ラリージャパン2006スバル エントラントを対象とした「久世隆一郎メモリアル・アワード」を設定

 スバルテクニカルインターナショナルは、9月1日〜3日に北海道・十勝管内で開催されるWRC第11戦「ラリージャパン2006」にスバルで出場するエントラントを対象にした「久世隆一郎メモリアル・アワード」を設定する。

 スバルのモータースポーツ活動統括会社であるSTI創設者として、ラリー・スポーツの発展に多大な功績を残した故・久世隆一郎氏は、スバルのワークスチームであるスバル ワールドラリーチーム(SWRT)の結成を実現すると共に、日本人ラリードライバーの育成にも尽力したという。

 また、日本国内でのWRC戦開催を強く望み、「スバルを世界一にする」という情熱を持ち続けていた久世氏。そして2005年3月9日に他界した久世氏の意思を受け、STIは2005年のラリージャパンにおいて遺族から受けた寄付をもとにこの賞を設定し、2006年よりこれを継続することを決めた。

 「久世隆一郎メモリアル・アワード」は、ラリージャパン2006に出場するプロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)および、PCWRC以外のグループN部門にSUBARU車でエントリーしているドライバーおよびコ・ドライバーが対象で、それぞれの部門の上位3クルーに授与されるという。賞は、久世の笑顔をモチーフにしたメタルプレートがデザインされたアクリル製の特製盾で、副賞として、当該チームにSTIグッズやパーツなどが贈呈されるとのこと。

 なお、授与式はラリージャパン2006の最終結果が発表される9月3日夕方に、サービスパークが置かれる北愛国広場(帯広市近郊)内のスバル ホスピタリティブースで開催される予定とのこと。