いまならコレを狙え! ボディタイプ別新車オススメランキング SUV ランキング ベスト3

車の乗り換えや購入を検討している方で、車種選びにお悩み中の方へ。
コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、この春おすすめのSUVを聞きました。

  • RANKING BEST 1三菱 アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    外部からの電力を使用し充電して、EVで走るPHVが三菱アウトランダーPHEV。電力が無くなるとエンジンが発電し、発電した電気で基本EV走行する。アウトランダーPHEVは、前後に大出力モーターを装備したツインモーター4WDを採用。世界中でもユニークな機能を採用し、高い先進性をアピールしているSUVだ。2016年にマイナーチェンジし、迫力あるデザインとなり、基本性能もより向上した。

  • RANKING BEST 2スバル フォレスター

    スバル フォレスター

    2015年11月に大幅改良が行われた。スバルのウリでもある自動ブレーキ関連の安全装備「アイサイト」がバージョン3となり、性能がより向上した。また、静粛性や乗り心地性能なども向上され走りの質もアップ。さらに、自然吸気エンジンも改良が加えられ、燃費も向上するなど総合力を高めた。デザイン変更され、より力強いスタイリングとなった。

  • RANKING BEST 3日産 エクストレイルハイブリッド

    日産 エクストレイルハイブリッド

    今後、日産の主力パワーユニットになる可能性が高いFF用横置きハイブリッドシステムを初搭載したモデルがエクストレイルハイブリッド。日産が得意とする1モーター2クラッチ式のハイブリッドシステムを採用。力強さをアピールするハイブリッドシステムだ。また、全車に歩行者検知式自動ブレーキ「エマージェンシーブレーキ」を標準装備するなど、高い安全装備を誇る。

オススメランキングの3台を比較

燃費・経済性
  • アウトランダーPHEV

    アウトランダーPHEVは、満充電時にEV走行できる距離が60.8㎞で、ハイブリッドモードに移行したときの燃費は20.2㎞/Lとなっている。電動化技術により車重が1.8トン超のSUVがコンパクトカー並みの燃費を誇る。外部から充電を受けて走るPHVなので、短距離での使用はほぼEV走行となり、ガソリンを使うことがないので非常に経済的。ガソリンスタンドに行く頻度も少なくなるため、時間も節約できる。輸入車のPHVは、ハイオク仕様なのに対して、アウトランダーPHEVはレギュラー仕様なので燃料費も安い。

  • フォレスター

    ハイブリッドシステムもディーゼルエンジンも無く、ガソリン車のみとなっていて、パワーユニット関連では、優れた部分は無い。マイナーチェンジでは、自然吸気エンジンの燃費を若干向上させ、16.0㎞/Lとしている。ターボ車は、このクラスではトップレベルの280psを誇るターボエンジンがある。しかし、ハイオク仕様と燃料費は高くなり、燃費も13.2㎞/Lとなる。レヴォーグ用のレギュラー仕様1.6Lターボエンジンの搭載が期待される。

  • エクストレイルハイブリッド

    エクストレイルハイブリッドの燃費は、20.6㎞/L(FF)となっていて、特別優れた燃費値ではない。このハイブリッドシステムは、どちらかというとパワー重視系。2.0Lガソリンでは、力強さに物足りないと感じている人が、パワーと低燃費を同時に手に入れることができるモデルだ。微妙なアクセル操作ができるドライバーなら、上手くEV走行をさせることで実燃費の向上も期待できる。

装備・使い勝手
  • アウトランダーPHEV

    走行性能関連の先進性では群を抜くアウトランダーPHEVだが、先進安全性能面では歩行者検知式自動ブレーキが用意されていないなど、やや物足りないものがある。ただし、車線逸脱警報や踏み間違い防止アシストなど、一定レベルの安全装備は用意されている。また、大容量のリチウムイオン電池を搭載していることから、AC100V 1,500Wのコンセントがあり、外部へ給電できる能力がある。ガソリンで発電すれば、災害時などでは一般家庭約10日分の電力を供給できる。こうした給電能力は、キャンプなどアウトドアレジャーに家電用品が使えるようになり、アイデア次第で色々な楽しみ方ができる。

  • フォレスター

    フォレスターは、大幅改良により最新の自動ブレーキ関連の安全装備アイサイトver.3が6MT車を除き全車に標準装備されている。より高い速度域や広域を検知できるようになったことで、安全性能が向上している。歩行者検知式自動ブレーキなので、歩行者との衝突事故軽減にも役立つ機能だ。また、フォレスターは全車4WD。X-MODEと呼ばれる走破性を高めるモードが用意され、高い悪路走破性をもっている。最低地上高も220㎜あり、このクラスではトップレベルだ。

