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令和4年度のCEV補助金は10月中旬~下旬に終了見込み
今後の新車購入では現行の補助金を受け取れない可能性
納車待ちの人は改めて納車時期などの確認を
現在申請中の場合も補助金交付には1~2ヶ月かかる

ライター紹介

221616 編集部

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令和4年度のCEV補助金は10月中旬~下旬に終了見込み

経済産業省次世代自動車振興センターは、令和4年度のCEV補助金が10月中旬~下旬を目処に受付終了見込みであると発表しました。
発表があったのは2022年(令和4年)9月2日。補助金申請に関する問い合わせが多いことから、同センターは8月より定期的に予算残高と受付終了見込みの時期を発表しています。

この補助金は、電気自動車やプラグインハイブリッド車など環境性能に優れたCEV(クリーンエネルギー車)の購入、またこれらの充電を行うV2H充放電設備などの導入時に国から受け取れるもの。補助金の申請を行えば、電気自動車で最大92万円(軽電気自動車は最大55万円)、プラグインハイブリッド車で最大55万円が交付されます。

現在受け付けているのは、令和3年度補正予算(375億円)及び令和4年度当初予算(155億円)の計530億円分。元々は令和4年4月28日~令和5年3月1日を受付期間としていました。しかし軽電気自動車の日産「サクラ」、三菱「eKクロスEV」といった新型EVの好調な売れ行きが予算の消化スピードを速め、終了見込み時期が前倒しされています。

【9月2日発表時の予算残高と受付終了見込み】

  • 予算残高…約126億円
  • 受付終了見込み…10月中旬~下旬目処

上記の予算残高から、受付開始からわずか4か月余りで全予算の75%以上が消化されたということになります。

今後の新車購入では現行の補助金を受け取れない可能性

走行中のサクラ

これから電気自動車を購入するとなると、残念ながら現在受付中の補助金申請には間に合わない可能性が高いです。
なぜならCEV補助金の交付申請は、原則として「初度登録を終えたクルマ」が対象であり、電気自動車の契約から初度登録までは数ヶ月かかる見込みだからです。新車の場合、契約から初度登録や納車まで少なくとも1か月ほどかかるのが一般的でしょう。しかし、現在は半導体不足も影響して多くの車種で納期が遅れています。今から契約して10月末までに初年度登録を済ませるのは難しいでしょう。

参考までに一部車種の納車までの目安期間を紹介すると、例えば日産「サクラ」と三菱「eKクロスEV」は2~6ヶ月といわれています。プラグインハイブリッド車のトヨタ「プリウスPHV」や三菱「アウトランダーPHEV」は、それぞれメーカー公式ページで納期が不確定な状況であると発表されています。
納車時期の詳細は、各メーカーの販売店に問い合わせてみてください。

Q. 予算上限に達したらどうなる?

次世代自動車振興センターは、10月中旬~10月下旬に補助金の申請が予算上限に達した場合、それ以降に届いた申請は受け付けないと発表しています。

Q. 追加予算の予定はある?

今後、追加予算で新たな補助金制度が用意される可能性はありますが、現状では明らかになっておらず支給条件なども変わる可能性もあります。

CEV補助金の有無で、電気自動車などを購入する際の負担額は大きく異なります。そのため追加予算等の情報が出ない限りは、今後の新車購入はあまりおすすめしません。

CEV補助金を使って新車を購入しようと検討していた場合は、一時的に中古車に乗るのも一つの手段です。新車に比べて低予算で購入できるのはもちろん、ライフステージなどに合わせて「何年乗るか」も見越してクルマを選ぶことができます。
中古車市場でもまだ電気自動車などは価格が高いので、予算オーバーの場合はハイブリッド車を検討しても良いでしょう。

納車待ちの人は改めて納車時期などの確認を

昨年度のCEV補助金では、初度登録・納車のタイミングが悪く、補助金を受け取れなかったというケースがありました。そのため既に契約を結んで納車を待っている人は、改めて初度登録・納車の時期を販売店に確認しましょう。
また申請に間に合いそうにない場合は、契約書でキャンセルポリシーを確認したり、補助金を受け取れない場合のメーカー側の対応を問い合わせたりしても良いでしょう。

現在申請中の場合も補助金交付には1~2ヶ月かかる

既にCEV補助金の交付申請書を提出している場合、補助金はすぐに交付される訳ではありません。申請書の送付から申請内容の審査の完了までには1〜2ヶ月かかります。

審査を経て補助金の交付が決定すると、補助金の交付金額が示された決定通知書が送付されてきます。そして決定通知書の送付から約1週間後に補助金が振り込まれます。決定通知書の到着まで待ちましょう。

ここまでCEV補助金の受付期間について解説しましたが、現行の予算は10月中に消化されると予想されます。まだ購入の契約を結んでいない場合は、補助金を受け取れなくなる可能性が高いので購入タイミングの見直しなど再検討をおすすめします。

またディーラーに行く前には査定を受けて「今のクルマがいくらで売れるのか」を確認しておくと、ディーラーで提案された下取り価格が妥当かどうかの判断材料にできます。