車中泊に適した車種とは?車と場所選びから快適に過ごす方法もご紹介

 

車中泊に適した車種とは?車と場所選びから快適に過ごす方法もご紹介車中泊はホテル代を節約できる上に、時間に縛られない旅行を楽しむことができます。しかし、車中泊をするにはどの車種が適しているのか、分からない方も多いのではないでしょうか?

今回は、車中泊に適した車種選びと場所選びについて解説します。車中泊を快適に過ごすポイントもご紹介するので、車中泊で旅行をしたい方には要注目です!

車中泊に適した車を選ぶポイント

車中泊をする場合、「車内でいかに快適に寝られるか」はもっとも重要なポイントです。車中泊に適した車を選ぶには、以下のような条件をチェックしてみましょう。

・フルフラットになる

シートがフルフラットになるタイプの車なら、ゆったりと車中泊ができます。

・脚を伸ばして寝られる長さ

長い時間を車の中で過ごすため、脚を伸ばせる広さは確保したいもの。室内空間が広めの車を選ぶのがポイントです。

・幅は寝返りが打てるくらいの余裕がある

脚を伸ばして眠れるスペースに加え、寝返りが打てる余裕があるかどうかもチェックしましょう。身動きが取れない狭さでは、車中泊に息苦しさを感じてしまう原因となります。

・天井の高さは起き上がれるくらいが望ましい

天井が低いタイプの車は、車中泊で圧迫感を感じてしまいます。寝た状態から置き上がれるくらいの高さがあると快適です。

上記の条件を満たす車は、室内が広く荷物がたっぷり乗せられるミニバンやステーションワゴン、キャンピングカーやSUV車などになります。

逆に、天井が低く運転に特化している2シーターのスポーツカーやセダンなどは、あまり車中泊に向いていないでしょう。

【ボディタイプ別】車中泊できるおすすめ車種を紹介

車中泊に適したおすすめの車種について、ボディータイプごとに紹介していきます。

車中泊できる!おすすめのワンボックス

ワンボックスやワゴンと呼ばれる車は、荷物の運搬用に車内のスペースが確保されている車のこと。車内が広いので車中泊に最適です。

トヨタ/ハイエース

トヨタ/ハイエース

大きなボディにフルフラットで、室内用途の自由度が高い車です。車中泊はもちろん、キャンプや遠出の旅行も快適に過ごせます。

ボディサイズ 全長4,695~5,380、全幅:1,695~1,880、全高:1,980~2,285(mm)
定員人数 3~9人
エンジン 1,998~2,754cc
JC08モード燃費 9.7~11.4km/L
燃料 レギュラーガソリン
価格 2,116,000円~

トヨタ/ハイエースの口コミ・評価を見る

車中泊できる!おすすめミニバン

ツーボックスのミニバンも車中泊におすすめです。「大きなワンボックスもいいけど、ドライブも楽しみたい」という人には、以下のようなミニバンがあります。

日産/セレナ

日産/セレナ

2018年ミニバン販売台数No.1となったセレナミニバンの中でも、室内空間はかなり大きめ。2~3列目のシートを倒せば、しっかりと足を伸ばして眠れます。USB対応で、スマホなどの充電が楽なところもおすすめです。

ボディサイズ 全長4,690~4,770、全幅:1,695~1,740、全高:1,865~1,875(mm)
定員人数 7人
エンジン 1,198~1,997cc
JC08モード燃費 15.0~26.2km/L
燃料 レギュラーガソリン
価格 2,260,000円

日産/セレナの口コミ・評価を見る

ホンダ/ステップワゴン

ホンダ/ステップワゴン

フルフラット可能で床も低く、スライドドアやわくわくゲートなど乗り降りが楽ちんなステップワゴン。広い車内は、もちろん車中泊にもぴったりです。

ボディサイズ 全長4,690~4,760、全幅:1,695、全高:1,840~1,855(mm)
定員人数 7人
エンジン 1,496~1,993cc
JC08モード燃費 15.0~25.0km/L
燃料 レギュラーガソリン
価格 2,274,000円~

ホンダ/ステップワゴンの口コミ・評価を見る

車中泊できる!おすすめのステーションワゴン

ミニバンよりも車高が低く、乗用車として汎用度が高いステーションワゴン。車中泊におすすめの車種には、以下のようなものがあります。

ホンダ/シャトル

ホンダ/シャトル

コンパクトながら、広い室内空間を実現しているシャトル。フラットになる後席のマットもやわらかく、寝心地も抜群です。

ボディサイズ 全長4,400、全幅:1,695、全高:1,545~1,570(mm)
定員人数 5人
エンジン 1,496cc
JC08モード燃費 19.6~34.4km/L
燃料 レギュラーガソリン
価格 1,639,000円

ホンダ/シャトルのスペックを見る

スバル/レヴォーグ

スバル/レヴォーグ

高級感と堅実さのバランスが良いレヴォーグは、日本の交通環境や車中泊スペースを考えて設計された室内が特徴です。分割可倒式のリアシートで、長い荷物や車中泊も余裕で対応できます。

ボディサイズ 全長4,690、全幅:1,780、全高:1,495~1,500(mm)
定員人数 5人
エンジン 1,599~1,998cc
JC08モード燃費 13.2~16.0km/L
燃料 レギュラーガソリン
価格 2,650,000円

