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スタッフのつぶやき

飲酒後は何時間で運転できる?アルコール分解時間の目安と計算方法、罰則

飲酒後は何時間で運転できる?アルコール分解時間の目安と計算方法、罰則

飲酒後は何時間で運転できる?アルコール分解時間の目安と計算方法、罰則01

ビール500mlで5時間が目安

アルコールの分解時間は、「アルコール4gあたり1時間」と計算すれば、検知器で検出さ

アルコールの分解時間は、「アルコール4gあたり1時間」と計算すれば、検知器で検出される可能性が殆どないと言われています。
※出典:国土交通省「飲酒に関する基礎教育資料」

この基準をもとに計算した分解時間の目安は、以下の通りです。

酒の種類アルコール度数分解時間の目安
ビール5%1缶350ml3時間半
ビール5%ロング缶500ml5時間
缶酎ハイ7%1缶350ml5時間
ワイン12%小グラス1杯100ml2時間半
日本酒15%1合180ml5時間半
焼酎コップ25%コップ1杯200ml10時間
ウィスキー40%ダブル1杯60ml5時間

ただし分解能力は個人差が大きい

アルコールの分解能力は、以下の要素によって個々で異なります。中にはアルコール4gを1時間で分解できない人もいるので、上の表の数値も、あくまで目安と考えましょう。

  • 性別(女性の方が低い)
  • 年齢(年齢に従って低下)
  • 体重(軽いほど低い)
  • 体質(遺伝による影響大)
  • 体調(疲労等で低下)

「翌朝なら大丈夫」という訳ではない

「一晩寝れば大丈夫」という考えも禁物です。睡眠中はアルコールの分解速度が遅くなります。そのため目安時間を過ぎて朝になっても、アルコールが抜けているとは限りません。

またアルコールの分解時間は飲酒量に比例して長くなります。例えばビールのロング缶(500ml)を3本飲んだ場合、分解には半日以上かかると考えましょう。

アルコールの分解時間の計算方法

アルコールの大よその分解時間の計算手順は、以下の通りです。

  1. 純アルコール量を算出
  2. 分解時間(目安)を算出

1.純アルコール量を算出

まず、飲酒量とお酒の度数から純アルコール量を算出します。計算式は以下の通りです。

飲酒後は何時間で運転できる?アルコール分解時間の目安と計算方法、罰則02

例えばビール500ml(アルコール度数5%)を飲んだ場合、計算式は500×5/100×0.8=20gとなります。

2.分解時間(目安)を算出

次に、純アルコール量をもとに大よその分解時間を算出します。ここでは国土交通省が提示する「アルコール4gあたり1時間」をもとにした計算式をご紹介します。

飲酒後は何時間で運転できる?アルコール分解時間の目安と計算方法、罰則03

例えばビール500mlを飲んだ場合は、20g÷4=5時間となります。

上記の計算式以外に、分解能力を「体重×0.1g」として計算する方法もあります。しかしアルコール分解能力が個々で異なる以上、どの基準が正しいとは言えません。飲酒運転を避けるために、分解時間は長めに見積もることをお勧めします。

ネットでできる簡易計算も

飲酒量を入力して分解時間を簡単に計算できるページもあります。以下に一例として、キリンホールディングスの計算ページを掲載します。

飲酒習慣診断(キリンホールディングス、外部ページ)

飲酒運転による罰則と行政処分

飲酒運転には、「酒気帯び運転」と「酒酔い運転」という2種類の違反があります。

  • 酒気帯び運転…呼気中のアルコール量が0.15mg/L以上の状態で運転
  • 酒酔い運転…呼気中のアルコール量に関係なく、飲酒で正常な運転ができない状態で運転

酒気帯び運転の場合

酒気帯び運転をした場合、罰則としては3年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科されます。また行政処分の内容は、呼気中に含まれるアルコール量によって異なります。

呼気中アルコール量
(mg/L)
違反点数罰則
0.15以上0.25未満13点90日間の免停
0.25以上25点免許取消し
(欠格期間2年)

酒酔い運転の場合

酒酔い運転では、罰則として5年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科されます。また行政処分では違反点数35点で免許取消し(欠格期間3年)となります。

なお違反の前歴がある場合は、酒気帯び運転、酒酔い運転ともに行政処分の内容がさらに重くなります。

同乗者なども罰則の対象

飲酒運転では、ドライバー本人だけでなく酒類の提供者・車両の提供者・同乗者も罰則の対象です。例えば同乗者の場合、罰則は以下の通りです。

  • 酒気帯び運転…2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
  • 酒酔い運転…3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

アルコールを早く抜く方法は?

アルコールの分解時間を早める方法はありません。ただしアルコールの分解には水分やビタミンCが必要なので、十分に水分を摂取しましょう。吸収の良いスポーツドリンクなどを飲むのもおすすめです。 あとは肝臓がしっかり働くように、安静に過ごしてください。

飲酒後の運動やサウナは逆効果

アルコールを体外に排出するため、サウナや運動で発汗を促そうとする人もいます。しかしこれは逆効果です。飲酒後の体調によっては脱水症状を引き起こす場合もあるので、絶対にやめましょう。

飲酒運転以外にも注意が必要

運転中のスマホ操作や居眠り運転など、飲酒以外にも気をつけるべきことは数多くあります。各規則や違反による罰則について知り、気を引き締めて安全なカーライフを送りましょう。

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