アウディ TTクーペ
アウディ TTクーペ シフトノブ

若干センター側に向けられたセンターコンソールが印象的。そしてその真中に配置されるシフトノブは存在感満点。6ATを操るシフトらしく高品質だ。

アウディ TTクーペ メーター

スピードメーター&タコメーターはチューブ状のくぼみの中に特徴的に配置され、先代モデル同様に黒い背景に赤色の指針を使用している。

アウディ TTクーペ フロントシート

オプションで2種類の革シートが選べるプレミアム性も売り。またロータリーライトスイッチ、ステアリングホイールスポーク、エアコンのロータリースイッチなどはアルミニウム仕上げが標準だ。

アウディ TTクーペ リヤシート

前席2名優先のパッケージングのため、リヤシートのスペースはエマージェンシー用程度。ただ実際に用意してくれているだけでも嬉しい。

アウディ TTクーペ トランク

クーペらしく上方向に大きく開くハッチはスポーティな遊び感覚にあふれる。そしてリヤシートをたたんで必要十分なラゲッジを確保できるというのもポイント。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

高品質に、大人になった印象のインテリア

 インテリア回りのデザインは格段に洗練された印象がある。従来のモデルは専用設計のパーツがたくさん採用されるなど、個性の際立つデザインとなっていたが、逆に遊び過ぎという印象を与えたり、必ずしも操作性が良くない面などもあった。これに対して新しいTTクーペの内装は、インテリアのクォリティの高さで急速に評価を高めたアウディらしいもの。センタークラスターを運転席側に向けてデザインしたドライバーオリエンテッドのデザインがタイトなコクピット空間を演出し、スポーティなイメージを強めている。
 
 運転席に座るときにすぐに気付くのがボトム部分が平らになったステアリングホイールだ。これはタイトなコクピットに乗り込むときに乗降性を損ねないように配慮したもの。軽量化のためにマグネシウム製のホイールが採用されている。

2人乗り前提の贅沢な空間を充実装備で

 乗車定員は4名で2+2のクーペだが、後席には子供が座るのも窮屈なくらいのシートしか用意されていない。大人が乗るには無理のある完全にエマージェンシー用のシートと考えるべきだ。
 
 スポーツシート、ドライバーインフォメーションシステム、電動パワーステアリング、HDDナビゲーション、バイキセノンヘッドランプ、ESP、サイドエアバッグなどが全車に標準で装備されている。

代表グレード
クーペ 2.0 TFSI
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4180×1840×1390mm
車両重量[kg]
1340kg
総排気量[cc]
1984cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
200ps(147kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
28.5kg・m(280N・m)/5000rpm
ミッション
6AT
定員[人]
4人
税込価格[万円]
440.0万円
発売日
2006/10
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム