日産 エクストレイル インテリア
日産 エクストレイル インテリア

3ナンバーボディのおかげで横幅に余裕があり、広々としたインテリア。SUVならではの機能性も追求したデザインだ。

日産 エクストレイル シフトレバー

2リッターは通常のCVTだが、1.5リッターモデルは6速マニュアルモード付きとなる。20Xには6速MTの設定もある。

日産 エクストレイル フロントシート

防水タイプのシート表皮は全車に標準装備される。サポート性も良く、長距離ドライブやオフロード走行でも疲れにくい。

日産 エクストレイル リヤシート

日産 エクストレイル リヤシート

室内長は短くなったが、リヤシートのスペースには全く不満はない。ただ後席の3点式シートベルトがオプション設定なのには疑問を感じる。

日産 エクストレイル メーター

シンプルなメーターはとても見やすい。クロームのリングを配し、高級感の演出も忘れてはいない。

日産 エクストレイル ポップアップステアリング

従来モデルでも好評だったポップアップステアリングは、新型でも引き続き採用されている。

日産 エクストレイル ラゲッジ

日産 エクストレイル ラゲッジ

日産 エクストレイル ラゲッジ

ボディが大きくなったおかげで、ラゲッジスペースは拡大された。引き続きウォッシャブルタイプとなるのはもちろん、アンダーボックスなど使い勝手も向上している。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

ボディサイズの拡大で広々したインテリア

 ボディサイズがひと回り大きくなったが、全長の拡大分は主にラゲッジスペースの拡大に振り向けられ、カタログ上の室内長はむしろ短くなったが、室内幅が拡大するなど、室内空間は全体に広くなったイメージ。インテリア全体はエクストレイルらしい機能性にあふれたものとされている。ポップアップステアリングが採用されるのは今回のモデルも共通だ。
 今回のエクストレイルでは防水シートが全車に標準装備されている。3種類の防水素材を組み合わせた独特のシートだ。オプションでクロスシートを選択することもできる。防水加工はシートだけでなく、フロアや天井にも施されており、タフな使い方に耐える仕様とされている。
 後席の中央は背もたれを倒してアームレストとして使うことができるが、そのためもあってか中央席には2点式のシートベルトしか装備されない。オプションで3点式シートベルト&ヘッドレストを装着することも可能だが、SパックとしてSRSサイド&カーテンエアバッグなどとセットで選択する必要があるほか、ヘッドレストが布巻きになり、天井も防水加工ではなくなってしまう。何とも妙な設定だ。オプションなどにせず、最初から標準装備にすべきである。

ラゲッジスペースの使い勝手も向上した!

 特徴的なのはラゲッジスペースで、ボディの拡大によってスペースが大きく拡大されたのがまずひとつの特徴。容量は69リッターも拡大している。ダブルフォールディング機構によって後席を収納すれば、非常に大きなスペースを作ることができる。
 ウォッシャブルの仕様とされているのは今回も同じで、少々の汚れ物を積み込んでも後で簡単に洗い流すことができる。ラゲッジボードの下に、やはりウォッシャブルのアンダートレーが設けられたのが今回のモデルの特徴。このトレーは市販のピクニックテーブルが収納できるくらいの容量があり、3枚の仕切り板によって自在なアレンジも可能。使い勝手は高いレベルにある。
 ラゲッジボードへのプレートの設定や各種フックなどによって使いやすさへの工夫もいろいろと凝らされている。

代表グレード
20X(4WD/CVT)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4590×1785×1685mm
車両重量[kg]
1500kg
総排気量[cc]
1997cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
137ps(101kw)/5200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
20.4kg-m(200N・m)/4400rpm
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
13.6km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
237.3万円
発売日
2007/8/22
レポート
松下宏
写真
佐藤靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム