあるSUVのなかでスバルを代表するモデルだ。

クロストレックは新型車ということもあり、納期はやや長めだ。しかし、中古車フォレスターは、すぐに乗ることが可能である。また、年式や走行距離次第では、クロストレックの新車価格でフォレスターの高年式モデルを手に入れることができる。同じ予算で1クラス上のSUVに乗ることができるのは魅力的だ。

そこで、新車クロストレックと中古車フォレスター、どちらがよいか徹底比較する。クルマ選びに失敗・後悔しないための参考にしてほしい。

スバル クロストレックの特徴

クロストレックの全景

※上図:クロストレックの全景

2023年春にスバル クロストレックが発売された。車名はクロストレックだが、国内ではXVと呼ばれていた。今回のフルモデルチェンジから車名を、北米などで使われているクロストレックに統一した。クロストレックは、2010年に登場した初代インプレッサXVから通算4世代目となった。

クロストレックのプラットフォーム(車台)は、先代XVと基本的に同じSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)をベースとした改良版が使われている。搭載されたエンジンは、e-BOXERを採用している。2.0L水平対向エンジンに小さなモーターを組み合わせたハイブリッドシステムだ。改良版とはいえ、プラットフォームやエンジンは先代と同じだ。

一方、予防安全性能は、クラストップレベルを誇るモデルとなった。予防安全装備である「アイサイト」は、広角単眼カメラが追加され、性能は大幅に進化している。

先代XVでは、4WDのみの設定だったが、クロストレックでは新しくFF(前輪駆動)を設定した。より多くの顧客に対応する仕様となっている。

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スバル フォレスターの特徴

フォレスターの全景

※上図:フォレスターの全景

2018年7月にSK系5代目スバル フォレスターがデビューした。フォレスターは、1997年に登場したため、スバル車の中で最も歴史のあるモデルとなっている。初代、2代目フォレスターのボディは、ワゴンタイプをベースとしていた。3代目から全高を高くし、現在のような正統派SUVデザインとなった。SK系フォレスター最大の特徴は、最新プラットフォームであるSGP「SUBARU GLOBAL PLATFORM」が採用されたことだ。SGP採用により、運動性能が飛躍的に向上した。

デビュー時に搭載されたエンジンは、ハイブリッド「e-BOXER」の設定だった。2.5Lと2.0Lエンジンに小さなモーターを組み合わせている。2020年には、1.8Lターボを追加し、2.5Lエンジンが姿を消している。最新モデルでは、2.0Lのe-BOXERと1.8Lターボの2タイプが設定されている。

2021年の改良では、歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備パッケージ「アイサイト」がバージョンアップした。さらに、2022年には最上級グレードでスポーティさを際立てた「STI Sport」を新たに投入した。

SK系フォレスターは、スポーティな走行性能と優れた乗り心地を両立している。また、運転もしやすく使い勝手もよい。燃費性能を除けば、非常に完成度の高いSUVといえる。

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両車ハイブリッドモデルもあるが、物足りない燃費性能

1.燃費比較

クロストレックの評価は 3.0

フォレスターの評価は 3.0

 

スバル クロストレックの燃費は以下の通りだ(WLTCモード以下同)。

 

FF

4WD

2.0L e-BOXER

16.4km/L

15.8km/L

スバル フォレスターの燃費は以下の通りだ。

 

4WD

2.0L e-BOXER

14.0km/L

1.8Lターボ

13.6km/L

2.5L

13.2km/L(デビュー時)

フォレスターとクロストレックの燃費値を比べると、クロストレックが優れていることが分かる。クロストレックは、ボディサイズが小さく軽量なことや、改良型のe-BOXERを搭載しているため、若干燃費を向上させている。そのため、燃費値はフォレスターより優れている。

燃費値という点で選ぶなら、クロストレックということになる。しかし、e-BOXER同士の燃費差は、1.8km/Lと微妙な数値だ。後席や荷室の広さなど、フォレスターの優位点を含め、1.8km/Lという燃費差をどう判断するかがポイントだ。

クロストレックとフォレスターの燃費差は微妙だが、他メーカーのハイブリッド車と比べると大差がつく結果となった。クロストレックのライバル車となるトヨタ カローラクロスハイブリッドの燃費は24.2km/L(E-Four)だ。フォレスターのライバル車であるトヨタRAV4ハイブリッドの燃費は20.6km/L(E-Four)である。燃費性能を重視するとスバル車は選びにくい結果となった。

予防安全装備を除けば買い得感のある中古車フォレスター

2.価格比較

クロストレックの評価は 3.0

フォレスターの評価は 3.5

 

スバル クロストレックの価格帯は以下の通りだ。

 

価格

ツーリング(FF)

2,662,000円

リミテッド(4WD)

3,289,000円

スバル フォレスター新車価格は以下の通りだ。

 

価格

ツーリング(4WD)

3,069,000円

STI Sport(4WD)

3,740,000円

スバル フォレスターの中古車相場は以下の通りだ。*2023年8月調べ

年式

価格

2020年式

約260~300万円

クロストレックとフォレスターの新車価格差は、約40~45万円だ。クロストレックの新車価格は、やや高めな印象のため、1クラス上のフォレスターが安価に感じる。フォレスターの中古車相場は、2020年式で約260~300万円だ。クロストレックの新車価格より少し安価になっている。

クロストレックの売れ筋グレードであるリミテッド(4WD)の価格は約329万円だ。一方、当時のフォレスター最上級グレード、アドバンス(当時の新車価格約316万円)が程度のよい車両でも約290万円となっている。新車のクロストレックと比べ、買い得感がある。

中古フォレスターであれば、予算も大幅に抑えながら1クラス上のモデルに乗ることが可能だ。しかし、予防安全装備「アイサイト」の性能は、クロストレックがフォレスターを大幅に勝る。この部分をどう判断するかがポイントだ。中古フォレスターのお勧めは、アドバンスグレードに下記のオプションが装備されている車両だ。

  • アイサイトセイフティプラス
  • サンルーフ
  • 本革シート

この年式は、大幅改良前のモデルのため、2.5Lのガソリン車も用意されている。燃費はやや悪くなるものの、力強さという点では、2.5L車もお勧めだ。また、X-BREAKもお勧めだ。アウトドア感をより強くした内外装や撥水カーゴフロアボードなど利便性の高い装備を持っている。

両車、値引きは厳しいが・・・

3.購入時の値引き術

クロストレックの評価は 3.0

フォレスターの評価は  3.0

 

スバル クロストレックは、2023年春に発売が開始されたばかりの新型車だ。そのため、約1年は大幅な値引きを引き出すことは難しい。しかし、何もしなければ、本当に値引きゼロベースになってしまう。値引きを引き出すなら、ライバル車と競合させることが重要だ。

クロストレックのライバル車は、トヨタ カローラクロスやマツダCX-30などが該当する。とくに、カローラクロスは、ハイブリッド車で競合させると効果的だ。クロストレックの弱点である燃費をカローラクロスと比較して、値引きを引き出したい。ただし、大幅な値引きは期待できない。そのため、ある程度の値引きを引き出したら、用品サービスなどに切り替えるとよい。

中古車の場合は、大幅な値引きはあまり期待できない。そのため、中古車でも、競合させることが重要だ。競合させる車両は、近隣の店舗で似たような中古車を探すことをお勧めする。競合させると、即決を促すような営業トークを受けるケースがある。こうした話に耳を傾けることはない。むしろ、顧客を焦らせ、即決させるような営業トークをするお店での購入は、見送った方がよいくらいだ。

新車・中古車ともに重要なのが、下取り車の売却先だ。提案された下取り価格が、最も高価とは限らない。そのため、損をしたくないのであれば、複数の買取り店で査定してもらうことをお勧めする。そのなかで、最も高価な価格を提案した買取り店に売却しよう。

