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小さくて軽く、誰でも買える価格帯、そして燃費がよいということを信念としてクルマを評論。大本命といわれている車種さえ外してでも自らの信念を貫き通す熱いハートをもつ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。 |
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学校の先生から自動車雑誌編集者経て、モータージャーナリストになったという異色の経歴を持つ。元教師ということもあり、分かりやすい評論に定評がある。さらに、クルマの細部まで見逃さない観察力はハンパではなく、徹底的に調べ上げてしまうほど。最新のクルマから、ヒストリックカーまで幅広い知識をもつ。 |
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歯に衣を着せぬ原稿で、なにかと話題の自動車評論家。歯切れの良い文章も分かりやすく、多くのファンをもつ。カートップやベストカーなど多数の自動車雑誌に寄稿するだけでなく、WRCなどのTV解説まで幅広い活動を行なっている。 |
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エンジン&ミッション
Engine & Transmission
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日産 スカイライン クロスオーバー
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レクサス RX
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松下 宏 |
3.7リッターという大排気量を活かして圧倒的な動力性能を発揮するとともに、電子制御7速ATも気持ちいい。パワフル過ぎて騒音や振動が大きめなのがわずかな難点か。
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RXの3.5リッターエンジンも十分にパワフルな実力を持ち、吹けの滑らかさなども上々のレベルにある。だがスカイラインとの比較になるとやや分が悪いのも仕方がない。
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片岡 英明 |
VVELを採用した3.7リッターのV6エンジンは全域で厚みのあるトルクを発生する。高回転域のパンチ力と加速の鋭さは天下一品。7速ATは滑らかだが、変速の鋭さは今一歩だ。
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3.5リッターのV6エンジンは上質なパワーフィールだ。滑らかな6速ATとの相性がいいから冴えた加速を見せつける。RX450hはモーターアシストにより異次元の加速フィールだ。
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国沢光宏 |
フェアレディZにも搭載されている日産ご自慢の3.7リッター、330psの可変バルブタイミングエンジンは、さすがにパワフル。燃費だっていい。7速ATも滑らかである。
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決して悪いエンジンじゃないものの、日産の3.7リッターと比べればやや見劣りしてしまう。ミッションは6速AT。といっても乗ってハッキリ差を感じるほどじゃありません。
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足回り
Suspension
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日産 スカイライン クロスオーバー
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レクサス RX
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松下 宏 |
スカイライン用FMプラットホームの採用で、SUVとは思えないスポーティな走りを実現する。それでいてガチガチの硬さではない。ただオールシーズンのタイヤが走りにはもうひとつ。
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標準仕様でもSUVらしからぬ快適な乗り心地を示すのはレクサス RXならではのもの。上級グレードには電子制御エアサスペンションが用意され、さらに快適な乗り味となる。
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片岡 英明 |
2WDは軽快なハンドリングと操る楽しさが際立っている。しかも乗り心地がいい。4WDもボディ剛性が高く、優れた安定性を見せるが、操舵に重さを感じ、乗り心地も今一歩だ。
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ハリアーから大きく進化し、狙い通りに走れるようになった。ハンドリングと乗り心地の妥協点は高い。が、悠々と走るクルーザー的で、操る楽しさ、軽快感は今一歩のレベルだ。
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国沢光宏 |
車名の通り「背の高いスカイライン」というイメージの走りを見せてくれる。ただ、コーナリング中に道路の継ぎ目などの凸凹を通過すると、やや興醒めするドタバタ感あり。
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あまり良質のショックアブソーバーを採用していないのだろう。良好な路面での乗り心地は悪くないが、荒れた路面では高級感はなく、普通の日本車になってしまう。
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デザイン
Design
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日産 スカイライン クロスオーバー
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レクサス RX
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松下 宏 |
クーペとSUVをクロスオーバーさせたエクステリアデザインは、スカイラインを連想させるような滑らかな面で構成されている。全体には、やや大味な印象を与える部分もある。
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SUVらしい力強さとスタイリッシュさを融合させたデザインはよくまとまっている。ただボディサイズが大きすぎるために必ずしもカッコよくは見えない感じになるのが残念。
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片岡 英明 |
スカイラインのイメージを上手に取り込み、フォルムも前衛的だ。クーペのように躍動感があり、インテリアもスポーツライク。ソフトパッドやシートなどにも新しさを感じさせる。
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プレミアム感を高めているが、好評を博したハリアーの流れを汲むデザインだ。こちらもクーペ的に見えるシルエットだが、新鮮味は今一歩。インテリアはかなり個性的なデザインだ。
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国沢光宏 |
アメリカ人の好みに合わせたデザインのため、一般的な日本人からすれば好き嫌いがわかれることだろう。個人的にはまったく魅力を感じない。レクサス RXも同じです。
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ハリアーにも言えることながら、RXはなぜか女性の人気極めて高い。とくにボディ後半の形状を評価する意見が多いから不思議。これまたアメリカ市場を強く意識している。
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パッケージング
Packaging
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日産 スカイライン クロスオーバー
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レクサス RX
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松下宏 |
ボディサイズが大きめである割には、室内空間の広さなどは平均レベル。後席に座ってもとくに狭いわけではなく、十分な広さといえるが、広さに余裕があるというほどではない。
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室内空間には十分な広さがあるが、ボディサイズがこれだけ大きければそれも当然のこと。とくにパッケージングが優れているわけではない。取りまわしなども日本向きではない。
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片岡英明 |
前後のオーバーハングを切り詰め、長いホイールベースのなかに快適なキャビンを構築している。ただし、上半身の空間はタイトな印象だ。後席も座りやすいが、広さは感じさせない。
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デザイン優先だが、ボディサイズが大きいため窮屈な感じではない。視界はいいし、後席も満足できるスペースと開放感を実現した。ラゲッジルームも不満のない広さを実現している。
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国沢光宏 |
後輪駆動車ベースということで、ボディサイズを考えるとリアシートは決して広くなく、居住性はよくない。意外かもしれないが車幅は1800mmで、RXより85mmも狭い。
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リアシートは納得できる居住性をもつ。車幅が1885mmもあるため、日本で使おうとするとボディの大きさを感じさせる場面は出てくると思う。とくに女性だと厳しい?
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プレミアム度
Premium
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日産 スカイライン クロスオーバー
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レクサス RX
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松下 宏 |
全体的な質感は高いレベルにあり、レクサス RXと比べてもほぼ互角と見ていい。走りが荒々しいというか、スポーティに過ぎる感じである点がわずかにマイナスではある。
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RXにはレクサスブランドらしいプレミアム性がある。その分だけ価格も高いのだから当然といえば当然だが、インテリアまわりの質感などにプレミアム性が表現されている。
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片岡 英明 |
海外ではインフィニティブランドの一員だから内外装の質感は高く、押しの強さと存在感も感じられる。日本ではスカイライン一族と位置づけられていることもあり、認知度は高い。
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わかりやすいプレミアム感が自慢だ。レクサスブランドのクロスオーバーSUVにふさわしい高い質感の持ち主で、ディスプレイや先進の安全装備などに見るべきところが多い。
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国沢 光宏 |
アメリカではレクサスのライバルである「インフィニティ」の扱いとなる。当然ながら、プレミムアム度もキッチリ追求している。実際、なかなかが高級感あります。
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ハリアー時代から比べて、完全にプレミアム度をワンランクを上げてきた。内装の仕上げだけでなく、SUVとして考えれば静粛性なども圧倒的。外観をもう少し頑張れば……。
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