ヴォクシーのグレード一覧!違いと特徴、おすすめグレードは?

ここでは、現行である90系ヴォクシーのグレード一覧と装備などの違い、特徴を分かりやすく解説しています。おすすめや売れ筋(人気)のグレード、さらに旧型である80系のグレードについてもご紹介していますので、参考にしてください。

ヴォクシーのグレード一覧 POINT

ヴォクシーのグレード

  • 90系ヴォクシーは「S-G」「S-Z」の2グレード展開
  • ガソリン車とハイブリッド車でも装備が異なる
  • おすすめ且つ人気グレードは「ハイブリッドS-Z」

※このページの車種情報は、2024年11月月14日時点のガリバー「車カタログ」より引用。価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。

ヴォクシー(90系)の基本情報

90系ヴォクシーの概要と特徴の一覧図

現行モデルの90系ヴォクシーは、2022年1月に発売されました。先代80系は標準車とエアロ仕様車に分かれていましたが、90系はエアロ仕様車のみの展開です。

大きさは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895-1925mmで、Mクラスミニバンとしては標準的なサイズです。最新の安全装備や快適装備、さらにクラストップレベルの燃費性能を有しています。

ヴォクシー(90系)のグレード一覧

グレード エンジン 駆動方式 乗車定員 WLTC燃費 新車価格
S-G ガソリン 2WD 7人/8人 15.0km/L 309万円
4WD 7人/8人 14.3km/L 328.8万円
ハイブリッド 2WD 7人/8人 23.0km/L 344万円
4WD 7人 22.0km/L 366万円
S-Z ガソリン 2WD 7人 15.0km/L 339万円
4WD 7人 14.3km/L 358.8万円
ハイブリッド 2WD 7人 23.0km/L 374万円
4WD 7人 22.0km/L 396万円

90系ヴォクシーのグレードは、基本的に「S-G」「S-Z」の2展開です。同じエンジン・駆動方式を選んだ場合、グレード間の価格差は30万円。グレード選びに悩んだ場合は「装備の違いが30万円の価格差に相応しいか」を1つの判断基準としましょう。

なお、8人乗りモデルはS-Gグレードしか選択肢がありません。

ヴォクシー(90系)のグレードごとの違い

ここでは、S-GとS-Zにおける装備の違いに加え、エンジンの違いによる装備の差も画像付きで分かりやすく解説します。

グレード別の主な装備の違い

以下では、S-GグレードとS-Zグレードの主な違いを一覧にまとめました。
※下記以外にも、オプションで選択できる装備の違いなどがあります。

装備 S-G S-Z
タイヤサイズ 16インチ 17インチ
※4WD車は16インチ
ホイール (標準) 切削光輝デザイン
※4WD車は標準
フロントガラス (標準) 撥水機能付き
LEDヘッドランプ リフレクター式 リフレクター式
※オプションでプロジェクター式に変更可
薄暮灯 なし 標準装備
ドアベルトモールディング
※ドアガラスの昇降部分のパーツ
(標準) ステンレス素材
電動スライドドア 助手席側のみ
※オプションで変更可
両側
バックイージークローザー
※半ドア状態のバックドアを自動で閉める
なし 標準装備
マルチインフォメーションディスプレイ 4.2インチ 7.0インチ
シート素材 上級ファブリック 合成皮革+ファブリック
シートヒーター(1列目) オプション 標準装備
シートヒーター(2列目) なし オプションで搭載可
ステアリングヒーター なし オプションで搭載可
フロントオートエアコン (標準)
※オプションで変更可
左右独立型
リヤオートエアコン クーラーのみ
※オプションで変更可
クーラー+ヒーター
アダプティブハイビームシステム なし オプションで搭載可
バックガイドモニター なし 標準装備

①S-G(ガソリン車)

90系ヴォクシーのグレードS-Gの車両と内装画像

とにかく低コストでヴォクシーに乗りたい人におすすめのモデルです。センターコンソールボックス非搭載など装備は最低限ですが、安全性能は充実しています。

約6万3000円で両側電動スライドドア、約18万円で1列目のシートヒーターや左右独立型エアコン、センターコンソールボックスなどの快適装備を揃えられます。ただし、オプション代がS-Zとの差額(ガソリン車同士で30万円)に近づくようならS-Zを選びましょう。

②S-G(ハイブリッド車)

90系ヴォクシーのグレードS-Gハイブリッド車の車両と内装画像

ヴォクシーでは、同じグレードでもガソリン車とハイブリッド車で装備が変わります。たとえば、ハイブリッドS-Gには独立型のセンターコンソールボックスが標準装備されます。また、アクセサリーコンセントをオプションで搭載でき、フロントガラスは高遮音性、計器盤もハイブリッド専用デザインです。

S-G(ガソリン車)との価格差は約35万円。年間1万km以上走るような人であれば、ハイブリッド車をお勧めします。

③S-Z(ガソリン車)

90系ヴォクシーのグレードS-Zの車両と内装画像

S-Zは、1列目のヒートシーターや左右独立型のオートエアコンを標準装備し、高い快適性を備えています。また、若干ながら外観にも変化があります。そのため「たまの遠出では快適に過ごしたい」「見た目にこだわりたい」といった人におすすめです。

廉価グレードのS-G(ガソリン車)との価格差は30万円。「不要な装備はないか」「S-Gに少し足したら納得のいく一台になるか」も検討して決めましょう。

④S-Z(ハイブリッド車)

90系ヴォクシーのグレードS-Zのハイブリッド車の車両と内装画像

最も高価なハイブリッドS-Zは、燃費性能と居住性の高さの双方で満足度の高い一台です。また、S-Zグレード、或いはハイブリッド車だからこそ装備できるオプションも複数あります。