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スポーティなクロストレック、重厚感のあるフォレスター

4.デザイン比較

クロストレックの評価は 4.0

フォレスターの評価は  4.0

クロストレックの全景

※上図:クロストレックの全景

クロストレックのフロントフェイス

※上図:クロストレックのフロントフェイス

クロストレックのリヤエンド

※上図:クロストレックのリヤエンド

クロストレックの外観デザインは、全体的にスポーティな印象が強い。エッジの効いたキャラクターラインや彫の深い顔などが特徴だ。デザインコンセプトは「頼もしくありながら、身軽で躍動的なエクステリア」である。SUVらしい重厚感というより、軽快感のあるデザインといえる。

フォレスターの全景

※上図:フォレスターの全景

フォレスターのリヤエンド

※上図:フォレスターのリヤエンド

軽快感のあるクロストレックに対して、フォレスターは正統派SUVらしい重厚感のあるデザインだ。フォレスターは、スバル車共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC x SOLID”に基づき、SUVらしい存在感、力強さ、機能性を表現している。SUVらしいたくましさや躍動感、豊かな荷室空間や機能性の高さを、モダンキュービックフォルムでアピールしている。さらに、全体的にゴツゴツとした硬い塊のようなシルエットでたくましさを感じさせる。

フォレスターのフロントフェイス

※上図:フォレスターのフロントフェイス

2021年8月に行われた大幅改良モデルからは、アレイ式アダプティブドライビングビームや新デザインのフロントバンパーやグリルなどを採用した。先進感や精悍さが増し、よりスタイリッシュになった。

広さと使い勝手はフォレスター。ディスプレイはクロストレック

5.室内空間と使い勝手

クロストレックの評価は 3.5

フォレスターの評価は  4.0

 

スバル クロストレック、フォレスターのボディサイズ、ホイールベース、室内スペース、荷室容量は以下の通りだ。

 

全長×全幅

×全高

ホイールベース

室内長×室内幅

×室内高

荷室容量

クロストレック

4,480mm×1,800mm

×1,575mm

2,670mm

1,930mm×1,505mm

×1,200mm

315L

フォレスター

4,640mm×1,815mm

×1,715mm

2,670mm

2,130mm×1,545mm

×1,275mm

509L

フォレスターの運転席

※上図:フォレスターの運転席

フォレスターの後席

※上図:フォレスターの後席

クロストレックとフォレスターのホイールベースのサイズは、同じだ。しかし、ボディサイズは、フォレスターが1クラス上になる。そのため、室内スペース・荷室容量は大きな差となる。室内空間という視点では、当然のことながらフォレスターの圧勝だ。より多くの荷物を積んで快適に移動するならば、やはりフォレスターがよい。

クロストレックの運転席

※上図:クロストレックの運転席

クロストレックの後席

※上図:クロストレックの後席

クロストレックには、パワーリヤゲートの設定はないが、フォレスターではアドバンス、X-BREAKに標準装備している。ただし、その他のグレードはオプション設定となっている。

最小回転半径は、両車ともに5.4mだ。フォレスターの車格では、扱いやすさを感じるものの、クロストレックの車格では、やや大きめだ。

フォレスターの荷室

※上図:フォレスターの荷室

クロストレックの荷室

※上図:クロストレックの荷室

クロストレックが優れているのは、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイが装備されていることだ。リミテッドに標準装備、ツーリングにオプションとなる。縦型の大型ディスプレイのため、ナビを使用時には進行方向の地図がより広く表示される。また、情報が多く機能も多彩で使いやすい。一方、フォレスターのナビは、オプション設定だ。一世代前のナビといった印象で、少し古さを感じさせる。

クラストップレベルの予防安全装備をもつクロストレック

6.安全装備&運転支援機能の比較

クロストレックの評価は 4.5

フォレスターの評価は  3.5

クロストレックのインパネデザイン

※上図:クロストレックのインパネデザイン

クロストレックのメーター

※上図:クロストレックのメーター

クロストレックとフォレスターの予防安全装備パッケージは、ともに「アイサイト」だ。しかし、機能は大きく異なる。

フォレスターのアイサイトは、ステレオカメラがメインだ。一方、クロストレックに搭載された最新世代のアイサイトは、ステレオカメラに広角カメラが加わり3眼カメラとなっている。広角カメラがプラスされたことで、より広い範囲を監視することが可能となった。その結果、交差点内右折時の対向車両やバイク、右左折時の対向歩行者や自転車も検知し、右左折時の歩行者巻き込みにも対応する。さらに、衝突回避もしくは衝突被害軽減も可能だ。交差点内は、事故が多い場所だけに、衝突リスクを軽減する機能である。

