この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
とにかく大きい!中古外車SUV
モテる中古外車SUV
7人乗り 3列シートの外車SUV
安い中古外車SUV
中古車でSUVを買うときのポイント

ライター紹介

クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

空前のSUVブームが続いている。多くのSUVが街を走るようになると、「人とは違うSUVに乗りたい」だとか、「もっと高級なSUVが欲しい」など、色々な想いが出てくるだろう。そこで注目したいのが、外車SUVだ。
外車というと、高価で手が出ないといったイメージが強い。新車価格は高価だが、中古車になると、意外なほど値落ちも大きく、手が届く価格になるモデルも多い。
そこで、今回はニーズ別におすすめ輸入中古SUVをピックアップしてみた。

とにかく大きい!中古外車SUV

大きいだけでなく、超ラグジュアリーなモデル

メルセデス・ベンツGLクラス

GLS

メルセデス・ベンツGLクラスは、現在ではGLSと呼ばれている。メルセデス・ベンツ製SUVのフラッグシップモデルになる。今回ピックアップしたのは、X166型と呼ばれるモデルだ。このGLクラスは、2013~2016年まで発売されている。

このGLクラスのボディサイズは、 全長5,125mm×全幅1,935mm×全高1,850mmだ(
グレードにより若干異なる)。全長が5mを超え、全幅は1.9m超と、もはやちょっとしたトラック並みのボディサイズである。これだけ大きくても、最小回転半径は5.7mと意外と小回りも効く。

外観は、より大きく見えるデザインが採用されている。ボンネットフードは高い位置に設置され、フロントフェイスはとにかく大きい。グリルは前方に押し出され、とにかく迫力ある顔に仕上げられている。

GLクラスは、大きなボディサイズを活かした7人乗りだ。メルセデス・ベンツのフラッグシップSUVらしく、本革シートなどの豪華装備は標準装備化されている。まさに、贅を尽くした仕様でラグジュアリーな空間が楽しめる。もちろん、乗り心地や操縦安定性も高いレベルにある。

高級車であるGLクラスは、中古車だと意外な程リーズナブルになる。新車価格は、デビュー時で約1,330~1,800万円であった。中古車になると440~570万円位で手に入る。なんと新車価格の33%程度にまで価格が落ちている。安価になったとはいえ、400万円を超える価格なので手が出しやすいクルマではないが、満足度の高い1台になるだろう。流通量はとても少ないため、見つかるまで根気よく探そう。

モテる中古外車SUV

スタイリッシュでユニークなスタイリングならモテ確実!?

初代ランドローバー レンジローバーイヴォーク 

ランドローバー イヴォーク

初代ランドローバー レンジローバーイヴォーク(以下イヴォーク)は、2012~2019年に発売されたSUVだ。砂漠の王様と呼ばれるレンジローバーのDNAである悪路走破性を受け継ぎながら、オンロードでの走りも磨き上げたモデルでもある。

このイヴォークの魅力は、なんといってもデザイン性にある。後方に向けて下がっていくシャープなルーフラインは、クーペをイメージさせる。スポーティさとSUV特有のワイルドさや力強さが、見事に融合されている。

内装は上質感あふれるラグジュアリーな空間にまとめられている。レザーシート装着車なら、より高級感に満ちている。このスタイリッシュでスポーティな外観と上質感あるインテリアは、男女問わず魅力的に感じるだろう。まさに、初代イヴォークだはモテSUVの代名詞だ。

初代イヴォークのボディサイズは、全長4,355mm×全幅1,900mm×全高1635mmと、かなりワイドだが全長は短く、全高も低い。最小回転半径は5.5mなので、見た目より意外と扱いやすいのもポイントだ。

モテSUVである初代イヴォークだが、2代目イヴォークが登場済みということもあり中古車として買い得感が出てきている。2013年式の中古車価格は、おおよそ220~300万円だ。新車価格が450~580万円だったので、新車価格の49~52%程度になっている。人気モデルなのでリセールバリューが高いため、年式の割には高値を維持している。
中古車価格は高めだが、短期での乗り換えであればリセールバリューも高いので、買い得感があるといえる。

7人乗り 3列シートの外車SUV

ひと味違う!上質感あふれるスカンジナビアンデザインの7人乗り

2代目ボルボXC90

ボルボXC90

現行モデルである2代目ボルボXC90は、2016年に登場した。ボルボSUVの最上級車種だ。

2代目XC90のボディサイズは、全長4,950mm×全幅1,930mm×全高1,775mmである。全長は5mを切っているものの、全幅はかなりワイドだ。堂々としたシルエットが特徴的である。

外観デザインはかなりユニークな仕上がりだ。スカンジナビアンデザインには、ドイツ車などとは明確に異なる、洗練された美しさがある。
インテリアも同様だ。シンプルでスッキリとしたデザインで、居心地の良さもアピールしている。センターコンソールには、9インチのセンターディスプレイが設置された。このディスプレイを使い色々な機能の操作が可能だ。
自動ブレーキなどの予防安全装備は2016年式であっても高いレベルにあり、安心して乗れる。

