カントクも激闘?!東南アジア選手権(SEAラリー)

    (ブルーのインプレッサ)少しボケちゃってますけどアキのコースアウト寸前走り

最大の敵は蚊?!

 ドライバーをやってると、あっと言う間に時間は過ぎてしまう。しかぁし! カントクってヒマである。ラリーカーがサービスから出て行くと2時間くらい待つだけ。どうしようかと考えていたら、幸いSS(全開区間)まで近い。よし! アキの走りでも見に行こう! 三菱トライトン4WDの試乗車を借りていることもあり、ジャングルの中を抜け、2つ目のSSへ。

 面白いことにオフィシャルの皆さんは日本人だと解ると、通行規制してる道でも「どうぞ!」と、通してくれます。「タイが好き」とラリーカーに貼ってある日本のチーム、もはや有名ですから。オフィシャル用の駐車場に止め、ラリーカーを待つ。WRCのプレスと同じく、見る場所の制約も無し! コースサイドだってOK。こらラリー観戦にゃ最高である!

 ところが30秒後、最悪の観戦条件であることが判明す! この世のモノと思えないほど蚊・蚊・蚊・蚊・カカカカである! 真っ先に蚊に刺される特異体質を持つ私とあって、あっと言う間に20カ所くらい刺されました。走ってクルマに戻り、現地調達した超強力蚊避けスプレーを。

1番手はサラディン選手。さて、注目のアキ選手は・・・?

 そうこうしているウチ、サラディン選手が来た。ジャングルの中から排気音と「バリバリ!」というアンチラグの音、ターボ関係からの「キュルキュル!」が混じった音が次第に近づいてくる。ラリー観戦をしたことのある人なら解っていただけると思うけれど、何とも言えぬワクワク感であります!

 う〜ん! サラディン選手、キッチリ速いじゃないの! さすが東南アジアのチャンピオンである。昨年のアジパシのタイ戦でサラディン選手と互角で走れたのだから(良好な路面だけ。荒れた路面はサスペンション壊れるのでタイム差ついちゃってました)、国沢光宏選手も捨てたモンじゃない?
 2番手のランエボ(ウィッタヤ選手。シンハービールのカラー)や3番手のインプレッサ(タイNo1のナラサック選手)もコースを一杯使う力走! 

 そして4番目のアキ選手! 来た! おっとブレーキング早め。あらま! その割にコーナーに入る速度高かったらしくアンダー出てコースアウト寸前ざんす! とりあえず走っているだけで合格としましょう!

カントクも激闘?!東南アジア選手権(SEAラリー)
タイNo1ドライバーのナラサック選手