フォレスターのインパネデザイン

※上図:フォレスターのインパネデザイン

フォレスターのメーター

※上図:フォレスターのメーター

フォレスターのアイサイトは、2021年8月の大幅改良前後で機能が異なる。大幅改良後は、ステレオカメラが広角化されるなど機能が向上した。大幅改良前では不可能だった交差点内での右折時対向車両、右左折時の対向歩行者の検知が可能となった。検知対象は、クロストレックのアイサイトレベルでは無いものの、高いレベルの予防安全性能を誇る。

予防安全装備は、設計の新しいクロストレックが、完全に一歩リードしている状態だ。フォレスターは、大幅改良後モデルなら、現在でも業界平均レベルを維持している。

卓越した悪路走破性と、優れた乗り心地が魅力

7.走行性能の比較

クロストレックの評価は 4.0

フォレスターの評価は  4.0

 

スバル クロストレックの最高出力と最大トルクは以下の通りだ。

 

最高出力

最大トルク

2.0L e-BOXER

145ps(13.6ps)

188Nm(65Nm)

スバル フォレスターの最高出力と最大トルクは以下の通りだ。

 

最高出力

最大トルク

2.0L e-BOXER

145ps(13.6ps)

188Nm(65Nm)

1.8Lターボ

177ps

300Nm

2.5Lガソリン(大幅改良前モデル)

184ps

239Nm

力強く街中で乗りやすいフォレスターの1.8Lターボ

クロストレックのエンジンルーム

※上図:クロストレックのエンジンルーム

クロストレックとフォレスターは、制御は若干異なるが共通の2.0L e-BOXERを搭載している。パワーユニットは、1モーター式のシンプルなハイブリッドシステムを使っている。モーターの出力が小さいため、モーターのみで走行するのは限定的なシーンでないと難しい。また、モーターは、エンジンのアシストのような役割となっている。そのため、燃費値はガソリンエンジンより若干よいという程度だ。

両車、e-BOXER、145ps&188Nmという同じスペックだが、車重が異なるため、運転の印象が違う。車重が重いフォレスターは、急な登り坂や高速道路の合流などで少し非力な印象がある。一方、クロストレックは、フォレスターより車重が軽いため軽快感があり、気持ちよい加速感を味わえる。

フォレスターのエンジンルーム

※上図:フォレスターのエンジンルーム

e-BOXERは、燃費や走りなどではメリットをあまり感じさせないパワーユニットだ。しかし、一般的なガソリンエンジンと比べると、モーターアシストが少し効いているため、アクセルを踏んだ瞬間のレスポンスが優れている。これが、e-BOXERの美点だ。

フォレスターの1.8Lターボエンジンは、1,600回転で300Nmという大トルクを発生させる。燃費を重視したダウンサイジングターボエンジンのため、力強く走りやすい。しかし、高回転域は苦手な領域のため、勢いのある加速感は期待できない。

乗り心地に貢献するクロストレックの新開発シート

クロストレック、フォレスターともに、乗り心地はよい。両車、やや硬めの乗り味なのだが、サスペンションがよく動くため快適だ。とくにフォレスターは、クロストレックに比べ後席の乗り心地がより快適に感じる。

クロストレックのシートは、新開発のシートを採用している。腰の仙骨部分をしっかりと固定してくれる。カーブで車体が傾いたときや大きな凸凹を通過したときなど、ドライバーの頭があまり揺れないように設計されている。その結果、乗り心地がより快適に感じるのだ。

ハンドリング面では、クロストレックの機敏さが光る。ステアリング操作に対して、クルマが機敏に反応する。過敏さはないためスポーツカー気分で走ることが可能だ。

キレのあるハンドリングのフォレスターSTI Sport

フォレスターのスポーツグレードであるSTI Sportの乗り心地もなかなか気持ちがよい。STIチューニングの日立Astemo製SFRDフロントダンパーを採用されたことで、フロントタイヤの接地感が増したからだ。そのため、よりキレのあるハンドリングが楽しめる。

