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小さくて軽く、誰でも買える価格帯、そして燃費がよいということを信念としてクルマを評論。大本命といわれている車種さえ外してでも自らの信念を貫き通す熱いハートをもつ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。 |
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学校の先生から自動車雑誌編集者経て、モータージャーナリストになったという異色の経歴を持つ。元教師ということもあり、分かりやすい評論に定評がある。さらに、クルマの細部まで見逃さない観察力はハンパではなく、徹底的に調べ上げてしまうほど。最新のクルマから、ヒストリックカーまで幅広い知識をもつ。 |
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歯に衣を着せぬ原稿で、なにかと話題の自動車評論家。歯切れの良い文章も分かりやすく、多くのファンをもつ。カートップやベストカーなど多数の自動車雑誌に寄稿するだけでなく、WRCなどのTV解説まで幅広い活動を行なっている。 |
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走り(経済性やエコも含む)
Driving
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フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント
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アルファロメオ 159スポーツワゴン
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松下 宏 |
パワフルな直噴ターボはもちろん、トルクフルなツインチャージャーも含め、VWの最新のパワーソースはとてもデキがいい。動力性能だけでなく燃費や環境性能にも優れている。
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4気筒2.2リッター、6気筒3.2リッターとも直噴仕様で、それなりの動力性能だが、やや特徴に欠ける感じ。2.2リッターはVWの1.4TSIにパワーでは勝るもののトルクでは劣る。
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片岡 英明 |
ツインチャージャーは低回転から力強くトルクが盛り上がる。踏み込んだ最初だけタイムラグがあるが、その上のゾーンは気持ちいい。燃費がよく、クルマの動きも滑らかだ。
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刺激性は薄いが、2.2リッターエンジンは全域でトルクが太く、フレキシブルな走りを見せる。また、アルファならではの軽快な走りを身につけながら上質な乗り心地も手に入れた。
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国沢光宏 |
搭載されている1.4リッターのTSIエンジンは、絶対的な出力を確保しながら、燃費も追求したという新世代の環境エンジン。ハンドリングも含めて文句はありません。
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歴代アルファロメオのなかで一番信頼性の高いエンジンを搭載。ハンドリングも素晴らしい。ライバルがゴルフ ヴァリアントじゃなければ、もっと高い点数を付けられます。
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トランスミッション
Transmission
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フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント
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アルファロメオ 159スポーツワゴン
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松下 宏 |
DSGのよさは断然。2ペダルでスポーティなフィールを味わうことができるのがとくにいい。価格や重さなどに不満はあるが、ミッションそのものの性能は現状では世界一だ。
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2.2リッター用のセレスピードは変速時のトルクの抜けが出て、これが何とも不満。3.2リッター用はATがベースのシーケンシャルモード付き。こちらも変速フィールは平均レベルにとどまる。
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片岡 英明 |
自慢のDSGは最高レベルのつながり感だ。ダイレクトかつ滑らかにつながる。ただし、Dレンジで力強く加速したいとき、ちょっとレスポンスが鈍い。マニュアルモードは俊敏だ。
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6速に進化したセレスピードは洗練度が高まった。気持ちよくつながるが、低速域でちょっとギクシャクした感じになる。MTモードの変速操作は今までと逆になり、最初は戸惑う。
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国沢光宏 |
今や最先端のミッションといわれる6速DSGを採用する。マニュアルミッションならではの性能や燃費と、ATの楽チンさを驚くほど高いレベルで両立させている。
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ヨーロッパでは「ロボタイズド」と呼ばれている、通常の5速ミッションを自動で変速するタイプのATを採用している。普通の日本人には合わないんじゃなかろうか。
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パッケージング
Packaging
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フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント
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アルファロメオ 159スポーツワゴン
