マツダ MPV
マツダ MPV

塊感のあるマッチョなフォルムが新型MPVの魅力。

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低床フロアのため、ミニバンにありがちな腰高のイメージはなく安定感のあるスタイルになっている。2950ミリというロングホイールベースにも注目。

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ターボのフロントフェイスは、よりスポーティムードの高いフェイスに変更されている。基本的には、NAの23Cスポーツパッケージと同じ。

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クリアのテールレンズなど、スポーティな意匠が施されているリヤビュー。できれば、ターボ車であることを明確にするエンブレムやデザインの違うエアロなどで差別化して欲しかった。

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215/55R18のタイヤ&ホイールを履きこなす23T。この18インチタイヤが操安に効く!

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ミニバン初のターボ

 今年2月に発売された3代目MPVは、スポーツカーの発想で作ったミニバンであることを標榜しているが、その象徴とも言えるモデルがターボ仕様のエンジンを搭載した23Tだ。なぜかこれまではミニバンにターボ付きのエンジンが搭載された例はなく、今回のMPVが初めて設定となる。
 ミニバンではターボではなく大排気量のV型6気筒エンジンを搭載する例のほうが多く、MPVもこれまでのモデルではV6エンジンを搭載してきたが、MPVでは直列4気筒2.3LのDISI(直噴)エンジンにターボを装着することで、パワーと低燃費を両立させたのが特徴だ。
 競合モデルに搭載されるV6エンジンに比べると燃費性能に優れるだけでなく、動力性能の面でも互角に近い実力を備えている。また相対的に排気量を抑えてターボを装着することで、年間の自動車税負担が少なくなるというメリットもある。
 外観デザインは比較的控えめなものとなる。フロントの大型エアロバンパー、リヤのルーフスポイラー、LEDドアミラーウインカー、クロームのアウタードアハンドルなどが用意されるが、これは23Cのスポーティパッケージでも同様の仕様となるため、ターボならではの外観となると専用のデザインが施された18インチのアルミホイールがある程度。もう少し差別化した仕様が欲しいところだ。

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代表グレード
23T
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4870×1850×1685
車両重量[kg]
1,800
総排気量[cc]
2260
最高出力[ps(kw)/rpm]
245(1180)/5000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
35.7(350)/2500
ミッション
6AT
10・15モード燃焼[km/l]
10.2
定員[人]
8
税込価格[万円]
280.0
発売日
2006年3月
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム