
ヤリスは後部座席が狭いといわれています。ここでは、口コミやライバルとの比較をもとに、ヤリスの後部座席の広さ(狭さ)についてまとめました。
- ヤリスの後部座席は狭い?
- ヤリスの広さに関する口コミチェック
- ヤリスの後部座席の特徴
- 後部座席の空間をライバルと比較
- ヤリスの前席と荷室の広さは?
- ヤリスが人気な理由と購入おすすめケース
- 中古で数年だけ乗る方法もある
ヤリスの後部座席は狭い?
ヤリスの後部座席はライバルと比べて狭く、特に身長170cm以上の人だと窮屈に感じやすいです。全幅も狭く、大人3人が並んで余裕をもって座るのは厳しいでしょう。
一方で、小学校中学年程度までの子どもが3人座ったり、チャイルドシートを2つ設置したりするのは問題ないでしょう。
ヤリスの広さに関する口コミチェック
ヤリスのユーザー口コミをチェックすると、車内全体や後部座席について「狭い」という評価が多いです。
【ヤリスの口コミ評価より】
欠点とも言えるべき箇所は後部座席の窮屈さかと思います。座った時に膝から拳1つ分から2つ分くらいは空くのでまだ許容出来ますが、Xグレードだとフロントシートが大きく、後部座席の人の視界を大きく妨げてしまうのが残念だと思いました。(30代男性)
同乗者からは車内の圧迫感を指摘されたこともあり、ドライバーにやさしい車なのかもしれません。乗り心地や長時間運転の疲労を考えるなら同価格帯で最良と感じますが、荷室や車内空間を優先するのであれば他車種も検討いただければと思います。(20代男性)
屋根が後ろに向かってスラントしている外観なので後ろは狭いです。身長の高い人には後部座席は窮屈になりおすすめしません。(40代男性)
悪い点は、「車内が狭い」ことです。二人乗りが基本の車内になっているので、ファミリーカーとしては不向きだと感じています。(30代男性)
口コミでは、ヤリスを「1人~2人向け」と評価する人が多いです。一方で「子どもやペットを連れての外出にも適する」と評する声もあり、後部座席に子どもや小柄な人が乗る分には大きな問題がないといえます。
ヤリスの後部座席の特徴
ここでは、ヤリスの後部座席の特徴や広さの目安について、細かく解説します。
①天井はやや低い
ヤリスの室内高は1,190mmであり、ライバルに比べて低いです。後部座席に関しては、身長約170cmの人だと頭がほぼ天井についてしまいます。
②足は入るが伸ばせない
足元の広さは前席の位置によっても変わりますが、たとえば前席・後部座席ともに身長約170cmの人が乗った場合、膝の前には拳1個半程度のスペースがあります。また、足先は前席の下に入れることができます。そのため「入らない」「乗れない」ということはありません。
ただし、足を伸ばすほどの余裕はなく、姿勢を崩しにくいです。
③中央の人は足元の余裕がほぼなし
運転席・助手席の後ろに座る人は前席の下に足を入れられますが、中央に座る人は前方にセンターコンソールがあり、足を入れるスペースがありません。そのため、足を運転席・助手席側に広げる必要があります。
④リクライニング/スライド機能がない
ヤリスの後部座席にはリクライニング/スライド機能がなく、こうした機能によるスペース拡大を図ることができません。座席自体がやや直角で、この姿勢がより窮屈に思える人もいるでしょう。
⑤窓の小ささによる圧迫感もある
広さに直接関係することではありませんが、ヤリスの後部座席のウィンドウはやや小さいです。そのため、実際の空間の狭さ以上に圧迫感を覚えやすいといえます。
ウィンドウの小ささは車酔いの原因にもなるので、注意してください。
⑥ドアもやや小さく、開きにくい
もう一つ広さと直接関係のない特徴を挙げると、ヤリスのドアはあまり大きくありません。全高が低いこともあって、乗り降りや子どもの乗せ降ろしには注意が必要です。
また、ドアの開口角度もあまり大きくないため、そういった点でもライバルと比べて乗り降りしにくいといえます。
後部座席の空間をライバルと比較
ここからは、室内寸法をベースにヤリスとライバル車の車内空間や後部座席の広さを比較します。まず、ヤリスとライバル車種の室内寸法を比べると、以下の通りです。
| 車種 | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
|---|---|---|---|
| トヨタ「ヤリス」 | 1,845mm | 1,430mm | 1,190mm |
| 日産「ノート」 | 2,030mm | 1,445mm | 1,240mm |
| ホンダ「フィット」 ※代表モデル |
1,955mm | 1,445mm | 1,260mm |
| スズキ「ソリオ」 | 2,500mm | 1,420mm | 1,365mm |
| スズキ「スペーシア」 | 2,170mm | 1,345mm | 1,415mm |
①ヤリス vs ノート
【室内寸法】
- ヤリス:長1,845mm×幅1,430mm×高1,190mm
- ノート:長2,030mm×幅1,445mm×高1,240mm
ヤリスとノートを比べると、室内寸法は長さ・幅・高さすべてノートが上回ります。身長約170cmの人が座った場合、ノートは膝の前に拳3個分ほどのスペースを確保でき、頭上も拳1個分程度の余裕があります。また、ノートの後部座席は2段階のリクライニング機能があります。
②ヤリス vs フィット
【室内寸法】
- ヤリス:長1,845mm×幅1,430mm×高1,190mm
- フィット:長1,995mm×幅1,445mm×高1,260mm
ヤリスとフィットでも、室内寸法は長さ・幅・高さすべてフィットが上回ります。身長約170cmの人が座った場合、フィットは膝の前に拳2.5個分ほどのスペースを確保でき、頭上は拳1個弱の余裕があります。フィットの後部座席にリクライニング機能はありません。
③ヤリス vs ソリオ
【室内寸法】
- ヤリス:長1,845mm×幅1,430mm×高1,190mm
- ソリオ:長2,500mm×幅1,420mm×高1,365mm
ヤリスとソリオでは、室内幅のみヤリスが上回ります。ソリオは後部座席の中央にへどレストがなく、アームレストを設置する代わりに中央に座る人用のシートを改めて設置していないので、実は4人乗りに適しています。
ただし、頭上と足元のスペースはソリオのほうが圧倒的に広いです。身長約170cmの人がソリオの後部座席に座った場合、膝の前には拳4個分ほどのスペースを確保でき、頭上は拳2個程度の余裕があります。さらに、前後スライドとリクライニング機能もあり、後席でもリラックスして座れます。
④ヤリス vs スペーシア
【室内寸法】
- ヤリス:長1,845mm×幅1,430mm×高1,190mm
- スペーシア:長2,170m×幅1,345mm×高1,415m
スペーシアは室内幅が狭いですが、そもそも軽自動車なので4人乗りです。4人乗りを前提に比較すると、後部座席の快適性はスペーシアに軍配が上がります。
身長約170cmの人がスペーシアの後部座席に座った場合、膝の前には拳3個半ほどのスペースを確保でき、頭上は拳4個程度の余裕があります。さらに、前後スライドとリクライニング機能、オットマンにもなるマルチユースフラップが装備され、後部座席の快適性が非常に高いです。
ヤリスの前席と荷室の広さは?
後部座席が狭いヤリスですが、前席と荷室は特別狭いわけではありません。
前席の広さは大きな問題なし
ヤリスの前席は特別広いわけではありませんが、頭上や前方にある程度の余裕があります。ただし、フロントガラスの角度が浅く、インパネ部分が水平基調でないため、見た目の圧迫感はあります。
荷室も適度には広い
ヤリスは全体的にコンパクトな車であるため、荷室も特別広いほうではありません。しかし、一般的な一人乗りベビーカーを積むことは可能です。荷室容量は2WD車で209~270L、4WD車で209Lで、荷室床下はアジャスタブルデッキボードとなっています。
ヤリスは後部座席を倒すと荷室からかなりフラットに近い状態になるので、大きな荷物を積む場合にも後部座席が空いていれば便利です。
ヤリスが人気な理由と購入おすすめケース
後部座席が狭いヤリスですが、新車販売台数は非常に多く、人気の国産車です。ここでは、ヤリスが評価されている理由と購入をおすすめするケースを解説します。
ヤリスの魅力・メリット
- 車両価格が安く、モデル展開が豊富
- ハイブリッド車の燃費が非常に良い
- 小さくて扱いやすい
- 後部座席を倒して使える
- 基本的な装備が充実している
ヤリスはガソリン車やMT車の設定があり、「走行距離が短くコスト重視」「走りを楽しみたい」といった多様なニーズに応えられる車です。また、ハイブリッド車に関しては国産車トップレベルの燃費性能を誇り、最高燃費は36.0km/L(WLTCモード、2WD)を記録しています。
さらに、小さいからこそ都市部や運転の苦手な人でも扱いやすく、後部座席を使わないなら荷物も多く積めます。2020年登場で安全装備などが充実している点も魅力です。
ヤリスの購入がおすすめなケース
- 1人~2人で乗ることが多い
- 通勤用に使う
- 市街地走行が中心
ヤリスは、ファミリーカーには向きませんが、1~2人で気軽に乗る車として有能です。また、燃費が良いので通勤にも適しています。高速走行にはややパワー不足ですが、道幅の狭い市街地中心での走行なら扱いやすく、駐車場でも困りにくいでしょう。
中古で数年だけ乗る方法もある
ファミリーであっても、都市部に住んでいて大きな車を買いたくない人もいるでしょう。ヤリスの後部座席は狭いですが、チャイルドシートを積んだり、子どもが乗ったりする分にはあまり問題ありません。
「数年乗るだけだし…」と思うのであれば、中古もおすすめです。新車ほど汚れやキズを気にせず使いやすいといったメリットもあります。