独創性のあるミニバンながら、販売面で苦戦中のステップワゴン
ホンダは2016年10月21日、「ステップワゴンModulo X(モデューロ エックス)」の発売を開始した。ミニバンのステップワゴンに専用のカスタマイズパーツを量産過程で装着したコンプリートカーブランド、「Modulo X」の第3弾となる。
ホンダの独創性を感じさせる装備は、これだけではない。多くのミニバンは、リヤドアがとにかく大きい。そのため、日本の狭い駐車場では、車両後方にある程度のスペースがないと開けられないなど不便な部分もあった。ステップワゴンは、こうした使い勝手の悪さを解消するために、横開きのドア「わくわくゲート」を新開発。横開きなので、後方のスペースはどれほど必要なく、狭い場所での荷物の出し入れを容易にした。また、3列目シートを分割してフロアに収納できるようにした。その結果、わくわくゲートから3列目シートにもアクセスできるようになった。このわくわくゲートは、ステップワゴンならではの装備となっている。
安全装備面では、ホンダの先進技術で歩行者検知式の自動ブレーキを含む「ホンダ センシング」が、デビュー時はオプション設定だった。しかし、モデル途中の改良で、一部のエントリグレードを除き標準装備化され、高い安全性能を得ると同時に、こうした装備が無いトヨタ系5ナンバーミニバンに対して差別化できるようになった。
クルマのパフォーマンスとしては、十分なレベルにあったステップワゴンだが、販売台数では苦戦を強いられる。2016年1~6月の販売台数は28,699台。ライバルであるヴォクシーが44,377台。モデル末期だったセレナが35,216台。フルモデルチェンジ直前のセレナに負けてしまった。セレナがモデル末期ということもあり、大幅値引きしていたとはいえ、新型になったばかりのステップワゴンが負けるという事態は、ホンダにとって予想もしない状況だったはずだ。それでも、なんとかノアやエスクァイアには買ったものの、非常に厳しい戦いとなっているのには変わりない。
今回新たに投入されたステップワゴンModulo Xは、最近流行のカスタマイズモデル。トヨタではG's、日産ではニスモがあり、高額車ながら人気も高く一定の販売を維持しており、各社とも無視することのできないカテゴリーに成長している。
一般的に、ローダウンすると乗り心地が悪化する傾向になるが、サスペンションのバネレートと減衰力の変更により、路面の凹凸や道路の継ぎ目といった段差でも揺れの収まりが良い乗り心地を追求。また、専用17インチアルミホイールも装着し個性をアピールする。
スパーダでも地味目だったデザインだったが、Modulo Xではややスポーティな味付けの外観デザインとなった。専用フロントエアロバンパー/専用エンジンアンダーカバー/専用リアロアディフューザー/専用フロントグリル/専用フロントビームライト/専用LEDフォグライト/専用リアエンブレムを装備。さすがメーカー直系のパーツということもあり、機能面でも磨き抜かれたものとなった。
大開口グリルの採用やエンジンアンダーカバーの小型化により、車体正面から受ける風をエンジンルームに取り込んで下面に流している。この風を車体下部のフィンで整流。車体下中央に早い空気の流れをつくることで、常用域から高速域までオンザレール感覚を高め、優れた直進安定性を実現するエアロ効果を生み出した。
その他、多くの専用インテリアパーツを装着し、より強い個性を求める顧客を十分に満足させることができる上質でオリジナリティあふれるインテリアに仕上げた。
ステップワゴンModulo Xの価格は、3,665,000円となった。アフターパーツでこれだけのパーツを用意して仕上げることを考えると、買い得感がある。しかし、ライバル車と比べるとやや割高なイメージだ。例えば、トヨタ ヴォクシーG'sの価格が3,119,237円。やや価格差が大きい。さらに、専用装備面では、G'sはボディ補強まで行われていて、ホイールもステップワゴンModulo Xより1インチ大きい18インチを履く。
ただ、こうしたカスタマイズモデルは、やはり乗り味がどうかというのが一番の問題。各社こうしたカスタマイズモデルを投入しているが、なかなか試乗車というのは少ない。走りの質が自分の好みに合うかどうかというのが、非常に需要なので、できる限り試乗して、より自分好みの「味」をもつ車種を選ぶといいだろう。
ホンダ ステップワゴン Modulo X:3,665,000円
ホンダは2016年10月21日、「ステップワゴンModulo X(モデューロ エックス)」の発売を開始した。ミニバンのステップワゴンに専用のカスタマイズパーツを量産過程で装着したコンプリートカーブランド、「Modulo X」の第3弾となる。‖ベースとなるのはステップワゴン
ステップワゴンModulo Xのベースとなるステップワゴンは、2015年4月にフルモデルチェンジし5代目となった。この5代目ステップワゴンには、このクラスでは唯一、1.5Lエンジンのダウンサイジングターボを搭載。このエンジンの特性は、低速域のトルク感がライバルの2.0Lを上回るものだ。燃費はライバルと同程度といったところ。ただし、この1.5Lターボエンジンを採用したことで、ステップワゴンはライバルの2.0L車勢に対して、自動車税が年5,000円も安くなるメリットを顧客に提示した。ホンダの独創性を感じさせる装備は、これだけではない。多くのミニバンは、リヤドアがとにかく大きい。そのため、日本の狭い駐車場では、車両後方にある程度のスペースがないと開けられないなど不便な部分もあった。ステップワゴンは、こうした使い勝手の悪さを解消するために、横開きのドア「わくわくゲート」を新開発。横開きなので、後方のスペースはどれほど必要なく、狭い場所での荷物の出し入れを容易にした。また、3列目シートを分割してフロアに収納できるようにした。その結果、わくわくゲートから3列目シートにもアクセスできるようになった。このわくわくゲートは、ステップワゴンならではの装備となっている。
