気付けばもうすぐ「2010年」!

第22回[2001-2002]受賞車 ホンダ フィット

 2000年と聞くとついこの間のような気もするが、もういくつ寝ると2010年!なのだから、時が過ぎるのは早いものだ。日本カー・オブ・ザ・イヤー30周年記念展のご紹介、ラストは21世紀の10台をお届けする。
 新たな時代を代表するモデルは、やはりコンパクトカー・エコカーが多い。特にコンパクトカーの地位を高めた大ヒットモデル、初代「ホンダ フィット」や、ハイブリッドカーを一気に大衆へと広めた3代目「トヨタ プリウス」は、今後も歴史的名車として語られることになるだろう。そんな中、クルマ好きの視点としては、走りの楽しさを訴求する「スバル レガシィ」や「マツダ ロードスター」など、根強く支持され続けるエンスーなモデルがしっかり受賞しているところにも注目しておきたい。

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第21回[2000-2001]特別賞 受賞車 スバル インプレッサ

第21回[2000-2001]特別賞 受賞車 スバル インプレッサ

 この年の特別賞には「スバル インプレッサ」が受賞した。世界ラリー選手権で大活躍する世界戦略モデルで、そのスポーティイメージを強調したフロントマスクが印象的だ。ただしその顔はこのあと2度も整形されている点も記しておきたい・・・。なお大賞受賞車は、ホンダの「シビック/シビック フェリオ/ストリーム」。なかでもストリームはシビックのプラットフォームを流用したスポーティな5ナンバーミニバンで、新しいジャンルを確立。ライバルのトヨタ ウィッシュの登場のきっかけにもなった。インポートカー・オブ・ザ・イヤーは「メルセデス・ベンツ Cクラス」が選ばれている。

第22回[2001-2002]受賞車 ホンダ フィット

第22回[2001-2002]受賞車 ホンダ フィット

 センタータンクレイアウトによるスペース効率の高さや、コンパクトカーらしからぬ走りの良さが評価され、「ホンダ フィット」が大賞を受賞した。特別賞には初のハイブリッドミニバンである「トヨタ エスティマ ハイブリッド」が選ばれた。インポートカー・オブ・ザ・イヤーは、アルファロメオのホットハッチ「147」が獲得。
 なおホンダ フィットは、今回のCOTY(日本カー・オブ・ザ・イヤー)30周年を記念した特別投票により「Best 3rd Decade」賞も受賞している点も記しておきたい。

第23回[2002-2003]Most Fun賞 受賞車 日産 フェアレディZ

第23回[2002-2003]Most Fun賞 受賞車 日産 フェアレディZ

 一時期消滅していた老舗スポーツカーブランド「日産 フェアレディZ」が久々に登場。カルロス・ゴーン氏による日産復活の象徴として大いに注目を集めたが、わずかに及ばず新設された「Most Fun賞」に甘んじた。「ホンダ アコード/アコードワゴン」が大賞を受賞。「Best Value賞」は該当車なし、「Most Advanced Technology賞」はBMW 7シリーズが獲得。

第24回[2003-2004]受賞車 スバル レガシィ

第24回[2003-2004]受賞車 スバル レガシィ

 大本命の2代目「トヨタ プリウス」を抑え、「スバル レガシィ/アウトバック」がスバル車初の大賞受賞車に輝いた。「Most Fun賞」は久々に登場したロータリースポーツの「マツダ RX-8」が獲得。「Best Value賞」は「日産 ティアナ」、「Most Advanced Technology賞」は「ジャガー XJ」という顔ぶれとなった。

第25回[2004-2005]受賞車 ホンダ レジェンド

第25回[2004-2005]受賞車 ホンダ レジェンド

 前後輪だけでなく、後輪の左右の駆動力をも走行状態にあわせて制御するSH-AWDを採用した「ホンダ レジェンド」が大賞と「Most Advanced Technology賞」をダブル受賞した。「Most Fun賞」は「BMW 1シリーズ」、「Best Value賞」は、コンパクトカーながら上質さを追求した「マツダ ベリーサ」が獲得。復活したインポートカー・オブ・ザ・イヤーには「フォルクスワーゲン ゴルフ/ゴルフ トゥーラン」が選ばれている。

第26回[2005-2006]受賞車 マツダ ロードスター

第26回[2005-2006]受賞車 マツダ ロードスター

 ライトウエイトオープンスポーツである「マツダ ロードスター」の3代目モデルが大賞を獲得した。コンパクトハッチがもてはやされる時代に、あえてシンプルなスポーツマインドを訴求したこの1台が選ばれたことの意義は大きい。この年から国内導入されたレクサスブランドからは「レクサス GS」がノミネートされたが、惜しくも2位となってしまった。「Best Value賞」は該当車なし、「Most Fun」賞はスズキ スイフト、インポートカー・オブ・ザ・イヤーは「BMW 3シリーズ」が選ばれている。

第26回[2005-2006]「Most Fun」賞 スズキ スイフト

第26回[2005-2006]「Most Fun」賞 スズキ スイフト

第27回[2006-2007]受賞車 レクサス LS460

第27回[2006-2007]受賞車 レクサス LS460

 レクサスのフラッグシップモデルである「レクサス LS」が、圧倒的な支持を受けて大賞を獲得した。世界初の8速ATや最新の安全デバイスなどが評価のポイントだったようだ。インポートカー・オブ・ザ・イヤーには「メルセデス・ベンツ Sクラス」を抑えてフランス車「シトロエン C6」が選ばれている。

第28回[2007-2008]Best Value賞 ダイハツ ミラ

第28回[2007-2008]Best Value賞 ダイハツ ミラ

 初代モデルに引き続き、2代目「ホンダ フィット」が大賞を受賞した。「Best Value賞」は「ダイハツ ミラ」が選ばれるなど、環境を意識したクルマの評価が比較的高かったのが特徴。インポートカー・オブ・ザ・イヤーは「メルセデス・ベンツ Cクラス」、「Most Fun賞」には「三菱 ランサーエボリューションX」が輝いた。

第29回[2008-2009]受賞車 トヨタ iQ

第29回[2008-2009]受賞車 トヨタ iQ

 軽自動車よりも短い3mを切る全長ながら、4人乗りのパッケージングを実現した「トヨタ iQ」が、2位と倍以上の得票で大賞を獲得した。「Most Fun賞」にはスバル初のオリジナルミニバンである「エクシーガ」が、「Best Value」には「ホンダ フリード」が選ばれた。インポートカー・オブ・ザ・イヤーにはiQに続く2位に入賞した「シトロエン C5」が選出された。

第30回[2009-2010]受賞車 トヨタ プリウス

第30回[2009-2010]受賞車 トヨタ プリウス

 「トヨタ プリウス」と「ホンダ インサイト」のハイブリッドカー対決を制したのはプリウスだった。また「Most Advanced Technology賞」には電気自動車の「三菱 i-MiEV(アイ・ミーブ)」が入賞。さらにインポートカー・オブ・ザ・イヤーは、小排気量エンジン+過給器と高効率ミッションの組み合わせで低燃費を追求した「フォルクスワーゲン ゴルフ」が選ばれるなど、エコカーが大いに注目されたのが印象的だった。
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COTYが開催される第41回「東京モーターショー」の話題はコチラから!

【随時更新!】東京モーターショー 2009 総力特集!

【特集】  written by CORISM編集部 (2009.11.16)

クルマを愛する全ての人に向けた2年に1度の祭典、「東京モーターショー」が今年も千葉県千葉市の幕張メッセで開催される。期間は10月23日(一般公開日は10月24日)から11月4日までだ。出展はほぼ日本企業のみという異例の事態となった「東京モーターショー」だが、今回もCORISMでは総力をあげて特集する! >> 記事全文を読む


【東京モーターショー2009 速報】『日本カー・オブ・ザ・イヤー30周年記念展』歴代受賞車を一気に紹介![1980年代編]

【特集】  written by CORISM編集部 (2009.11.02)

今年で30周年を迎えた「日本カー・オブ・ザ・イヤー」。これを記念し、東京モーターショー会場で特別展示が行なわれている。初代イヤーカーの「マツダ ファミリア」をはじめ、その時代を代表する懐かしい30台が幕張で一堂に会したのだ。歴代の受賞車を年代別に詳しく紹介してゆこう。 >> 記事全文を読む


【速報! COTY 2009-2010】『第30回 日本カー・オブ・ザ・イヤー2009-2010』は「トヨタ プリウス」が受賞! 「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」にはフォルクスワーゲン ゴルフが決定!!

【特集】  written by CORISM編集部 (2009.10.21)

今年最も優れた車を選ぶ「第30回 2009-2010 日本カー・オブ・ザ・イヤー」に『トヨタ プリウス』が選出された。またインポート・カー・オブ・ザ・イヤーに『フォルクスワーゲン ゴルフ』、モーストファン賞に『日産 フェアレディZ』、アドバンストテクノロジー賞に『三菱 i-MiEV』、ベストバリュー賞に『スバル レガシィ シリーズ』、ベストサードディケード賞に『初代 ホンダ フィット』がそれぞれ受賞した。 >> 記事全文を読む


想像通り? それとも・・・、09-10日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー決定!!

【達人ISM】  written by 大岡 智彦 (2009.10.09)

09-10日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーが決定した。この10台の中から、10月22日東京モーターショー会場にて、日本カー・オブ・ザ・イヤー決定する!! >> 記事全文を読む


「日本カー・オブ・ザ・イヤー2009-2010」10ベストカーが決まる!

【ニュース】 (2009.10.06)

今年のNo.1カーを選出する日本カー・オブ・ザ・イヤーは10月6日、「日本カー・オブ・ザ・イヤー2009-2010」第一次ノミネート選考として10台のエントリーを選出した。 >> 記事全文を読む