スバル/レヴォーグの口コミ・評価を見る

車中泊できる!おすすめのSUV

用途によってバラエティ豊かなSUV車ですが、オフロードタイプと街乗りタイプから1つずつおすすめを紹介します。

マツダ/CX-8

マツダ/CX-8

CX-8は街乗りタイプのSUVですが、長時間の運転に配慮したシートへのこだわりが随所に、見られます。6ウェイのパワーシートで、車中泊でもぐっすり眠れることでしょう。

ボディサイズ 全長4,900、全幅:1,840、全高:1,730(mm)
定員人数 6~7人
エンジン 2,188~2,488cc
JC08モード燃費 12.0~13.4km/L
※クリーンディーゼルはWLTCモードで15.4~15.8 km/L
燃料 レギュラーガソリン・クリーンディーゼル
価格 2,680,000円~

マツダ/CX-8のスペックを見る

トヨタ/ランドクルーザー

トヨタ/ランドクルーザー

世界的な4WD車として知名度の高いランドクルーザーは、シートや室内にもさまざまな工夫が凝らされています。

冬や夏の温度調整に対応したシートヒーターや4分割のエアコンシステム、大容量のコンソールボックスなど、快適さを追求したインテリアが特徴です。

ボディサイズ 全長4,950、全幅:1,980、全高:1,870~1,880(mm)
定員人数 8人
エンジン 4,608cc
JC08モード燃費 6.7~6.9km/L
燃料 プレミアムガソリン
価格 4,388,000円

トヨタ/ランドクルーザーの口コミ・評価を見る

車中泊できる!おすすめの軽自動車

軽自動車は車中泊に向かないのでは?」と思いがちですが、そんなことはありません。車中泊でくつろげる軽自動車には、以下のようなものがあります。

ダイハツ/アトレーワゴン

ダイハツ/アトレーワゴン

コンパクトながら、ワゴンに必要な条件を網羅するアトレー。自在なシートアレンジで、後席には自転車も乗せられます。低床で車内の移動が楽な設計も魅力です。

ボディサイズ 全長3,394、全幅:1,475、全高:1,875(mm)
定員人数 4人
エンジン 658cc
JC08モード燃費 15.2km/L
燃料 レギュラーガソリン
価格 1,420,000円~

ダイハツ/アトレーワゴンの口コミ・評価を見る

スズキ/ハスラー

スズキ/ハスラー

コロンとしたフォルムとビビッドカラーが可愛いハスラーですが、フルフラットモードやシートバックテーブルなど、室内のこだわりが車中泊に向いています。

ボディサイズ 全長3,395、全幅:1,475、全高:1,665(mm)
定員人数 4人
エンジン 658cc
JC08モード燃費 27.8km/L
燃料 レギュラーガソリン
価格 1,019,000円~

スズキ/ハスラーの口コミ・評価を見る

車中泊できる場所と注意点

一般の路上での車中泊は、防犯上の面で避けた方が良いでしょう。車中泊が認められておらず、迷惑行為になる可能性もあります。

車中泊に適した場所は以下の通りです。

サービスエリア・パーキングエリア

サービスエリア・パーキングエリアは車中泊する人も多く、お手洗いも確保しやすいのでおすすめです。 常に人の出入りがあるため防犯面での注意は必要ですが、ご当地メニューや限定グッズといった楽しみも多いです。

オートキャンプ場

車で乗り入れることができるオートキャンプ場は、テントなどの機材がなくても手軽にキャンプ気分が楽しめます。騒音など、周囲に迷惑とならないよう配慮する必要はありますが、自然に囲まれた車中泊はぜひとも体験したいものです。

RVパーク

まだ知名度は高くありませんが、車中泊専用の有料スペースであるRVパークもおすすめです。車中泊のための設備が整っており、快適さではとくにおすすめできます。

数が少なく、事前予約が必要といった手間はありますが、防犯や快適さ重視ならRVパークを選択したいところです。

車中泊を快適に過ごす必須アイテム&便利グッズ

車中泊に必須の寝具や照明といった必須アイテムや、あると便利なグッズはこちらです。

・スリーピングマット

シートの繋ぎ目や固さをやわらげ、快適に過ごせるアイテムです。

 

キャプテンスタッグ キャンプ用 エアーマット インフレーティング ダブル カーキ UB-3006

キャプテンスタッグ キャンプ用 エアーマット インフレーティング ダブル カーキ UB-3006

 

 

・インバーター

パソコンやスマホなど、充電残量を気にせず車中泊を楽しみたいなら、インバーターがあると便利です。

 

 

・家庭用カセットコンロ

オートキャンプ場での車中泊には、カセットコンロが重宝します。簡単な調理でも、屋外で食べると美味しいですよ。

 

イワタニ カセットフー 達人スリム 【うす型コンロ / 高さ74mm】 CB-AS-1

イワタニ カセットフー 達人スリム 【うす型コンロ / 高さ74mm】 CB-AS-1

 

 

・お風呂セット

入浴施設があるエリアへ行くなら、お風呂セットを持っておくと便利です。防水で飲み物なども入れられる、ほどよい大きさのものがおすすめです。

 

3WAY 2重構造 オシャレ 温泉バッグ スパバッグ(ブラック) 163342
 

 

車中泊は車選びと場所選びが重要

車中泊をするなら、適したタイプの車種を選ぶことが重要です。条件に合っていれば、予算や好みに合わせて自分に合った車を探せば問題ありません。必ずしも高級車や大きい車である必要はありません。

また、快適な車中泊を実現するためには、グッズや場所選びも重要です。ご紹介したおすすめの場所やグッズ情報もぜひ参考にして、快適な車中泊を楽しみましょう!

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!