両車ともに注意したいのがタイヤだ。クロストレックは、全車オールシーズンタイヤを採用している。一方、フォレスター最新モデルは、1.8Lターボ車が全車、e-BOXER車はX-BREAKがオールシーズンタイヤを標準装備している。オールシーズンタイヤは、軽い雪道も走ることができる便利なタイヤだ。しかし、オンロードでは、もう少しグリップがあるとよいと感じ、深い雪道やアイスバーンでは滑りやすいと感じる。そのため、降雪地域で使う場合は、スタッドレスタイヤへ履き替えることを推奨したい。

共通の4WDシステム

クロストレックとフォレスターには、アクティブトルクスプリット4WDと呼ばれるシステムが採用されている。前後重量配分60:40をベースとして、走行状況によりトルク配分をコントロールする安定性重視の定評のあるシステムだ。

両車、アクティブトルクスプリット4WDに、スバル独自の4WD制御X-MODEが加わる。悪路の場合、X-MODEと路面状況を選択し、アクセルとブレーキをコントロールすることで、より安心できる制御システムだ。

また、悪路走破性能に直結するのが最低地上高だ。クロストレックの最低地上高は、200mmだ。SUVの中では高い方だが、フォレスターは220mmを確保している。どちらも悪路を苦にしない本格的なSUVといえる。

【関連記事】新型クロストレックとXV新旧比較!フルモデルチェンジによる違いを解説

高値を維持したクロストレック、トップレベルのリセールバリューを誇るフォレスター

8.リセールバリュー比較

クロストレックの評価は 4.0

フォレスターの評価は  4.0

 

クロストレックは、新型車のためリセールバリューは今のところ不明だ。おそらく、先代GT系XVと同等程度となる可能性が高い。先代GT系XVの中古車価格は、2020年式で約210~250万円で、新車価格は220~293万円だった。そのため、リセールバリューは新車価格の85~95%と、かなり高値を維持している。しかし、クロストレックには、先代GT系XVにはなかったFF(前輪駆動)モデルが設定されている。スバル車は、4WDの人気が高い傾向にある。そのため、FF車は4WD車に比べると、やや安価傾向になる可能性もある。

クロストレックのオプション装備は、エントリーグレードのツーリングに多く設定されている。最上級グレードのリミテッドでは、こうした装備がほぼ標準装備されている。ツーリングでプラス査定と予想できる装備は、下記の通りだ。

  • 6インチセンターインフォメーションディスプレイ
  • 本革シート
  • サンルーフ
  • アイサイトセイフティプラス
  • コネクティッドサービス

リミテッドでプラス査定と予想できる装備は、本革シートとサンルーフになるだろう。

 

フォレスターの2020年式中古車相場は、約260~300万円で、当時のフォレスター新車価格は、約297~316万円だった。そのため、リセールバリューは、新車価格の88~95%とクロストレックと同等レベルを維持している。SUVは、人気カテゴリーのため、高いリセールバリューを維持しているモデルが多いのだ。その中でもフォレスターは、トップレベルの高いリセールバリューを誇る。

フォレスターは、グレードによって装備がプラスされていく設定のため、個別のオプションは少ない。より高いリセールバリューが予想できるのは、最上級グレードで1.8Lターボエンジンを搭載し、最もスポーティな仕様となっているSTI Sportだ。2.0L e-BOXER搭載車では、最上級グレードのアドバンスの人気が高い。両グレードともに、オプション設定は少ないが、アイサイトセイフティプラス、アドバンスではサンルーフが装備されていればプラス査定となるだろう。

フォレスターの買取相場をチェックする>

クロストレックの買取相場をチェックする>

広さや使い勝手ならフォレスター。最新テクノロジーならクロストレック

9.まとめ・総合評価

クロストレック、フォレスターともに、スバル車らしいスポーティで運転が楽しく、優れた予防安全性能をもつクルマに仕上がっている。燃費性能を除けば、それぞれのクラスでトップレベルの実力を誇るモデルだ。

