新ボディ構造を採用してバトンタッチ
個性的なデザインとスポーティな走りで人気を集めてきたアウディTTクーペが2代目モデルに進化した。基本コンセプトは従来のモデルと変わらないもので正常進化といえるフルモデルチェンジだが、いろいろな部分に新しい要素が盛り込まれている。
特徴的なのはボディ作りで、アウディが得意とするアルミスペースフレームとスチールを組み合わせたボディを採用した。これによってボディの大幅な軽量化が図られ、走りの軽快感の向上にもつながるものとなった。
初代イメージを継承しつつサイズアップ
ボディそのものはひと回りというか、ふた回りくらい大きくなっている。特に全幅の拡大が著しい。走行安定性を高めるためにワイドトレッドを採用したことなどにより、全幅が1840mmにまで拡大されている。これはさすがに日本では使いにくいシーンも多くなるサイズだ。
外観デザインは初代モデルのデザインに対して敬意を表してというか、初代モデルのイメージを継承しながら新しいデザインに仕上げている。ひと目でアウディTTと分かるデザインとすると同時に、特に全幅の拡大によってワイド&ローのイメージが強まったのが新しいTTクーぺの特徴である。
なお、今回の登場はTTクーペだけだが、追ってロードスターも登場する予定だ。