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松下 宏 |
ボディサイズがかなり大きくなったのは不満ながら、クラス最大級のラゲッジスペースをもつ。乗員の居住空間も大きく、ドイツ車らしい合理的なパッケージングのワゴンだ。
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156のスポーツワゴンがハッチバック車のラゲッジスペースしかもたなかったのに比べれば、159は格段にワゴンらしくなったが、それでもラゲッジスペースはまだまだ小さい。
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片岡 英明 |
キャビンは満足できる広さで、後席を含め、シートの座り心地は絶品。リラックスして長時間のドライブを楽しめる。ラゲッジルームは兄貴分のパサートに迫る広さと利便性を実現。
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ボディサイズのわりに広さは今一歩だ。が、イタ車ならではの洒落っ気と色気がある。ラゲッジルームの広さと使い勝手はゴルフに一歩譲るが、荷室形状がいいので荷物は積みやすい。
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国沢光宏 |
キッチリと実用に耐えるレベルのラゲッジスペースを確保している。というか、狭いゴルフのステーションワゴンなど作ったら、ユーザーから支持されないと思います。
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「とりあえずセダンより広いラゲッジスペースを確保しました」といった感じのパッケージング。引っ越しや荷物運びで使うというなら別ながら、まぁ普通の人なら十分か。
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プレミアム性
Premium
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フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント
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アルファロメオ 159スポーツワゴン
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松下宏 |
大衆車ブランドであったフォルクスワーゲンも最近は年々クォリティを高め、プレミアム化を進めている。ゴルフ ヴァリアントも内外装の仕様などに一定以上のプレミアム性が確保されている。
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モータースポーツ史上に長い歴史を刻んできたアルファロメオには、高いブランドバリューがあり、多くの人に支持されている。単なるプレミアム性とは異なる魅力がある。
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片岡英明 |
インテリアの質感は上級クラス並みに高く、ワゴンとしての機能も優れている。小型車を得意とするから道具としての使い勝手は一級だ。が、真面目すぎてプレミアム感や色気は希薄。
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ゴルフのほうがインテリアの質感は高く、手触りなどもいい。が、ずい所にラテンのクルマの香りが漂う。理詰めでない、大らかさと洒落っ気が魅力だ。色づかいなどの演出も上手。
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国沢光宏 |
いい意味でも悪い意味でも、ゴルフというのは初めて買う輸入車として最適だと思う。プレミアム感こそないけれど、輸入車としてキッチリ認識されている。信頼性も高い。
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アルファロメオはBMWやベンツのようなプレミアムブランドじゃないが、クルマ好きから強く支持されている。コストパフォーマンスを考えれば悪くないチョイスかと。
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お買い得感
Buyers
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フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント
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アルファロメオ 159スポーツワゴン
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松下 宏 |
1.4リッターエンジンのTSIには戦略的な価格を設定するなど、高いバリュー感を感じさせるのがゴルフ・ヴァリアント。ESPなど充実した安全装備も含めて魅力となる部分だ。
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ベースグレード同士の比較では160万円もの違いがあり、ゴルフ ヴァリアントに比べるとなんとも割高なクルマになってしまう。販売台数の少ないアルファでは止むを得ないが。
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片岡 英明 |
同じエンジンを積むパサートと比べると50万円近く安いプライスタグを付ける。TSIコンフォートラインは300万円を切る魅力的な価格設定だ。商品の確かさを考えると超買い得!
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4気筒エンジン搭載車でも450万円から、V6エンジン搭載車は600万円に迫る。アウディA4アバント並みの価格設定で、購入後のケアを含めた買い得感は今一歩といえるだろう。
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国沢 光宏 |
5ドアHBのゴルフより割安感がある。最近のVWの価格設定は戦略的だと思う。内容を考えれば安いです。リセールバリューも大いに期待していいんじゃなかろうか。
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ゴルフはヨーロッパだと「Cセグメント」。一方、159の場合は「Dセグメント」と、より車格的に一つ低くなる。それでも価格設定は159のほうが割高といった感じ。
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