軽自動車の排気量の規格は?税金、排気量アップの可能性も解説

軽自動車の排気量の規格は?

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軽自動車の排気量は、規格で660cc以下と定められています。これに対して小型自動車の排気量は660cc超~2,000cc以下、普通自動車では排気量の規定がありません。

なお、軽自動車には排気量以外にサイズの規定もあり、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下と定められています。

軽自動車の排気量規格の変遷

軽自動車という分類は、1949年に初めて誕生しました。当時はサイズ・排気量ともに現在よりも制限が厳しかったですが、以下のように数回の変更を経て現在の規格となりました。

年月 全長 全幅 全長 排気量
1949年7月~ 2.80m以下 1.00m以下 2.00m以下 150㏄以下
1954年10月~ - - - 360㏄以下
1976年1月~ 3.20m以下 1.40m以下 - 550㏄以下
1990年1月~ 3.30m以下 - - 660㏄以下
1998年10月~ 3.40m以下 1.48m以下 - -

※「-」は変更なし

1949年当初、軽自動車は庶民でも手に入る安さを求められ、また道路整備も進んでいなかったのでごく小型の車両として登場しました。しかし、高速道路の普及や実用性を求める声の高まり、安全性向上の観点などから、規格が変わっていきました。

最後に排気量の変更があったのは1990年。以後35年以上にわたって軽自動車の排気量は660cc以下となっています。

排気量による軽自動車税の課税額

小型自動車や普通自動車のユーザーが納める自動車税は、基本的に車の排気量に応じて課税額が決まっています。一方、軽自動車税に関しては排気量を問わず課税額が一律です。

軽自動車税は一律10,800円

2025年9月現在の自動車税/軽自動車税の課税額は以下の通りです。

排気量 2019年9月までに購入 2019年10月以降購入
660cc以下(軽自動車) 1万800円 1万800円
660cc超から1000cc以下 2万9500円 2万5000円
1000cc超から1500cc以下 3万4500円 3万500円
1500cc超から2000cc以下 3万9500円 3万6000円
2000cc超から2500cc以下 4万5000円 4万3500円
2500cc超から3000cc以下 5万1000円 5万0000円
3000cc超から3500cc以下 5万8000円 5万7000円
3500cc超から4000cc以下 6万6500円 6万5500円
4000cc超から4500cc以下 7万6500円 7万5500円
4500cc超から6000cc以下 8万8000円 8万7000円
6000cc超 11万1000円 11万0000円

上記の通り、軽自動車税の課税額は車種・排気量を問わず1年あたり1万800円です。小型自動車でも排気量は1000cc以上あるものが多く、この場合と比べると軽自動車税は2万円近く少額といえます。

ただし13年を超えると重課

これは軽自動車に限ったことではありませんが、自動車税/軽自動車税は新車登録(届出)から13年を経過すると重課されます。軽自動車税の場合、新車届出から13年経つと約20%の重課となり、課税額が1万800円から1万2900円に変わります。

軽自動車の排気量アップの可能性は?

近年、インターネット上で「軽自動車の排気量規格が770cc以下に変わるのでは」といった話題が見られます。ここでは、軽自動車の排気量規格改定の可能性について解説します。

現時点では排気量アップの予定なし

2025年9月現在、「軽自動車の排気量規格が変更される」という発表はありません。そのため、今後も軽自動車の排気量の規格は660cc以下を当面維持すると考えられます。

将来的に排気量アップとなる可能性も

現時点で排気量の規格が変更される予定がない一方、以下のような理由から規格の見直しを求める声があることも事実です。

  • 高速道路や坂道ではパワー不足の傾向がある
  • アップサイジングで燃費改善できる可能性がある

現在は軽自動車もファミリーカーとして使われることが増えていますが、高速道路などでは充分に加速できないことも多いです。また、燃費は排気量が大きいほど悪化する傾向がありますが、排気量アップによりトルク不足を解消し、燃費を改善できるケースもあります。

車の使い方の変化や燃費向上の点から、将来排気量が上がる可能性もゼロではありません。

パワー不足をターボで補うのも一手

軽自動車のパワー不足が気になる場合は、ターボエンジン搭載車を選ぶこともおすすめです。同じ排気量でより大きいパワーを発揮でき、高速道路や坂道も走りやすくなります。

軽自動車の排気量に関するQ&A

Q. 軽自動車の排気量はいつから660cc以下?

軽自動車の排気量規格が660cc以下になったのは、1990年からです。

Q. 排気量と最高出力は同じ?

排気量と最高出力は同じ数値を示すものでなく、また両者の数値が必ず比例する訳でもありません。

排気量が大きいほど最高出力も大きくなる傾向はありますが、エンジンの構造やターボエンジンの存在によって小排気量でも大パワーを発揮できることがあります。

Q. 軽自動車とコンパクトカーの違いは?

以下に、軽自動車とコンパクトカー(小型自動車)の主な違いをまとめました。

項目 軽自動車 小型自動車
排気量 660cc以下 2,000㏄以下
馬力 64馬力以下(自主規制) (規定なし)
全長 3.40m以下 4.70m以下
全幅 1.48m以下 1.70m以下
全高 2.00m以下 2.00m以下
乗車定員 4人 (規定なし)
積載量 乗員含めて450kg (規定なし)
ナンバー 黄色

上記以外にも自動車税や自動車重量税の税額、自賠責保険料、高速料金など維持費の違い、走行性能や安全性能の違いなどがあります。

Q. 軽自動車にはなぜ規格があるの?

軽自動車に規格があるのは、もとは「庶民にも手の届く車両を供給するため」だったと考えられます。

一方、現在でもその規格が残っている理由としては「軽自動車ならではの優遇措置を維持するため」と考えられます。軽自動車と他の車両では税金や高速料金のルールが異なり、軽自動車のほうが少額(安価)です。

Q. 軽自動車が排気量アップするって本当?

「軽自動車の排気量規格が見直される(上がる)」という話題もありますが、2025年9月時点で排気量規格が変更になるという発表はありません。

ただし、排気量の見直しを求める声があることは事実です。

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Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!