
配線不要のドライブレコーダーとは

配線不要のドライブレコーダー(ドラレコ)とは、一般に本体にバッテリーが内蔵されており、配線作業なしで使える製品を指します。
多くのドラレコは、車体または外付けのバッテリーから電力を供給して録画を行います。これらの製品では複雑な配線作業が必要で、車に詳しくない人が自分で取り付けるのは容易でありません。
一方、バッテリー内蔵型なら誰でも簡単に取り付けることができ、配線がないので見た目もスッキリしています。
シガーソケット配線の製品を含むことも
記事によっては、配線不要のドラレコとしてシガーソケットから給電する製品を紹介していることも少なくありません。
シガーソケット式の製品は、利用にあたって本体からシガーソケットへの配線が必要です。しかしながら、他の製品と比べて配線が極めて単純で誰でも設置できるため「配線不要」と紹介されています。
配線不要ドラレコが普及しない理由
世の中のドラレコ製品を見ると、実は配線不要のタイプは非常に少ないです。これは、以下の理由からだと考えられます。
- バッテリー内蔵型は録画時間が短い
- シガーソケット型は配線が見えやすい
- シガーソケット型は駐車監視ができない
バッテリー内蔵型は録画時間が短い
そもそもドラレコは、運転手の視界を遮らないよう小さなサイズで造られています。そのため、バッテリー内蔵型でも大型のバッテリーを搭載できず、一度の充電で対応できる録画時間は数十分~数時間ほどです。
ただし、最近は最大で7~10時間ほど連続録画できる製品も登場しています。
※バッテリーとは別に、SDカードの容量によって録画を保存できる時間も異なります。
シガーソケット型は配線が見える
配線がシンプルなために「配線不要」といわれるシガーソケット型ですが、このタイプは本体からシガーソケットへの配線が必要です。
ガラス面やダッシュボードの端に沿ってケーブルを止めていけば、配線は目立ちにくいです。しかし、配線を殆ど見えなくするにはグローブボックスを取り外すなどして配線作業を行う必要があり、慣れない人には難しいでしょう。
シガーソケット型は駐車監視ができない
シガーソケッㇳ型のドラレコは、シガーソケットを介して車のバッテリーから電力を供給します。多くの車、特に国産車はエンジンを切るとシガーソケットに通電しなくなるので、駐車中の監視(録画)ができません。
【タイプ別】ドラレコの特徴
以下に、バッテリー内蔵型(配線不要)とシガーソケット型、さらに配線を必要とする一般的なドラレコのメリット/デメリットをまとめました。
| 種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| バッテリー内蔵型 | ・配線が不要 ・見た目がキレイ ・駐車中も録画可能 |
・一充電での録画時間が短い ・小まめな充電が必要 |
| シガーソケット型 | ・取り付けが簡単 ・走行中は連続して録画できる |
・配線が見えやすい ・基本的に駐車中は録画できな |
| 一般的なドラレコ | ・配線が目立ちにくい ・長時間の録画が可能な製品も多い |
・取り付けが難しい ・製品によっては駐車中の録画が不可能 |
※録画を保存できる時間は、SDカードの容量によって異なります。
バッテリー内蔵型やシガーソケット型は、冒頭でご紹介したように誰でも簡単に設置できます。一方で、配線を目立たせず、且つ長時間録画をしたいのであれば、ヒューズやオーディオから電源を取る方法がおすすめです。
ドラレコ選びのポイントは?
ここでは、ドラレコを選ぶ際に押さえるべきポイントを3つご紹介します。
ポイント①設置タイプ
ドラレコの設置タイプは「カメラ一体型」「カメラ分離型」「ルームミラー装着型」の3種類に分かれます。人気が高いのは、カメラ一体型とルームミラー装着型です。
ポイント②記録範囲
ドラレコの記録範囲は、主に「前方のみ」「前方+後方」「前後方向+車内」「360度」の4種類があります。
前方のみ撮影するタイプは安価ですが、後方からの煽り運転の抑止や状況証拠を残す用途には向きません。また、車上狙いも意識するなら車内も撮影できる360度撮影型が良いでしょう。
ポイント③画質
画質は、相手車両のナンバーを読み取れるレベルが望ましいです。解像度はフルHD以上、画素数は200万画素以上の製品を選ぶと良いでしょう。
その他のポイント
上記のポイントに加えて、夜間や逆光への対応力、またGPS機能や安全支援機能など他の諸機能の有無チェックすると良いでしょう。
ドラレコの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
配線不要ドラレコおすすめ3選
ここでは、バッテリー内蔵型またはシガーソケット型のドラレコでおすすめの3製品をご紹介します。
①MAXWIN「MF-BDVR004」
- タイプ:バッテリー内蔵型
- カメラ:前後2カメラ(各120度)
- 画素数:200万画素
- 連続録画:最大10時間
製品本体の前後にカメラが搭載されており、フロントガラス上部またはダッシュボード上に設置するだけで車体の前方と車内の様子を録画できます。最大10時間連続録画でき、スマホ連携で録画データの閲覧や操作も簡単です。
後方カメラについては車内の録画が中心ですが、リアガラス越しに後続車の様子も録画できます。
②MAXWIN「MF-BDVR003」
- タイプ:バッテリー内蔵型
- カメラ:前方1カメラ(120度)
- 画素数:200万画素
- 連続録画:最大7時間
前述のMF-BDVR004の前に発売された製品で、前方カメラしかないため、主に前面からの衝突や車上狙いに対応する製品といえます。ただし、新モデルのMF-BDVR004と比べて価格が安いので、車体の前方・後方に1つずつ設置しても良いでしょう。
③ユピテル「marumie Q-21」
- タイプ:シガーソケット型
- カメラ1カメラ(360度)
- 画素数:最大340万画素
1カメラながら360度の撮影に対応するQ-21。後方に関しては車内の録画が中心ですが、側面まで対応できる点が大きな強みです。
また、HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載でトンネル前後の白飛びや黒潰れを防止したり、オプションで駐車監視機能を付けられたりする高性能な製品です。
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ドラレコを設置した場合に迷うのが、ステッカーを貼るかどうか。また、ドラレコの代わりにスマートフォンを設置し、万が一の際に速やかに録画する人もいるようです。以下の記事もぜひ参考にしてください。
- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!




