- この記事の目次 CONTENTS
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- 数が少ない6人乗り車種
- 高い利便性がメリット
- デメリットもあるので注意
- Q&A 2列シート車に6人は乗れないの?
- 6人乗りコンパクトカーは2車種のみ
- ゆったり座れる「フリード」
- カラバリ豊富な「シエンタ」
- 2022年には両者ともモデルチェンジか
- 一回り大きいミニバン「ジェイド」
- 中古車なら更なる選択肢も
数が少ない6人乗り車種
クルマの定員は「軽自動車の4人」「2列シートの5人」「3列シートの7人または8人」というのが主流で、6人乗りというのはそれほど多くありません。特に「全長4,400mm級未満」と定義されることが多いコンパクトカーで3列シートを備えるクルマは少なく、6人乗りコンパクトカーは数えるほどです。
しかし最近、このコンパクトカーサイズの3列シート車が非常に人気なのです。それは以下のような、現代の家族にピッタリの特長があるからです。
高い利便性がメリット
・いざというときには6人まで乗れる
・祖父母宅に行っても1台で移動できる
・2列目シートはゆったりとした空間
・3列目を収納すれば大きな荷物スペース
・小回りが利き、運転しやすい
コンパクトカーの使いやすさを備えつつ、いざという時には6人まで乗れるというのが最大のメリットです。また3列目を使わなければ、そこが広々とした荷物スペースになり、アウトドアやレジャーにも使いやすいというのも大きな魅力です。
デメリットもあるので注意
・3列目シートの空間はかなり狭い
・3列目使用時の荷物スペースは最小限
6人乗りとはいえ、3列目シートに座る2人分の空間がかなり狭いのが最大のデメリットです。そのため3列目は「子ども用」「非常用」と割り切る必要があります。
Q&A 2列シート車に6人は乗れないの?
現在新車で販売されている2列シート車は、定員5人のクルマばかり。そのため大人であれば5人までしか乗ることができません。
しかし子どもについては、「大人1人は、12歳未満の子ども1.5人分」と法律で定められています。そのため「大人3人+12歳未満の子ども3人(=大人2人分に相当)」の計6人であれば、2列シート5人乗りの車に乗ることができます。
また後ほど紹介するように、既に販売終了したクルマの中には、2列シートで6人乗りのホンダ「エディックス」といったクルマもありました。
6人乗りコンパクトカーは2車種のみ
現在、全長が4,400mm程度というコンパクトカーの定義に当てはまる6人乗りは、トヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」の2台です。
ゆったり座れる「フリード」

・全長4,265mm×全幅1,695mm×全高1,710~1,735mm
・新車価格は約200万円~
3列シートを備えていながら、全長が4,265mmと通常のコンパクトカーと変わらないサイズを実現した一台がホンダのフリード。すっきりとした上品な顔立ちに、落ち着いた雰囲気のインテリアを備えています。

特に6人乗りの特長として注目したいのが、ゆったりと座れるキャプテンシート。一列目から3列目までの行き来がしやすいというメリットもあります。一方で、2列目を独立シートにしてしまうと、子どもが横になることができないというデメリットもあるので注意が必要です。
カラバリ豊富な「シエンタ」

・全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,675mm
・新車価格は約180万円~
街に溶け込む落ち着いたデザインのフリードに対して、存在感のある顔つきやフォルム、そして、ツートンカラーも選ぶことができる豊富なカラーバリエーションで、街中でも人目を惹くのがシエンタ。それだけに「見かけたことがある」と思う人が多い一台です。
こちらもコンパクトカーサイズながら、ミニバンの形状をしているために「ミニバン」としてくくられることも多い一台です。

6人乗りを選んだ時の2列目は、フリードとは違い、間を人が通れるような設計にはなっていません。ドリンクや荷物を自由に置けるという便利さがあり、またクッションなどを置けば子どもが横になることもできます。
ただし「2列目の席の間の収納は不要」という場合には、いざというときには2列目シートの真ん中にも人が座れる7人乗りを選んだ方が何かと柔軟に対応できるでしょう。
2022年には両者ともモデルチェンジか
シエンタは2015年、フリードは2016年にモデルチェンジをしているため、どちらもモデル末期。そのため2022年にも新型の発表・発売があるのではないかといわれています。
「やっぱり新型が良い」「最新の安全装備が欲しい」という人は、モデルチェンジを待っての購入が良いでしょう。
他方で、新型発売後は値引き交渉が難しくなります。特にフリードは、現行モデルでも先行車追従型のアダプティブクルーズコントロールが付いているなど一定以上の安全装備が付いているため「とにかく価格重視」という方は現行モデルのうちに購入することをお勧めします。
現行モデルなら未使用車という選択肢も
現行モデルであれば、シエンタ・フリードとも既に「登録済み未使用車」が流通しており、モデルチェンジ前後は更に増えることも予想されています。
新車登録を済ませているので「中古車」という扱いにはなりますが、新車よりも価格はリーズナブル、それでいて未使用なので状態の良さが魅力です。また2022年も新車の納車遅れが続いていますが、未使用車は既に在庫があるので納車までも早いです。
ガリバーでもシエンタやフリードの未使用車を取り扱っています。未使用車は人気で入荷してもすぐに売れてしまうことが多いので、気になる在庫があったら早めにお問い合わせください。
一回り大きいミニバン「ジェイド」

・全長4,660mm×全幅1,775mm×全高1,530~1,540mm
・新車価格は約240万円~
コンパクトサイズの6人乗りとして、もう一つご紹介したいクルマがホンダの「ジェイド」です。コンパクトミニバンという扱いになっていますが、全高も非常に低く、そのシルエットはどちらかというとステーションワゴンのような雰囲気です。
あまり知られていないモデルですが、優れた安全性能を備え、コスパも良好です。またインテリアも上品な質感を備えており、ゆったりとした気分になれるのも嬉しいポイント。「ちょっとくらい大きくても大丈夫」「ミニバンのようなフォルムは好きではない」という人にはおすすめの一台です。
中古車なら更なる選択肢も
展開されているモデルが少ない6人乗りコンパクトカーですが、並行輸入車や中古車に目を向けると、他では見ないような特徴を備えたクルマもあります。

その一台が、ホンダの「エディックス」というクルマ。上の画像のように、1列目が3人乗り、2列目も3人乗り個性的なシートアレンジです。既に新車での販売は終了していますが、中古では数十万円で購入することもできます。
あらゆるメーカーの、数多くのクルマを取り扱ってきたガリバーだからこそ、お客様ひとりひとりの条件や希望に合わせた一台をご案内しております。「6人乗りと7人乗りどっちが良いの?」「フリードとシエンタで迷ってるんだけど」といった相談も承っておりますので、お気軽にご利用ください。