安全装備面では、ホンダの先進技術で歩行者検知式の自動ブレーキを含む「ホンダ センシング」が、デビュー時はオプション設定だった。しかし、モデル途中の改良で、一部のエントリグレードを除き標準装備化され、高い安全性能を得ると同時に、こうした装備が無いトヨタ系5ナンバーミニバンに対して差別化できるようになった。
クルマのパフォーマンスとしては、十分なレベルにあったステップワゴンだが、販売台数では苦戦を強いられる。2016年1~6月の販売台数は28,699台。ライバルであるヴォクシーが44,377台。モデル末期だったセレナが35,216台。フルモデルチェンジ直前のセレナに負けてしまった。セレナがモデル末期ということもあり、大幅値引きしていたとはいえ、新型になったばかりのステップワゴンが負けるという事態は、ホンダにとって予想もしない状況だったはずだ。それでも、なんとかノアやエスクァイアには買ったものの、非常に厳しい戦いとなっているのには変わりない。‖ハイクオリティなステップワゴンが売れない理由は、価格だけにあらず。
苦戦の理由は、価格がやや高めの設定になったことが要因のひとつ。モデル途中で、早くも装備を充実させ価格アップを抑えるなどの対策が施された。そして、クルマに詳しくない顧客層に対して、1.5Lターボの優位性やメリットが伝わっていないことなどがある。また、デザイン面が最近のトレンドに合っていないという面もある。ステップワゴンには、より迫力を重視したスタイルをもつステップワゴンスパーダがあるが、このデザインが今ひとつ迫力不足。このクラスのミニバンのデザインは、デザイン性というよりは、とにかく顔が大きく威圧感があり迫力が重視される。ヴォクシーが好調なのと、トヨタのミニバンのすべてがそうしたデザインへ移行しているのも、そういった理由からだ。‖トヨタのG's、日産のニスモに対抗。スポーティ仕様のステップワゴンModulo X
今回新たに投入されたステップワゴンModulo Xは、最近流行のカスタマイズモデル。トヨタではG's、日産ではニスモがあり、高額車ながら人気も高く一定の販売を維持しており、各社とも無視することのできないカテゴリーに成長している。【ライン生産により高品質に価格減を実現】
ステップワゴンModulo Xは、工場出荷後に架装されるのではなく、工場内でのライン生産を可能としている。こうすることで、後架装して仕上げるよりもリーズナブルな価格設定ができるのも特徴だ。【スペックはスポーティーで、快適】
まず、足回りは、ローダウンが基本。専用サスペンションが装着され、車高はSPADA比でマイナス約15mmとなった。もちろん、カッコだけではなく、高い操縦安定性を追及している。サスペンション設定と空力特性のチューニングにより、車体前後のリフトバランスを高めることで4輪の接地性を向上。また、旋回時の路面トレース性能を徹底して磨き上げた。一般的に、ローダウンすると乗り心地が悪化する傾向になるが、サスペンションのバネレートと減衰力の変更により、路面の凹凸や道路の継ぎ目といった段差でも揺れの収まりが良い乗り心地を追求。また、専用17インチアルミホイールも装着し個性をアピールする。
スパーダでも地味目だったデザインだったが、Modulo Xではややスポーティな味付けの外観デザインとなった。専用フロントエアロバンパー/専用エンジンアンダーカバー/専用リアロアディフューザー/専用フロントグリル/専用フロントビームライト/専用LEDフォグライト/専用リアエンブレムを装備。さすがメーカー直系のパーツということもあり、機能面でも磨き抜かれたものとなった。大開口グリルの採用やエンジンアンダーカバーの小型化により、車体正面から受ける風をエンジンルームに取り込んで下面に流している。この風を車体下部のフィンで整流。車体下中央に早い空気の流れをつくることで、常用域から高速域までオンザレール感覚を高め、優れた直進安定性を実現するエアロ効果を生み出した。
その他、多くの専用インテリアパーツを装着し、より強い個性を求める顧客を十分に満足させることができる上質でオリジナリティあふれるインテリアに仕上げた。
‖価格設定は高めだが、十分に納得できる
ステップワゴンModulo Xの価格は、3,665,000円となった。アフターパーツでこれだけのパーツを用意して仕上げることを考えると、買い得感がある。しかし、ライバル車と比べるとやや割高なイメージだ。例えば、トヨタ ヴォクシーG'sの価格が3,119,237円。やや価格差が大きい。さらに、専用装備面では、G'sはボディ補強まで行われていて、ホイールもステップワゴンModulo Xより1インチ大きい18インチを履く。【G’sと比較すると、装備が非常に豪華】
走りの部分では、G'sの方がかなり手が入っているように感じるものの、豪華装備系はステップワゴンModulo Xの方が勝る。ヴォクシーG'sには装備されていない9インチプレミアムインターナビやドライブレコーダー、ETC2.0車載器などが標準装備されている。こうした高額な装備を加味して価格を比べると、価格差はかなり縮まる。しかし、それでもステップワゴンModulo Xの方がやや価格は高めだ。ただ、こうしたカスタマイズモデルは、やはり乗り味がどうかというのが一番の問題。各社こうしたカスタマイズモデルを投入しているが、なかなか試乗車というのは少ない。走りの質が自分の好みに合うかどうかというのが、非常に需要なので、できる限り試乗して、より自分好みの「味」をもつ車種を選ぶといいだろう。
‖ホンダ ステップワゴン Modulo Xの価格
ホンダ ステップワゴン Modulo X:3,665,000円
ステップワゴンのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和4年5月(2022年5月)〜現在
- 新車時価格
- 299.9万円〜406.7万円
ステップワゴンの在庫が現在105件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。