ホンダは、5ナンバーミニバンであるステップワゴンに設定されていたカスタムカー「ステップワゴン モデューロX」を一部改良し発売を開始した。
- この記事の目次 CONTENTS
- マイナーチェンジ前までは、あまり売れていなかったステップワゴン。その理由は?
- ステップワゴンの魅力をさらに深化させたスポーツモデルがモデューロX
- ナビ画面を10インチに変更したものの、走行性能部分の改良は見送り
- スパーダのモデューロX発売を待つが吉
- ホンダ ステップワゴン モデューロX価格
マイナーチェンジ前までは、あまり売れていなかったステップワゴン。その理由は?
ホンダ ステップワゴンは、2015年にフルモデルチェンジし5代目となった。5代目ステップワゴンの特徴は、1.5Lのダウンサイジングターボの搭載と、横開きするユニークなわくわくゲートを装備していたこと。こうした装備は、激戦5ナンバーミニバンマーケットにおいて、かなりユニークな装備だった。
ところが、ステップワゴンの販売は、フルモデルチェンジ直後から低迷を始めた。ライバルに差を付けられる一方となったのだ。低迷理由は、すぐに明確になる。それは、デビュー時から指摘されていたが、ハイブリッドが無かったこと。そして、人気の中心でイメージリーダーでもあったスパーダのフェイスデザインが迫力不足だった。これが、売れない理由の中で大部分を占めた。
ステップワゴンの魅力をさらに深化させたスポーツモデルがモデューロX
低迷するステップワゴンの販売を少しでもアシストすべく登場したのが、2016年10月に登場したステップワゴン モデューロXだ。ステップワゴンは、低床フロアにこだわり開発されたモデル。低床化は、乗り降りがしやすいだけでなく、クルマの重心を下げることができる。重心が下がれば、操縦安定性は高まり、走りも楽しくなる。
そこで、ステップワゴン モデューロXは、そうしたステップワゴンの素性を生かしたチューニングを施し、より走って楽しいミニバンに深化させた。外観もより個性的でスポーティなシルエットになり、カスタマイズファンの要望にも応えている。
また、ミニバンに限ったものではないが、エアロパーツなどが付いたスポーツグレードは、なかなか高い人気を誇っている。ミニバンとはいえ、現在ではトヨタはGRスポーツ、日産はニスモを用意。モデューロXは、こうしたニーズに対応している。
ナビ画面を10インチに変更したものの、走行性能部分の改良は見送り
ホンダ ステップワゴン モデューロXは、少々寂しい改良となった。従来9インチだったナビ画面が10インチに大型化した。低反射・ダイレクトボンディング技術を採用した高画質のものが、ステップ ワゴン専用として装備されている。
カーナビ連動のドライブレコーダー・ETC車載機を搭載
また、駐車時録画モード付きナビ連動ドライブレコーダーも装備。そして、ナビ連動タイプのETC車載器が同時装着となる、さらに、ナビ装着用スペシャルパッケージを新設定。これは、標準装備化されていたナビが無い分、価格は約28万円安価な価格設定となっている。
スパーダのモデューロX発売を待つが吉
ステップワゴン モデューロXの改良は、こうした微妙なものとなった。すでに、ステップワゴンはマイナーチェンジし、迫力あるデザインとなったスパーダにはハイブリッドも投入され、現在、息を吹き返して人気を得ている。それだけに、本来、今回の改良ではスパーダをベースとしたモデューロXを投入すべきだろう。いずれ、スパーダのモデューロXが投入されるだろうから、購入を考えているのなら、しばらく様子見がよいだろう。
ホンダ ステップワゴン モデューロX価格
ステップワゴン モデューロXの価格は以下の通り。
Modulo X
7人乗り 3,419,280円
8人乗り 3,440,880円
Modulo X (10インチナビ)
7人乗り 3,694,680円
8人乗り 3,716,280円
ステップワゴンのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和4年5月(2022年5月)〜現在
- 新車時価格
- 299.9万円〜406.7万円
ステップワゴンの在庫が現在105件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。