ただし、諸費用も踏まえると購入時の金額は400万円前後かかります。予算や想定される走行距離も踏まえて選択しましょう。

【補足】ヴォクシー(90系)のグレード以外の違い

ヴォクシーは、グレード以外でもエンジンや駆動方式の種類で装備に違いが生じます。

ガソリン車・ハイブリッド車での違い

同じグレードでも、ガソリン車とハイブリッド車で以下のような点に違いがあります。

  • 計器盤のデザイン
  • フロントガラス(ハイブリッド車のみ高遮音性)
  • センターコンソールボックスのデザインや有無
  • アクセサリーコンセントの装備の可否
  • ドライブモードの種類(ハイブリッド車の方が多い)
  • 車両接近通報装置の有無
  • アドバンストパーク(※オプション)の機能性
  • エレクトロシフトマチックの搭載可否

外観での違いは殆どありませんが、内装や安全装備に違いが生じます。

2WD車と4WD車での違い

同じグレードとエンジンを選んでも、2WD車と4WD車では以下の違いがあります。

  • 全高(4WD車の方が30mm高い)
  • S-Zグレードのタイヤとホイールデザイン

S-Zグレードの場合、2WD車では17インチタイヤに切削光輝のアルミホイールが装備されます。一方、4WD車ではS-Gグレードと同様の16インチタイヤで、ホイールデザインもS-Gグレードと同様のものです。

ヴォクシーのおすすめ・人気のグレード

ここでは、90系ヴォクシーのおすすめ・人気モデルについて解説します。

おすすめも人気も「ハイブリッドS-Z」

予算が許す限り、お勧めするのはハイブリッドS-Zです。このモデルは最も人気のあるグレードでもあります。

ヴォクシーのハイブリッド車は、Mクラスミニバンでもトップレベルの燃費性能を有しています。また、S-GとS-Zの価格差は約30万円ですが、装備の違いを考えれば30万円以上の価値があるといえます。

ただし8人乗りならS-G系で選択

S-Zは7人乗りのみの設定で、8人乗りが欲しい場合はS-G系しか選択ができません。この場合は、不足分をオプションで補うと良いでしょう。 少なくとも、快適利便パッケージ(約17~18万円)の搭載をお勧めします。

Q. ノアと比べるならどっちがいい?

90系ヴォクシーとノアの車両画像

ヴォクシーとノアは姉妹車です。そのため、基本的には外観だけが異なり、性能は殆ど変わりません。

ノアはヴォクシーにない標準車を選ぶことができ、グレード展開も多いです。そのため、コスト重視で落ち着いたデザインが良い人には、ノアがおすすめです。

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旧型ヴォクシー(80系)のグレード一覧と違い

グレード エンジン 燃費 新車価格
※当時
X ガソリン 15.0~16.0km/L
(JC08)
258.7万円~279.6万円
ハイブリッド 23.8km/L
(JC08)
305.9万円
V ガソリン 14.8~16.0km/L
(JC08)
285.6万円~306.5万円
ハイブリッド 23.8km/L
(JC08)
321.9万円
ZS ガソリン 12.2~13.2km/L
(WLTC)
281.4万円~304.3万円
ハイブリッド 19.0km/L
(WLTC)
334.7万円
ZS煌Ⅲ ガソリン 12.2~13.2km/L
(WLTC)
291万円~313.8万円
ハイブリッド 19.0km/L
(WLTC)
344.3万円

80系ヴォクシーは、X/V/ZSの主に3グレード展開。この他に、GRスポーツや特別仕様車「煌(きらめき)」シリーズも存在します。

XとVは標準車、ZSはエアロ仕様車です。人気なのはZSグレードで、2016年1月以降はXグレードのガソリン車を除く全車で「トヨタセーフティセンス」が搭載されています。

低コスト・実用性重視ならVグレード、ヴォクシーらしさやリセールを考えるならZS系グレードがおすすめです。

Q. 特別仕様車「煌」とは?

ヴォクシー煌の車両画像

「煌(きらめき)」シリーズは、ZSグレードをベースとした特別仕様車です。ZSグレードでもオプションとなっている両側電動スライドドアやリヤオートエアコンを標準装備しています。 ヴォクシーの中でも圧倒的に人気のモデルで、中古車市場でも煌Ⅱや煌Ⅲの流通台数が非常に多いです。

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ヴォクシーの購入に関してよくある質問

Q. ヴォクシーの最上位グレードは?

90系ヴォクシーの最上位グレードは、S-Zグレードです。S-Zには、ガソリン車とハイブリッド車が存在します。

Q. ヴォクシー「S-G」「S-Z」の違いは?

S-GとS-Zの主な違いは、快適装備の充実度です。たとえば上位グレードのS-Zでは、1列目のシートヒーターを標準装備し、電動スライドドアも両側についています。

S-Gでもある程度の装備はオプションで付けられますが、オプション費用がS-Zとの車両価格差(30万円)前後になるなら、S-Zを選んだ方が良いでしょう。

Q. ヴォクシーは何色が人気?

90系ヴォクシーで最も人気のカラーは、ホワイトパールクリスタルシャインです。次いでアティチュードブラックマイカが人気といわれています。

納期が気になるならヴォクシーは中古も選択肢

現行の90系ヴォクシーは性能が優れ、安定して人気の高い一台です。ただし、新車では納期が長いことも考えられます。

車検前などで納車を急ぐ方は中古も検討しましょう。現在は、中古のヴォクシーでも登録のみ済ませた登録済み未使用車が多数流通しています。

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ライター紹介

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221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。