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BMWの主力モデルである3シリーズ
よりスポーティに進化したエクステリア
最新のダウンサイジングターボにも注目
さらに進化したハンドリング
先進の充実した安全装備
6代目3シリーズの価格グレード情報

BMWの主力モデルである3シリーズ

BMW3シリーズは、BMWの主力小型乗用車としてセダン、ステーションワゴン、5ドアファストバックという3種類のボディタイプをラインナップ。小型と言ってもDセグメントに分類され、日本においてはトヨタマークXやレクサスIS、マツダアテンザなどと同じミドルクラスサルーンだ。

先代に比べて大きくなったボディサイズ

6代目となるF30型3シリーズセダン。2005年から7年間販売されてきた先代(E90型)と比較すると、本国ドイツでは全長で93mm、ホイールベースは50mmストレッチさている。しかし日本仕様では専用パーツを使用することで1,800mmという全幅はキープ。

わざわざ日本向けに全幅を抑えた理由は、いまだに1,800mmまでしか駐車できない日本の駐車場に対応するため。全幅の変更は無くとも前後のトレッドはフロントで20mm、リヤが45mm拡大されたのに加え、ホイールベースが延長されたことにより、居住性と直進安定性が向上している。

よりスポーティに進化したエクステリア

車にあまり詳しくない人が見てもBMWと判別することができるキドニーグリル。先代は少々大人し目な顔つきだったが、6代目ではワイド化、ヘッドライトとも繋がるデザインで、よりワイド&ローのスポーティな印象に。

リヤ周りでは、BMW伝統のL型コンビネーションランプを、先代よりも薄型にし、リフレクター(反射材)をバンパー下部に設けることで、ワイド感を演出。さらに、トレッドが拡大されたことによりどっしりとした安定感のあるフォルムになっている。

シンプルでドライバーファーストのインテリア

シンプルで機能的なインテリアは、いかにもBMWらしい仕上がりで、直線を基調とするデザインでのなかに各操作スイッチが並ぶ。センターコンソールは運転席側に約7°傾けてあり、操作性に優れたレイアウトであると同時に、適度にタイト感のあるコックピットとなり、3シリーズがスポーツセダンであることを再認識させてくれる。

センターに独立した形で設置された8.8インチの液晶モニターは、インパネに埋め込まれたデザインの先代と比べて視認性が向上。視線を大きく動かさずとも、ナビ画面や前車接近警告など、あらゆる情報を得ることが可能になっている。

このように、BMW3シリーズセダンのコックピットは、常にドライバーを中心としたデザインがなされ、よりストレスの無い快適なドライブを提供してくれる。

最新のダウンサイジングターボにも注目

3シリーズセダンに用意されるパワーユニットは、1.5L直列3気筒と2.0L直列4気筒のダウンサイジングターボ、3.0L直列6気筒ターボ、2.0L直列4気筒ターボディーゼル。そして、2.0Lのダウンサイジングターボエンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリットと、大きく分ければ5種類のパワーユニットから選択することが可能。

中でも2.0L直列4気筒ダウンサイジングターボエンジンは、27.5kgmというトルクを1,350rpmから発揮し、ストップ&ゴーの多い日本の道では軽快にストレスなく走行することができる。4気筒であることで心配される回転フィールも、剛性の高いエンジンブロックや、徹底した排気音のチューニングにより、6気筒モデルと比べてもそん色ない仕上がりである。

ガソリンエンジンでも省燃費を実現

気になる燃費だが、ダウンサイジングされたことと、豊かなトルクのおかげで大幅に向上し、JC08燃費で15.4km/Lを達成。さらに排気量の小さい1.5Lエンジンでは、17.2km/L、ハイパワーモデルの3.0Lの6気筒エンジンは13.5km/Lとなっている。

プラグインハイブリッドやディーゼルエンジンの燃費が良いのはもちろんだが、気持ちよく走れるからと、アクセルを多めに踏みさせしなければ、ガソリンエンジンであっても十分優秀な数値と言えるだろう。

さらに進化したハンドリング

BMW3シリーズセダンの魅力は、セダンでありながらスポーツカー顔負けのシャープなハンドリングなのは言うまでもない。BMWのハンドリングがこれほどまでに優れているのは、50:50と言われる理想的な前後の重量配分と他メーカーには見られないリヤセクションの造りにある。

シャープと一口に言ってしまうと、軽快であるのと引き換えに、ナーバスになり過ぎてしまう恐れもあるが、3シリーズセダンのハンドリングには、そういった危うさは一切感じることはない。

また、先代に採用されていた舵角か変化するアクティブステアリングのような電子制御を廃止。まさに原点回帰、しっかりとした足腰に支えられた、BMWらしい適度に粘りの効いたハンドリングと言っても良いだろう。

静粛性に優れた高剛性ボディ

足回りのチューニングもさることながら、ホワイトボディで40Kg軽量化されたボディのおかげで乗り心地が向上。ただ軽くしただけではなく、剛性アップに効果の高いBピラーには超高力鋼板を使用、さらに各部足回りの取り付け部の剛性を高められたことが、大きな効果を発揮している。

延長されたホイールベースと拡大されたトレッドで得られる安定感、そして、余計な振動をドライバーに伝えない高剛性ボディのおかげで、ストレスの無いドライビングが可能なのである。

先進の充実した安全装備

現代の車において必要不可欠な性能と言えば安全性だが、3シリーズセダンにもあらゆる安全装備が充実。単眼カメラとミリ波レーダー使い、車線逸脱警告や前車接近警告はもちろん、衝突が避けられないとシステムが判断した場合には、歩行者に対しても作動する衝突軽減ブレーキも備える。

これらのシステムを備わることで、高速道路などでは先行車との車間距離を一定に保ちながら走行でき、さらに渋滞時などでは停車までサポートするACC(アダプティブクルーズコントロール)といった快適装備にも活かされている。

使う人のことを考えた装備

両手が荷物でふさがっているような場合でも、リヤバンパー下で足を動かすことでトランクを開けることができる「トランクリッドスマートオープン機能」や、40:20:40で倒せる後席のバックレストなど、快適に使用できる工夫が多くみられる。

6代目3シリーズの価格グレード情報

・318i 419万円から
・320i 530万円から
・320d 548万円から
・347i 828万円から 

6代目である現行の3シリーズセダンは、発売されてからすでに5年近くが経過し、中古車市場には数多く出回るようになってきた。つまり現行型を3~4年落ちの価格で購入することができるということ。先代と比較してエンジン、走り、居住性、安全性と全方位において進化した現行型を選びたいところだ。

もちろん後悔しないためには、新車と中古車で見積もりを取り、じっくりと見比べることも忘れてはいけない。