車の個人売買でもローンは組める!事前に確認すべき条件と注意点について解説
目次
個人売買でもローンは組めるのか?
車を個人売買する時に使える自動車ローンはゼロではありませんが、取り扱いは一部の金融機関(銀行・信用金庫など)に限られています。その理由は、個人売買では「取引内容が適正なのか」を判断しにくいからです。
ディーラーや中古車販売店で車を売買する場合、基本的に値付けや書類の作成は「法人」が行います。法人には社会的な信用と責任があるため、ローンの審査をする金融機関も、ディーラーや中古車販売店が発行した見積書や契約書を信用することができます。
これに対して個人売買では、個人が価格を設定し契約書などを作成しているので「本当に取引が行われているのか」「価格は妥当なのか」といった疑念が残ります。自社の自動車ローンが悪用されるリスクもあるため、個人売買における自動車ローンを受け付けていない金融機関も多いのです。
ただしJAや一部の銀行・信用金庫では、個人売買でも自動車ローンを組むことができます。まずは借りようと思っている金融機関が個人売買のケースに対応しているか、確認してみると良いでしょう。
【基礎知識】個人売買でローンを利用する場合に確認すべきこと5つ
高い買い物をする時に便利なローンですが、借入先によって審査にかかる時間や借りられる条件が変わります。ここでは自動車ローンを組むにあたって確認するべき内容をご紹介します。
1. 借入可能額
「借入可能額」とは、個人が金融機関から借りることができる金額のことです。ローンは「いくらでも借りられる」というものではなく、ローン商品それぞれに設定されている上限があります。ただし自動車ローンの場合、上限額は1,000万円程度に設定されていることが多く、よほど高級な車を買うのでなければそれほど気にしなくても良いでしょう。
また商品としての上限に加えて、その人の年収や他に組んでいるローンの状態によっても、借りられる金額が変わります。一般に借入可能額の目安は「年収の30〜40%まで」といわれており、例えば年収300万円の場合、借入額の上限目安は90~120万円です。なお、ローンを初めて組む人の場合、借入額が100万円未満に制限されていることもあるので注意が必要です。
2. 金利
「金利」とは、借入額や返済期間に応じて支払う利息の割合です。金利は借入先やローン商品によって異なりますが、銀行などの金融機関の場合は金利1%~5%程度が一つの目安といわれています。
なお、金利には「固定金利」と「変動金利」の2種類があります。
固定金利は返済開始から完済まで同率の金利が適用される仕組みです。契約の時点で返済総額を決められるため、返済計画を立てやすいというメリットがあります。それに対して変動金利とは、経済動向に応じて金利が変動する仕組みです。不景気などで金利が低く抑えられれば、固定金利より返済総額が少なくなる可能性もあります。金融機関やローン商品によって「固定金利のみ」「固定金利と変動金利から選べる」など条件も異なりますので、事前に確認しておきましょう。
3. 借入期間
「借入期間」とは、ローンを組んでから完済するまでにかかる期間のことです。借入期間は1年単位で設定されることが多く、例えば2年なら24回払い、3年なら36回払いとなるのが一般的です。
借入期間を長くすれば1ヶ月あたりの返済額が少なくなるため、月々の家計への負担は少なくなります。しかし借入期間が長くなると支払う利息は多くなるので、家計やライフプランをしっかりシミュレーションして決めましょう
4. 審査日数
ローンを組む際には必ず審査があり、場合によっては数日以上かかるため、支払いタイミングを考えて事前に審査を済ませておく必要があります。
特に、JAや銀行などの金融機関の場合は審査に1週間以上かかることもあるので、事前に審査にかかる期間を確認しておくと安心でしょう。
5. 申し込み方法
ローンの申し込み方法も、金融機関や商品によって異なるので注意しましょう。
「この金融機関は来店しか受け付けていない」「この商品はインターネット受付限定だが金利が安い」といった場合もあります。多くの金融機関は平日の日中しか空いていないので、自分のスケジュールや支払期日、審査日数も踏まえた上で、自分にあった商品を探すと良いでしょう。
個人売買でローンを組むための4つの条件
自動車ローンを組むには、まず審査を通過する必要があります。
特に個人売買の場合は、取引の妥当性が判断しにくく審査が厳しくなる可能性もあるので、ローンを組むための条件を確認しておきましょう。
1. ブラックリストに登録されていない
ブラックリストに登録されていると、個人売買に限らず、ローンを組むことそのものが難しくなります。「ブラックリスト」とは、信用情報に掲載される過去の返済延滞や、破産の記録のことです。
ローンの審査時には必ず信用情報がチェックされ、そこにはこれまでの借入や返済状況が記録されています。
過去に返済の遅延や破産があれば信用情報に記録されており、これがあると「返済能力がない」と判断され審査に通らなくなります。
なお、自身の信用情報については開示を求めることができます。インターネットや電話、郵送などで開示請求ができるので、心配な場合は自分の信用情報を確認しておきましょう。
2. 利用目的が車の購入であると認めてもらう
一般に自動車ローンは、お金の使途を「車の購入やそれに関連すること」に限っており、個人売買で自動車ローンを組みたい場合、「ローンの利用目的が車の購入である」ことを借入先に認めてもらうことが重要です。
そのため、自動車ローンを組みたいのであれば、個人売買であっても必ず契約書を作成しましょう。契約書には車種や型式、車台番号といった車両の情報、また金額や引き渡し日なども記載してください。売り手と買い手の押印も入れることで、契約書としての信頼性が更に上がります。
3. 売買金額が妥当である
審査の時に「お金が車購入以外に使われるのではないか」という疑念を持たれてしまうと、審査に通りにくくなります。だからこそ、ローンを組むのであれば、車の売買金額が妥当であることが重要です。
中古車には車種ごとに一定の相場があり、個人売買であっても「相場より極端に安い」「極端に高い」といった場合には、審査に通らなかったり、融資額が減額されてしまったりする可能性もあります。
取引の前には、その車種の中古車相場を調べるようにしましょう。
4. 毎月の返済額が妥当である
ローン審査では「この人は毎月ローンを払ってくれるのか」もチェックされており、収入に対して返済額が多すぎると、審査に通りにくくなります。
自動車ローンを組む人の毎月の平均返済額は1~3万円程度といわれています。また住宅ローンなど他のローンがある場合は、それも含めて、月々のローン支払額が収入の25%~35%以下に収めるようにしましょう。
個人売買であってもローンを組める金融期間はありますが、数は限られており審査も厳しい傾向があります。
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