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人気沸騰中!BMWのSUV全5モデルまとめ
コンパクトSUVのパイオニア X1
人気のミドルクラスSUV X3
Xシリーズで最も新しいX4
ハイエンドラグジュアリーSUV X5
低全高型スタイリッシュ系SUV X6
気になるSUVを見つけたらまずは試乗

人気沸騰中!BMWのSUV全5モデルまとめ

近年、人気沸騰中のSUV。BMWでは2000年のX5に始まり、X3、そして最も小さいX1と新たなモデルを市場に投入してきた。SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と独自の呼称で呼び、単なるSUVに留まらないクルマだと定義している。

またオーソドックスなSUVだけであなく、BMWがSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶ、クーペのようなルーフラインを持つモデルを展開しているのもBMWの特徴。X4、X6は、それぞれX3、X5をベースに、より流れるようなシルエットを備えた仕上がりになっている。(※X2は未発売)

SUVと一口にいっても仕様も価格も様々。「BMWのSUVは気になるけれども、実際どういう違いがあるのかわからない……」そんな人たちのために、それぞれの車種について紹介していく。

コンパクトSUVのパイオニア X1

2010年にデビューしたX1。コンパクトSUVという立ち位置が業界内に確立される前の登場だった。当初こそ人気はなかったものの、各メーカーがこのクラスへ集中的に車種投入を行い、現在では最も人気のあるクラスになっている。このX1は、コンパクトSUVの先がけとも言える存在だ。

もはや別車種!アーキテクチャが異なる新旧2モデル

2015年に第2世代がリリースされ、第1世代から大きくアップデートされた。特に大きな変更点は、FRベースからFFベースへと変更され、よりSUVらしい設計がなされているところだ。アーキテクチャから全く異なる新旧のX1。全く違うクルマとも言えるため、X1の場合は旧モデルであっても独自の価値があるとも言える。

一方の第2世代の特徴は、FF化されたことで生まれた大きなスペース。居住性はもちろん、ラゲッジスペースも85L増加し505Lになった。上位車種であるX3の550Lにも迫り、ライバルのメルセデス・ベンツGLAの421Lを凌駕している。

エントリークラスX1のコストパフォーマンス

BMWが展開するXシリーズの中ではエントリーモデルのX1。SUVのパワフルさと利便性を兼ね備えながら、417万円〜でBMWのラグジュアリーも手に入る。

やや高めに見える値段設定も、LEDヘッドライトやナビ、自動ブレーキが標準装備されているため、実際はかなりお手頃なモデルだ。

人気のミドルクラスSUV X3

使いやすさもあって人気のサイズであり、激戦区のひとつ、ミドルクラスSUV。BMWはこのジャンルではX3シリーズを展開している。日本向けには2004年に発売され、2011年に第2世代がリリースされた。そして、2017年10月19日から第3世代の受注が開始したばかり。日本ではひとつ上のモデルであるX5を凌ぐ人気のSUVでもある。

保守的なデザインも円熟の現れ

プレミアムミドルクラスのSUVであるX3だが、フルモデルチェンジをしたのにも関わらず、エクステリアもインテリアも、以前のモデルからの変化は保守的に留まっている。

エクステリアは、全体的にエレガントさを増した印象だ。ヘッドライトやテールランプは、やや鋭くなり、キドニーグリルの縦横比も拡大。エアスクープなども大きくなったことで、より押し出し感の強い顔つきに変化。さらにサイドのキャラクターラインは水平基調となっている。

インテリアは確かに目新しさこそ無いが、シートやリムなどの素材を刷新し、高級感が増している。これは同時にX3のデザインが円熟期に到達したという、メーカーの自信だろう。

オススメはディーゼルモデルも、新車の割引は期待できない

現行モデルの場合、エンジンはxDrive 20iに搭載されている4気筒2.0Lガソリンターボと、xDrive 20dに搭載されている4気筒2.0Lディーゼルターボが選択できる。X3のコンセプトに合っているのは、トルクを活かした低速巡航で悪路も力強く走破する、という方向性。となると、ディーゼルエンジンを選択してもらいたい。17.0km/Lというハイレベルな燃費性能も経済的だ。

ただ、まだ発売されたばかりの車種ということもあり、どのグレードも割引なども期待はできない。なので、このクラス以上の車種に乗りたい場合は、中古車も視野に入れて検討することをオススメしたい。X3は新車価格だと639万円〜だが、きっちりと探せば、BMWをはじめとした輸入車も新車定価の半額程度で購入することも十分に可能だからだ。

Xシリーズで最も新しいX4

BMWの展開するXシリーズ中、現在市場に並んでいるもので最も新しいシリーズがX4だ。BMWが「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」として提供しているX4は、X3をベースにしつつも、X3に比べて50mm低い全高が特徴。なめらかで優美なルーフデザインが目を引く。

上位車種ならではのインテリア

ルーフデザイン同様に、インテリアも優美さを感じさせる。後席は3名乗車となっていて、ゆとりのある空間設計。用いている上質なパーツ、丁寧な造りも手伝って、ラグジュアリーな空間に仕上がっている。

