「どうせなら他の人と違うクルマに乗りたい」「存在感があるクルマにしたい」-そんな人のために、街中で走っていると自然と目で追ってしまう、個性的なフォルムのクルマをご紹介します。

この記事の目次 CONTENTS
元祖個性的なクルマ「ビートル」
個性的なクルマの新定番「ミニ」
個性と利便性を兼ね備えた「カングー」

ライター紹介

221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。

元祖個性的なクルマ「ビートル」

円をモチーフにした愛くるしいデザインとフォルムで、すっかりお馴染みの存在になったフォルクスワーゲンのビートル。元祖「個性的なフォルムのクルマ」ともいえる、日本でも長く親しまれてきたモデルである。

その可愛らしいスタイルからは意外な走行性能を備えており、その走りは「羊の皮をかぶった狼」と表現されることもあるほど。リアにかけてルーフラインがぐっと下がるデザインなので、後部座席の頭上が狭い印象は否めない。それにも関わらず長く愛され続けているのは、利便性には代えられない魅力がビートルにあるからだろう。

2019年で日本販売終了が決定

日本でも長く愛されてきたビートルだが、なんと2019年をもって日本では販売が終了されることが発表された。「新車のビートルを買いたい」と迷っている人は、これがラストチャンスになるかもしれない。2018年は様々なキャンペーンや限定モデルも用意されているというので、ぜひチェックしてみてほしい。

中古車については、新車販売後もしばらくは流通し続けるだろう。しかし日本で販売が終了すると、中古車在庫も少しずつ減ってくることが予想される。在庫が減ると、色や装備、年式や走行距離など自分の条件に合う車両が見つかりにくくなるので、「中古車だから大丈夫だろう」とゆったり構えず、好みの車両がないかまずは探してみてほしい。

個性的なクルマの新定番「ミニ」

フォルクスワーゲンのビートルが元祖「個性的なフォルムのクルマ」だとすれば、その新定番はミニだといって間違いないだろう。昔のミニを引き継いだデザイン、バリエーション豊富なカラーやオプションパーツ、こだわりのインテリアでその存在感は抜群だ。

それでいて、走りにも妥協がない。さすがはBMWグループの一員といって良いだろう。キビキビとした走りと軽快な操作感は、ゴーカートフィーリングとも呼ばれる。それだけに乗り心地はやや硬いものの、運転していて楽しくなること間違いない一台だ。

豊富なラインナップからピッタリのモデルを

2017年には輸入車販売台数で1位を獲得するなど、すっかり市民権を得たミニ。しかし一口にミニと言っても、実は様々なモデルが用意されている。定番のミニ3ドアやミニ5ドアに加え、個性的なドアを備えたステーションワゴンのミニクラブマン、SUV版のミニであるミニクロスオーバー、さらにはコンバーチブルなどもラインナップされている。

また既に販売終了となってしまったが、以前は2シーターのクーペやロードスターも展開されていた。同じオープンスタイルのクルマでも、コンバーチブルは4人乗りで、走行中も開閉できるソフトトップを装備。それに対してロードスターは手動でしか開閉できないソフトトップ、かなり硬めのドライブフィールなど古き良きオープンカーのスタイルを踏襲しているといっていいだろう。ミニクーペとロードスターは新車では販売終了になっているが、中古車ではまだ入手可能だ。

個性と利便性を兼ね備えた「カングー」

変わったフォルムのクルマを紹介する上で欠かせないのが、ルノーのカングー。 背が高い割に全長は短く、それでいてハイト系の軽自動車などと比べると突き出したボンネットという、何とも変わった形をしている。それでいて小洒落た雰囲気があるのは、さすがはルノーというべきだろうか。

しかし、カングーもただ単に個性的な形をしただけのクルマではない。このフォルムにも、きちんとした意味があるのだ。高さがあるため、車内は広々。人が乗り降りしやすいスライドドア、荷物を載せやすい観音開きのバックドアなど、利便性もしっかり考えられている。

ペットや趣味の道具を載せる人におすすめ

カングー一番の魅力は、その広いラゲージスペース。しっかりとしたスペースが確保されているため、家族4人が座っても、まだキャンプの道具などが載せられる。ラゲージスペースを2段に分けることもできるため、整理整頓もしやすい。

大きなペットを乗せて出掛けたい。釣りやウィンタースポーツなど趣味の道具を載せたい。そんな場合は、後部座席を倒すことで、更なるスペースが出現する。大型犬のケージも載せられる広さ、高さを備えており、しかもラゲージスペースの床もフラット。そのため荷物スペースでケージが揺れたり、荷物同士が当たってガタガタというといった心配もない。