  • エクストレイルハイブリッド

    運転が苦手な人にでもスムースに運転ができる機能が盛り込まれているのがエクストレイルハイブリッドだ。凸凹道でもフラットな乗り心地にするためのアクティブライドコントロールや、カーブを上手く減速させスムースに曲がるアシストをするアクティブエンジンブレーキなど、世界初の制御が用意されている。こうした技術により、比較的大柄なクルマながら、運転しやすいのが特徴。使い勝手面では、ハイブリッド車用のバッテリーを荷室付近に搭載しているため、ハイブリッド車の荷室はガソリン車に比べるとやや狭い。

走行性能
  • アウトランダーPHEV

    前後の高出力モーターを使ったユニークなツインモーター4WDが採用されている。さらに、三菱の4WD技術を結集したS-AWCにより4輪をコントロール。悪路や雪道で高い走破性を誇る。この制御は基本的に安定傾向で、路面状況が悪い場所でも安心してクルマを走らせることが可能となっている。また、マイナーチェンジにボディ剛性を強化。さらに、サスペンションの最適化により、ユッタリとした乗り心地性能をもつ。静粛性も高められたこともあり、ラグジュアリー志向のSUVといえる。

  • フォレスター

    2.0Lのガソリン車は、標準的なパワーでそれほど力強さは感じない。逆に2.0Lターボ車は280psを誇り、優れた4WDのトラクション性能の相まってSUVとは思えないほどパワフルな走りを披露する。大幅改良では、シャシー性能が向上されサスペンションも最適化されたことで、上質な乗り心地となった。また、ステアリングのギヤ比がクイックになったことで、改良されたサスペンションの効果もあり、SUVでありながらスポーティな走行フィーリングをもつ、走って楽しいクルマに仕上がっている。

  • エクストレイルハイブリッド

    1モーター2クラッチ式のハイブリッドは、ダイレクトにモーターの力強さを感じ取れ、2.0Lながらモーターのトルクが加わり2.5L車のような力強さを感じる。とくに、アクセルを踏んだ直後にモーターは最大トルクを発揮する特性で、アクセル操作に対して瞬時にクルマが前に押し出される感覚は、運転していて気持ちがいい。ハイブリッド化するために、ボディの補強がプラスされたことで、ボディ剛性が増し、静粛性や乗り心地など、ガソリン車に比べ1ランク上のレベルになっている。

デザイン
  • アウトランダーPHEV

    アウトランダーPHEV

    マイナーチェンジで三菱の新デザインコンセプトである「ダイナミックシールド」が採用されたことで、かなり迫力のあるフェイスとなった。こうした迫力重視系の顔は、世界的に人気。ガソリン車もこの顔になったことで、売れ行きが好調だという。全般的に高級感が出たことにより、オフローダーというより都会派ラクジュアリーSUVという印象が強くなった。

  • フォレスター

    フォレスター

    大幅改良により、ヘッドランプやフロントグリル、フロントバンパーなどがワイド感のあるデザインに変更された。ドッシリとした安定感が増したことで、SUVらしい力強さをより感じるようになった。全般的にフォレスターは、シティ派SUVというよりはオフローダー的なデザインとなっているのが特徴。LEDハイ&ロービームランプが採用されたこともあり、安全性だけでなく高級感もプラスされた。

  • エクストレイルハイブリッド

    エクストレイルハイブリッド

    SUVの中でも、都会的でスッキリとした印象が強いエクストレイルハイブリッドのデザイン。グリル中央にV字を入れたVモーショングリルを採用している。最近では、グリルの大きさによるインパクト重視の傾向が強いSUVにおいて、エクストレイルハイブリッドは独自路線を歩んでいる。シンプルな美しさが特徴のSUVだ。また、ヘッドライト下部入った個性的なシグネチャーLEDポジションランプもエクストレイルハイブリッドの特徴。夜間などで、ひと目でエクストレイルハイブリッドであることをアピールしているアイテムだ。

新車値引き交渉術

三菱アウトランダーPHEVは、クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金などが受け取れるため、新車値引きに関しては少々複雑なことになる。とはいえ、三菱の稼ぎ頭なので、滅多に来ない顧客を逃すわけにはいかないので補助金よりも大きな値引きが出ることもある。
ハリアーハイブリッドやレクサスRXなどを競合させて値引きを引き出したい。
フォレスターとエクストレイルハイブリッドは、どちらもライバル車同士。この中に、CX-5やハリアーやアウトランダーのガソリン車などを加えて競合させることがお勧め。どのモデルもデビューしてから時間が経過しているので、値引き幅も随分緩んできている。フォレスターはガソリン車しかないので、どのモデルでも良いが、エクストレイルハイブリッドはCX-5のクリーンディーゼル車と競合されるのが効果的だ。

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クルマ評論家 CORISM代表 大岡智彦 氏
クルマ評論家 CORISM代表
大岡智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

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