XC90は、3列目シートをもつ7人乗りだ。7人乗りとはいえ、ミニバンの3列目シートのような広さはない。あくまで、短距離移動がメインだ。

このXC90の中古車は、なかなか買い得感が出てきている。デビュー時の新車価格は、約770~1,040万円だった。中古車の流通量が少ないモデルなので、中古車価格は多少バラつきがあるものの、おおよそ380~560万円だ。新車価格に対して、49~54%にまで落ちている。リセールバリューが高いSUVの中では、比較的リーズナブルな価格といえる。
「人とは違う個性的な3列シートのSUVに乗りたい」というニーズにぴったりな1台といえる。

安い中古外車SUV

コスパに優れるオシャレなフランス車

初代ルノー キャプチャー

captur

初代ルノー キャプチャーは、2014~2021年に発売されたBセグメントのコンパクトSUVだ。国産車では、トヨタ ヤリスクロスやホンダ ヴェゼルなどと同じクラスになる。

初代キャプチャーの魅力は、デザインにある。流麗なクーペ風ルーフを持ちながら、ボディ下部は、ドッシリとした安定感あるシルエットがユニークだ。

初代キャプチャーのボディサイズは、全長4,125mm×全幅1,780mm×全高1,565mmだ。コンパクトなボディサイズは、日本でも扱いやすい。

エンジンは1.2L直4ターボを搭載し、出力は120ps&190Nmだ。ミッションは6速のデュアルクラッチミッションと組み合わされる。動力性能的には十分である。フットワークはやや硬めのサスペンションで、コンパクトカーらしくキビキビと走る。

キャプチャーには4WDの設定はなくFF(前輪駆動)のみである。欧州車のコンパクトSUVは同様に、FFのみの設定だ。豪雪地帯やウインタースポーツなどで4WDが必須という人は選びにくい。

この初代キャプチャーは、2021年に2代目が登場した影響で、中古車価格は安価傾向にある。2015年式の中古車価格は、80~130万円程度だ。新車価格が260~270万円程度だったので、新車価格の31~48%位まで価格が落ちている。100万円以下の車両であれば、コストパフォーマンスはかなり高い。グレードは、より装備が充実している上級グレードのインテンスがおすすめだ。さらに、純正ナビが装備されている車両を選びたい。

小さなことが歓びに感じる、軽快&爽快なコンパクトSUV

初代プジョー2008

初代プジョー2008

初代プジョー2008は、2014~2020年に発売されたBセグメントのコンパクトSUVだ。ボディサイズは、全長4,160mm×全幅1,740mm×全高1,570mmと小さく、日本でも扱いやすい。
小さなボディながら、デザインは塊感があり、面の張りも強い。そのため、より大きく見えたくましく感じる。2代目が出た現在でも、あまり古さを感じさせないデザインも中古車としては魅力的なポイントといえる。

インテリアの特徴は、「i-Cockpit(アイコックピット)」だ。小径ステアリングと上部に設置されたメーター類の組み合わせで、独特の世界観をもつ。この年代のモデルとしては大きめの7インチタッチスクリーンが用意されており、ネット接続も可能で先進感もある。

プジョーモデルの大きな魅力は、ネコ足と呼ばれるフットワークである。大小問わず凸凹な路面をしなやかに駆け抜けていく足回りは、SUVになっても健在だ。小さなボディによってドライバーとの一体感が上がり、爽快な気分にしてくれる。このモデルも駆動方式はFF(前輪駆動)のみとなる。

おすすめは、2016年のマイナーチェンジ後のモデルだ。マイナーチェンジ前のモデルは、自然吸気の1.2Lガソリンエンジンで、5速ETGの組み合わせで、やや非力感があった。5速MTをベースに自動返送機能がプラスされたETGは、慣れないと空走感があり、フィーリングも少々違和感があった。

2016年のマイナーチェンジでは、110ps&205Nmを誇るパワフルな1.2L 直3ターボが搭載され、ミッションは一般的な6速ATとなった。このマイナーチェンジ車の方が、より2008らしさを体感できる。

2017年式初代プジョー2008の中古車価格は、おおよそ120~180万円だ。当時の新車価格が260~290万円だったので、新車の46~62%程度の価格と、平均的な値落ちだ。150万円以下で程度の良い車両が買えるのであれば、コスパのよい買い物といえるだろう。

中古車でSUVを買うときのポイント

今回は外車の各ニーズ別のおすすめSUVを紹介した。
SUVは年々人気となっているジャンルで、街乗りに向いたSUVや本格的なオフロードに対応したタイプなど、様々なモデルがある。そのため購入時には、利用目的を明確にしておくと良いだろう。
また、車種によっては中古車価格が高いものや、人気があり流通量が少ないものがあるので、気になる在庫があったら早めに問い合わせをすることをおすすめする。