東京モーターショー2005 クルマ最新テクノロ辞典
ハイブリッド ドライブ セーフティ・福祉 スタイリング・ユーティリティ
ユーティリティ・その他
人々の多様化するカーライフに、自動車メーカーもリニアな対応を見せている。ドライバー用はもちろん、キャビンやラゲッジルームの使い勝手を向上させるためのシートアレンジやさまざまな「カラクリ」も各社から提案されている。また、ノート・インスパイアード・バイ・アディダスのような、内外装の着せ替えも新しい提案といえる。
Index
>> アラウンド・ビュー・モニター
>> ウェアラブル
>> 視線入力スイッチ
>> 車速感応アジャストインパネ
>> すわるとシート開けるとBOX
>> Stow’n Go収納システム
>> インパネクレート/センタークレート
>> 電動スマートバックゲート
宇宙からマイカーを見たらこんな感じ!?
[日産] アラウンドビューモニター
【学名】アラウンド・ビュー・モニター
【英名】AROUND VIEW MONITOR
【分類】車外モニター
【分布】AMENIO
【習性】
  アメニオのインストルメントパネル中央に備えられた18インチの超ワイドモニター。ワイドかつ高精細な画面が特徴で、街のライブな情報をキャッチしながら走る「シティブラウズ機能」や、クルマの周囲360°の状況を表示する「アラウンドビューモニター」、自車を宇宙から眺める感覚が味わえる「アースブラウズ」や、自車の進行方向に見える星座を表示してくれる「スペースプラウズ」など、楽しいコンテンツを備えている。近い将来を見据えた、新しいITインターフェイスだ。
この技術を搭載しているモーターショー出展モデル
AMENIO

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ボディもインテリアも着せ替え可能
[日産] ウェアラブル
【学名】ウェアラブル
【英名】WEARABLE
【分類】エクステリア/インテリア
【分布】ノート・インスパイアード・バイ・アディダス
【習性】
  ウェアラブルとは着せ替え可能を意味する。このコンセプトカーはスポーツ用品&ウェアの有名ブランド「アディダス」の協力を得て、ウェアラブルを完成させている。
  エクステリアはフロントバンパーとリアバンパーの表面素材を脱着可能に。インテリアもシートカバーをはじめ、特定部分が着せ替え可能だ。
  また、センターコンソールに備わるバックは、取り外して、リュックとして持ち運ぶことができる。
この技術を搭載しているモーターショー出展モデル
ノート・インスパイアード・バイ・アディダス

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目ヂカラでオーディオやエアコンを操作
[ホンダ] 視線入力スイッチ
【学名】視線入力スイッチ
【英名】-
【分類】視線認識スイッチ
【分布】FCX CONCEPT
【習性】
  インストルメントパネルに設置されたセンサーが、メニューアイコンに向けられたドライバーの視線を感知。希望するスイッチを自動的に操作してくれるので、ドライバーはステアリングから手を離さずに、オーディオやエアコンをはじめとする操作が可能になる。
この技術を搭載しているモーターショー出展モデル
FCX CONCEPT

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車速によってインパネが動く
[ホンダ] 車速感応アジャストインパネ
【学名】車速感応アジャストインパネ
【英名】-
【分類】インテリア
【分布】FCX CONCEPT
【習性】
  車速に応じて、助手席側のインストルメントパネルが斜め45度に上下移動するシステム。高速時には上方に動いて、包み込まれる安心感を、低速時には下方に動き、室内空間の開放感をもたらしてくれる。
この技術を搭載しているモーターショー出展モデル
FCX CONCEPT

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助手席が収納ボックスに早変わり
[ホンダ] すわるとシート開けるとBOX
【学名】すわるとシート開けるとBOX
【英名】-
【分類】ラゲッジスペース
【分布】モコプレビュー
【習性】
  助手席シートが簡単に収納ボックスに早変わりする。座面とシートバックの境目に出ている布ヒモを引っ張ると、座面が前に浮き上がり、その下にシューズや折り畳み傘などを収納できるスペースが出現するというモノ。軽自動車の場合、ドライバー席からラクに手が届くので、実に実用的といえる。
  同じような機能の応用編は、マツダ・プレマシーの2列目「からくりシート」だ。
この技術を搭載しているモーターショー出展モデル
モコプレビュー

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2・3列目シートが1分で「隠れ身の術」
[クライスラー] Stow’n Go収納システム
【学名】Stow’n Go収納システム
【英名】-
【分類】ラゲッジスペース
【分布】グランドボイジャー
  2005年からグランドボイジャーに導入された「Stow’n Go」収納システムは、2列目、3列目シートをわずか1分の早ワザで床下に格納できることで、最大4550Lの広くて完全なフラットスペースを作り出すことができるというモノ。
  乗員の数に合わせて、格納するシートの配列を自在にアレンジすることも可能だ。グランドボイジャーのリミテッドにのみ装備され、リミテッドAWDには付かない。
この技術を搭載しているモーターショー出展モデル
グランドボイジャー

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愛犬とのドライブが楽しくなる
[ホンダ] インパネクレート/センタークレート
【学名】インパネクレート/センタークレート
【英名】INSTRUMENTPANEL CRATE/CENTER CRATE
【分類】ペット用
【分布】W.O.Wコンセプト
【習性】
  愛犬と一緒のドライブを、グッと愛犬寄りに考えたパッケージ。インパネクレートは助手席前のリッドを開けると出てくる小型犬用のスペース。フロントとサイドをメッシュ加工することで、通気性を確保。助手席に座った人とは向かい合わせになる。
  センタークレートはセカンドシート手前の床下に収納されているエクストラシートを出し、シートバックと座面のパッドを起こすことで出現する。中型犬まで入れられるスペース。
この技術を搭載しているモーターショー出展モデル
W.O.Wコンセプト

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リヤゲートがワニの口のように開きます
[トヨタ] 電動スマートバックゲート
【学名】電動スマートバックゲート
【英名】SMART BACKGATE
【分類】ラゲッジルーム
【分布】FSC
【習性】
  スタイリング面では、セダンでもミニバンでもない、新しいフォルムを実現。電動によるバックゲートの開閉は、ウインドウ下からバンパー上部までのロア部分のみと、ウインドウ部までを含めた全体の2段階に分けられるので、荷物の種類によってセダンのトランクのような使い方と、ミニバンやハッチバックのような扱いが選択できる。
  ちなみに、これを採用したトヨタのコンセプトカー「FSC」はサードシートのアレンジにより、ラゲッジの容量自体も大きく変化する。
この技術を搭載しているモーターショー出展モデル
FSC

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