マツダ ロードスター エクステリア

ギネスにも載ってる! 世界一売れているオープン2シーター

マツダ ロードスター フロントマスク

 12月9日、マツダはロードスターのマイナーチェンジを発表した。マツダ ロードスターはギネスブックにも「世界で一番売れている小型2人乗りオープンカー」として認定され続け、日本のみならず世界的に見ても文句なしの名車といってもいいだろう。ヨーロッパに行っても、じつに楽しげにドライブしている姿をよく見かける。
 2005年の登場から3年が経ち、初めてのマイナーモデルチェンジと相成った。世界展開するモデルだけに、小手先ではないのはさすがだ。まず、デザインだが、現行の3代目が登場したときには、丸みを帯びたマッチョ気味のスタイルが賛否両論だったのも記憶に新しいところ。実際、ライトウエイトな感じは受けなかったのは事実だ。安全性を確保するために仕方がないとのことではあったのだが、今回、フロント/リヤのバンパー、そしてサイドシルのデザインを一新している。とくにフロントはシャープな感じをうまく出しており、文句なしのイメージチェンジに成功。また同時に空力も改善させており、細かい数値ながらCd値は0.01改善したとのこと。リヤも同様にシャープなラインをうまく取り入れ、テールランプの張り出しを大きくすることで、空力特性の改善にも役立っている。

マツダ ロードスター フロント
マツダ ロードスター RHT フロント
マツダ ロードスター RHT リヤ
マツダ ロードスター フロントマスク
マツダ ロードスター サイドビュー
マツダ ロードスター リヤビュー

内外装のデザインをリファイン! メッキパーツも多用して質感も大幅にアップさせた

マツダ ロードスター RHT サイドビュー

 ラインナップとしては現行のロードスターはソフトトップに加えて、電動メタルトップを装備したRHT(パワーリトラクタブルハードトップ)も用意されているが、フロントグリルをメッキ縁取りのメッシュタイプ(ソフトトップはブラックのフィンタイプ)など、各部にメッキを取り入れるなど、プレミアム感を演出。実車を目にしてみても、ライトウエイトで気軽に楽しめるソフトトップとはまた違った、大人のオープンカーといった趣だ。購入時もまず、ソフトかハードかどちらにするかで迷ってみるのも楽しいのではないだろうか。
 外装同様、内装に関してもインパネ上のパネルをピアノブラックからダークシルバーに変更するなどの手が加えられ、質感の向上に力が入れられている。シートも絶妙な"渋さ"をもつハバナブラウンのレザーシートが新たに加わり、選択の幅は拡大。内外装、さまざまなバリエーションが用意されているのは初代から続くロードスターの伝統といってよく、今でも継承されているのはマツダの心意気を感じる部分だ。

マツダ ロードスター RHT サイドビュー
マツダ ロードスター インテリア
マツダ ロードスター レカロシート
マツダ ロードスター 本革シート
マツダ ロードスター ドアトリム
マツダ ロードスター ラゲッジ
マツダ ロードスター リヤ

レブリミットを変更してパワーを使い切る楽しさをプラスした

マツダ ロードスター メーター

 もちろん走行性能についてもキッチリと手が加えられ、着実な進化を遂げている。MT車のみとなるのだが、エンジン本体ではレブリミットを7000回転から7500回転へとアップ。出力ピーク自体も6700回転から7000回転へと引き上げられているのも大きなトピックスだ。併せてマニュアルミッションのシンクロにカーボンコーティングするなどして、フィーリングアップも実現している。今までは確かに頭打ち感があり、もう少し回ればいいのに……、と思うこともあっただけに、その不満を解消すべく磨きがかけられているのは歓迎すべき点。今回は試乗はできなかったものの、実際の走りがどこまで変わっているのか気になるところだ。

マツダ ロードスター 2リッター直4エンジン
マツダ ロードスター 6速MT
マツダ ロードスター 6速AT

 そして、今回のマイナーチェンジの大きなトピックスがエアクリーナーから続く吸気管につなげられたインダクションサウンドエンハンサーと呼ばれるパイプ。これは吸気時の脈動を増幅させて室内に導くモノで、騒音対策とスポーツカーらしいサウンドの両立させる画期的な装備だ。ちなみにこれが標準で付くのは6速MT車だけである。と言うと、残念に聞こえるかもしれないが、じつはAT車にも付けられるようになっているので、別途装着することが可能だ。効果に関しては、ありなしではまったく違うという説明を受けただけに、期待しつつエンジンをかけてふかしてみると確かに明らかに異なる。装着ありのほうが野太くて、体に響くような感じで、ないほうは軽い感じだ。あるほうを一度聞いてしまうと、モノ足りない気がしてくるので、ぜひとも付けたい装備というか、ないのを選ぶ場合は聞かないほうが身のためかもしれない。
 価格はソフトトップ仕様の「S」が233.0万円、「NR-A」が245.0万円、「RS」が260.0万円で、パワーリトラクタブルハードトップ(RHT)仕様の「S RHT」が268.0万円、「RS RHT」が286.0万円、「VS RHT」が295.0万円となっている。

マツダ ロードスター BBS製17インチホイール
マツダ ロードスター 17インチホイール
マツダ ロードスター 16インチホイール

( Photo:マツダ・森山 良雄/レポート:CORISM編集部 )

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マツダ ロードスター エクステリア

代表グレード
マツダ ロードスター S
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4020×1720×1245mm
車両重量[kg]
1120kg
総排気量[cc]
1998cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
170ps(125kw)/7000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
19.3kg-m(189N・m)/5000rpm
ミッション
6速MT
10・15モード燃焼[km/l]
13.0km/l
定員[人]
2人
税込価格[万円]
260.0万円
発売日
2008/12/9
レポート
CORISM編集部
写真
森山良雄/マツダ