また、ラゲッジスペースも通常時500L、最大時1400Lのスペースを持つ。X3に比すると通常時50L、最大時で200Lスペースが小さいが、荷物を多く積む人はこのあたりもしっかりとチェックして欲しい。

高価な車種ならではの高い安全性能が標準装備

車線逸脱を警告するレーン・ディパーチャー・ウォーニング、前車接近警告、衝突回避・被害軽減ブレーキ。これらすべてのドライビング・アシスト機能が標準装備されている。

また、車体前方と側面をパノラマ・ビューで映し出すサイドビューカメラ、また周囲360度の映像をコントロールディスプレイに映し出すトップビューも標準装備。高価で大型のSUVであるが故の死角をなくし、誰でも便利で安全なドライビングが可能だ。

高級路線のモデルなのでライバルや中古とも比較を

高級感のあるインテリア、充実した装備など高級路線のX4。それだけに新車価格は742万円からと、割高な印象は拭えない。兄弟車であるX3はもちろん、BMW以外のブランドも検討している人は、GLCやQ5と装備や走り、価格などを比較してみてほしい。また「登録済み未使用車」なども含め、中古車も視野に入れてみるのもおすすめだ。

ハイエンドラグジュアリーSUV X5

2000年に登場した、BMWが展開するハイエンドSUVの元祖と言える存在がこのX5だ。全幅1935mmもあるこの大型SUVは、2007年と2013年のフルモデルチェンジを経て、現行車種が販売されている。

5シリーズをベースにした高い走りの質

BMWにとってはじめてのSUVとなったX5は、BMWの代用的なセダンシリーズである「5シリーズ」をベースに開発が行われた。結果、BMWらしい卓越したドライビングプレジャーを実現。SUVらしいオフロード性能を持ちながら、オンロードでの走りの質も高い。

現行モデルである3代目のパワーユニットは3種類用意されているが、オススメは燃費とエコカー減税の観点からxDrive35dの3L直列6気筒ディーゼルエンジンだ。190kW(258ps)のパワー、560Nmの大トルクでありながら、13.8km/Lの燃費性能。さらに、ガソリン車はハイオク仕様のため、通常のガソリンよりも高価。その辺りも、ディーゼルモデルをお勧めする理由の一つだ。

リセールバリューを高めるM Sport

ラグジュアリーな大型SUVであるX5。当然、価格も920万円〜と高価だ。短期で乗り換える場合、リセールバリューが高いM Sportが、よりかしこい選択。 他方で「よりお安く買いたい」という人は、中古車を視野に入れると良いだろう。このX3は2013年にモデルチェンジして5年目になる。中古車の在庫もかなり増えてきており、年式が新しいもの、走行距離が短いもの、よりリーズナブルなものなど、豊富な選択肢からピッタリのクルマが見つかるだろう。

低全高型スタイリッシュ系SUV X6

クーペライクなルーフラインを持つ、クロスオーバーSUVとして2008年にデビューしたX6。低全高型SUVのパイオニア的存在だ。当初こそ「居住性と搭載性を高めたSUVのルーフを何故低くするのか」「頭がルーフにぶつかる」などの声もあったが、すぐにX6は人気モデルとなる。

このモデルの成功を受けて、同じようなシルエットを備えた X4が投入されている。

デザイン性優先の先代から機能性を兼ね備えた2代目へ

スポーティーさを持ったX6だが、初代モデルでは車体の大きさの割にラゲッジスペースは小さかった。2代目ではデザイン性に機能性を追加し、ラゲッジスペースは最大1525Lとなり、75Lの増加となっている。

現状、日本で購入できるX6に用意されているパワーユニットは2種類のみ。3L直列6ターボエンジンと4.4LのV8ツインターボチャージャーエンジンだ。好みによってこのあたりは選んでほしいが、双方先代モデルに比べて燃料消費率が20%向上している。これらはボディの軽量化や低燃費走行アシスト機能、ECO PROモードによるところも大きい。

環境性能や力強いトルク感から人気のディーゼルモデルは用意されていない。価格も979万円〜で、安いとは言い切れない。それでもなおX6が欲しいという場合は、リセールバリューも考慮してみると良いだろう。M Sportは新車価格にして100万円ほど高くなるものの、手放す時に高値で買い取ってもらえる可能性が高い。

気になるSUVを見つけたらまずは試乗

BMWのSUVモデルを紹介してきたが、まずは気になるSUVを実際に見てみること、試乗してみることは大事だ。サイズ感など、実物を見てみないとつかめないところも多い。

また、BMWなどの輸入車は価格が高めであることが多い。現行モデルでもアップデートから時間が経っているものもあり、新車だけでなく中古車を視野に入れることで、おトクに状態の良いクルマを選ぶことも出来る。今のクルマの買取も含めて、大手の中古車販売店に立ち寄ってからディーラーに行くとお得な買い物ができる。