選択のポイントは、クロストレックの新車価格が高めという点だろう。2020年式のフォレスターであれば、クロストレックより安価に、そして広い空間が手に入る。大幅なマイナーチェンジ後のモデルもクロストレックの新車価格と同等のレベルで手に入れることが可能だ。限られた予算の中で、なるべく大きなSUVが欲しいならば、フォレスターの高年式中古車がお勧めだ。

しかし、最新のテクノロジーという点では、設計が新しいクロストレックということになる。予防安全装備である「アイサイト」の機能は、フォレスターに比べ、クロストレックが大幅に上回り、ナビなどを含むコネクティッド系も優れているからだ。

フォレスター(2020年式以降~)の中古車情報をチェックする>

 

クロストレック

フォレスター

総合得点(40点満点)

29.0

29.0

1.燃費

3.0

3.0

2.価格

3.0

3.5

3.購入時の値引きしやすさ

3.0

3.0

4.デザイン

4.0

4.0

5.室内空間と使い勝手

3.5

4.0

6.安全装備

4.5

3.5

7.走行性能

4.0

4.0

8.リセールバリュー

4.0

4.0

スバル クロストレック新車価格

 グレード

FF

AWD

クロストレックTouring

2,662,000円

2,882,000円

クロストレックLimited

3,069,000円

3,289,000円

スバル クロストレック燃費、ボディサイズなどスペック

代表グレード

クロストレック リミテッド(4WD)

ボディサイズ[mm]

4,480mm×1,800mm×1,575mm

ホイールベース[mm]

2,670mm

最低地上高[mm]

200mm

車両重量[kg]

1,560kg

エンジン型式

FB20

エンジンタイプ

水平対向4気筒 DOHC16バルブ

総排気量

1,995cc

最高出力[ps(kw)/rpm]

107ps(145kw)/6,000rpm

最大トルク[N・m(kgm)/rpm]

188N・m(19.2kgm)/4,000rpm

モーター型式

MA1

モーター最高出力[kW(ps)/rpm]

10kW(13.6ps)

モーター最大トルク[N・m(kgm)/rpm]

65N・m(6.6kgm)

燃費(WLTCモード km/L)

15.8km/L

電力用主電池

リチウムイオン電池

駆動方式

4輪駆動(4WD)

トランスミッション

CVT

サスペンション

前:ストラット

後:ダブルウィッシュボーン

タイヤ前後

225/55R18

オールシーズンタイヤ

最小回転半径[m]

5.4m

スバル フォレスター新車価格

グレード

価格

ツーリング

3,069,000円

X-ブレイク

3,300,000円

アドバンス

3,399,000円

スポーツ

3,465,000円

STIスポーツ

3,740,000円

スバル フォレスター燃費、ボディサイズなどスペック

代表グレード

アドバンス

ボディサイズ[mm]

4,640mm×1,815mm×1,715mm

ホイールベース[mm]

2,670mm

最低地上高[mm]

220mm

車両重量[kg]

1,640kg

エンジン型式

FB20

エンジンタイプ

水平対向4気筒 DOHC16バルブ

総排気量

1,995cc

最高出力[ps(kw)/rpm]

107ps(145kw)/6,000rpm

最大トルク[N・m(kgm)/rpm]

188N・m(19.2kgm)/4,000rpm

モーター型式

MA1

モーター最高出力[kW(ps)/rpm]

10kW(13.6ps)

モーター最大トルク[N・m(kgm)/rpm]

65N・m(6.6kgm)

燃費(WLTCモード km/L)

14.0km/L

電力用主電池

リチウムイオン電池

駆動方式

4輪駆動(4WD)

トランスミッション

CVT

サスペンション

前:ストラット

後:ダブルウィッシュボーン

タイヤ前後

225/55R18 サマータイヤ

最小回転半径[m]

5.4m

 

クロストレックのカタログ情報

現行モデル
令和4年9月(2022年9月)〜現在
新車時価格
266.2万円〜328.9万円

クロストレックの在庫が現在6件あります

以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。

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ライター紹介

クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員