プロダクションカー世界ラリー選手権第5戦に、グループN仕様インプレッサ6台出場!

 9月1日〜3日に北海道・帯広市近郊で開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦「ラリージャパン2006」に併催のプロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)第5戦に、グループN仕様のスバル インプレッサが6台出場する。

プロダクションカー世界ラリー選手権第5戦に、グループN仕様インプレッサ6台出場!

 ラリージャパン2006に出場するスバル ドライバーは、レシェック・クサイ(ポーランド)、ヤリマティ・ラトバラ(フィンランド)、アキ・テイスコネン(フィンランド)、ナイジェル・ヒース(英国)、セルゲイ・ウスペンスキー(ロシア)、そして本年からPCWRCに出場している鎌田卓麻の計6名。三菱 ランサー・エボリューションでシリーズエントリーしている全日本ラリーチャンピオン奴田原文雄と同じく地元北海道出身の鎌田が、世界のトップドライバーといかに戦うか注目を集めている。

 PCWRCは、最小限の改造を施した量産車両にFIA規定で義務付けられた安全装備を装着した「グループN」車両によって競われるラリー・カテゴリーで、WRCと併催で本年は年間8戦がシリーズ化されている。

 量産車両そのものが持つ潜在性能が勝敗に大きく影響するため、基本性能の高い車両を出場ドライバーは選ぶことになるということで、スバルはシリーズ発足当初からこのカテゴリーの育成に力を入れ、2005年からはインプレッサWRXシリーズ中最も競技車両向けの設定となっている「WRX STI spec C」をこのカテゴリーに投入している。昨年はこの車両で新井敏弘がシリーズ優勝し、日本人初の四輪ワールドチャンピオンを獲得している。2003年、2004年、2005年と同シリーズのチャンピオンになったドライバーが駆ったインプレッサは、本年シリーズエントリーしている17名中8名が選んでいるという。

 本年のシリーズは、1月のモンテカルロラリーを皮切りに、これまでメキシコ、アルゼンチン、アクロポリスと既に4戦が終了している。選手権ランキングでは、クレー射撃競技のカタール代表選手でもあるナッサー・サレ・アルアティヤー(インプレッサ)がアルゼンチンとアクロポリスで優勝しリードしている。そして、新井敏弘は、メキシコでの優勝が1回、5位1回、8位1回と、トップに19ポイント差の3位につけている。第4戦のアクロポリスラリーからPCWRC戦への本格参戦を果たした鎌田卓麻は、同ラリーを12位で完走しているものの、初ポイント獲得はラリージャパンまで持ち越しとなった。

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