今後もグローバルに順次投入

 日産自動車の台湾現地子会社である裕隆日産及び南アフリカ現地子会社である南アフリカ日産は、日産がグローバル市場向けに開発した新型車シリーズの第一弾モデル、「グランド リヴィナ(Grand Livina)」及び第二弾モデル、「リヴィナ(Livina)」をそれぞれ現地生産・販売開始すると発表した。
 裕隆日産は両モデルを10月20日に販売開始した。生産は裕隆汽車製造の三義工場で行なわれる。また、南アフリカ日産は11月に「グランド リヴィナ」を、2008年1月に「リヴィナ」をそれぞれ販売開始予定で、生産は南アフリカのロスリン工場で行なう。
 リヴィナシリーズは、日産が世界の多様なニーズに応えるために開発されたグローバルモデルで、同社の世界数拠点で生産される。中国では3列シートMPVである「グランド リヴィナ」(中国でのモデル名は「リヴィナ ジェニス(Livina Geniss)」)を、2006年11月に世界に先駆け販売開始し、コンパクトハッチバックである「リヴィナ」を本年4月に投入した。また、インドネシアでは「グランド リヴィナ」を本年4月に販売開始し、Mobil Motor Magazine社の主催するカー・オブ・ザ・イヤー ベストコンパクトMPV部門賞を受賞している。
 「グランド リヴィナ」は7人乗りMPVでMR18DE、HR16DE、HR15DEガソリンエンジンを搭載し、ミッションは、4速オートマチック、6速マニュアル、5速マニュアルを設定している。また、「リヴィナ」は5人乗りのコンパクトハッチバックで、HR16DE、HR15DEガソリンエンジンを搭載し、ミッションは、4速オートマチック、5速マニュアルを設定している。なお、上記ユニットの組み合わせは市場によって異なる。
 日産は、今後も同シリーズをグローバルに順次投入していく予定で、「グランド リヴィナ」を年内にマレーシア、2008年にフィリピンで生産・販売開始し、「リヴィナ」を2008年初頭にインドネシアで生産・販売開始する予定。