日産と合併後も、プリンスの開発は続いた
すでに日産と合併したものの、旧プリンス自動車開発陣はプロトタイプの開発を続けていた。逆に資金が増え、余裕が出ただけに、さらなる進化を遂げている。
可変ウイングといったユニークなシステムを取り入れたR381からコンバートしたのがR382。禁止となった可変ウイングはなく、ダックテールとすることで空力面を改良するとともに、R381では間に合わなかったエンジンも日産製(もちろん旧プリンス自動車が開発)の6LのV12気筒を搭載していた。ちなみに正式なパワーは発表されていないが、600馬力以上とされている。レースでは1969年の第6回日本グランプリに登場し、トヨタ7やポルシェを抑えてデビューウインを1/2位独占で飾っているのだが、なんと3位以下を周回遅れだった。翌年にも1勝を上げているが、公害や交通事故などの増加といった社会背景もあり、レース活動を停止。それ以降、プリンス自動車の開発陣が手がけたプロトタイプはサーキットに姿を現わすことはなかった。
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日産記念庫探訪記part3 スカイライン前史[プリンス自動車とは?]
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国際記録樹立も狙ったR380、谷田部でトライ
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日本初のプロトタイプレーシングとして登場したR380。世界記録のために2回測定を行ない、2回目には7つの国際記録を樹立した >> 記事全文を読む |
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初代に設定されていたワゴン、それがスカイウエイ
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現存台数ごくわずか。初代スカイラインに用意されていたバンモデルが、スカイウエイ。セダン譲りの走行性能で、スポーツワゴンの風格すら漂う >> 記事全文を読む |
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1940年代にも存在した、たま製の電気自動車
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