クルマの乗り換えというと3月のイメージが強いですが、実は9月は、3月に次いでクルマの乗り換えが多い月。クルマの流通が活発になるため、新車メーカーやディーラーはこのこの時期に新型車を投入します。また、それに合わせて様々なキャンペーンも増える時期でもあります。新型車やキャンペーンが気になり、クルマの乗り換えを考えているそこのあなた。今が買い時のクルマを知って、クルマ選びの参考にしてみてください。

乗り換えの時はリセールバリューもチェック

クルマを購入する時には、新しく買う車の価格にばかり目が向いてしまいがち。しかし、クルマにお得に乗るためには、それだけでは不十分。クルマのリセールバリューにも目を向ける必要があるのです。

リセールバリューとは、そのクルマを中古車として売却した時に、いくらで買い取ってもらえるのかという価値の予測を指す言葉です。なので、リセールバリューが高いクルマを選ぶと、次の乗り換えの時に高く買い取ってもらえる、つまりそのクルマに乗るために支払う実質的な金額が少なくて済むことになります。

リセールバリューは、○○%という形で表記されます。これは、新車で購入する時の価格を母数に、3年後に残っている価値(=残価率)を分子として算出されています。例えば、新車で買ったときの価格が200万円、3年後の価値が80万円なら、リセールバリューは40%となります。
一般的に、クルマの価値は3年で半分以下になると言われていますので、リセールバリューが50%以上であれば高い方だといえるでしょう。

リセールバリューは基本的には人気で決まる

中古車の価格は、需要(買い手)と供給(売り手)のバランスで決まります。需要があるということは人気があるということですので、人気がある車種、グレード、色ほどリセールバリューが高くなります。

ただし、リセールバリューはあくまで「3年後にこのくらいの価値が残るだろう」という予測です。予想外の出来事があった場合には、その予測と違う結果になる可能性があります。
例えば、昨今問題となった三菱自動車による燃費不正問題。クルマ自体に問題がある訳ではないですが、ブランド価値が下がり、新車が売れなくなりました。このような事件は想定外であったため、現在の中古車価格は、予想していた当初のリセールバリューを大きく下回っています。

リセールバリューが高いおすすめ3車種

おすすめ1 トヨタ アルファード
3年後のリセールバリュー 66%-74%

高級ミニバンの代名詞!しばらくは相場下落の心配なし
アルファード1
リセールバリュー_アルファード.001
在庫一覧
カタログ情報

数ある大型ミニバンの中でも、圧倒的な人気を誇るアルファード。広々としたキャビン、質感のあるインテリア、そして高い燃費性能を備えた、完成度の高い一台です。ライバルとしては日産エルグランドやホンダのオデッセイが挙げられますが、先代の2代目モデル(2008~2015年)からはアルファードの一人勝ち。新車価格はやや高いですが、法人の高級社用車としても使われており、しばらくこの人気が衰えることはないでしょう。

新車を買うなら、トヨタの安全装備であるセーフティセンスCはつけておいた方が良いでしょう。その方が安全にドライブを楽しめますし、リセールバリューも上がります。また色はブラックを選んでおくと、リセールバリューは更に高めです。
中古車を買う場合には、装備が充実している先代モデルの後期型(2011~2015年)がおすすめです。

おすすめ2 日産 セレナ
3年後のリセールバリュー 64%-72%

自動運転支援技術搭載の新型セレナ登場で価値が上昇中!
セレナ
リセールバリュー_セレナ.001
在庫一覧
カタログ情報

8月末にフルモデルチェンジしたセレナ。17.2km/Lという高い燃費性能に加え、新たに搭載された「プロパイロット」機能が注目を集めています。この「プロパイロット」機能は、前走車に追従して自動で停止・発進をしてくれる運転支援システム。渋滞の時などの運転疲れを軽減してくれます。その他にも、ミニバンの大きく重たいバックドアを上下に二分割した「デュアルバックドア」や、足をドア下で動かすだけで簡単にドアを開け閉めできる「ハンズフリーオートスライドドア」など、新型セレナには便利な機能が搭載されています。

新車で購入するなら、今後、高いリセールバリューがつくことが予想される「プロパイロットエディション」をおすすめします。先代の4代目(2010~2016年)が発売されて来年で7年。その頃になると中古車としての下取り価格が下がりますので、先代モデルオーナーの方は、今が乗り換えを検討する良いタイミングです。

セレナ_在庫
また中古車で買うにも良いタイミングです。新型発売に伴い、先代モデル(2010~2016年)の中古車在庫が増え、その分だけ価格が下がってくる頃です。「ほどほど乗ったら下取りしてもらおう」と考えている人は、先代モデルのハイブリッド、エマージェンシーブレーキ付きのものを選ぶと、下取りの時のリセールバリューが期待できます。

おすすめ3 アウディ A4
3年後のリセールバリュー 55%-63%

8年ぶりのフルモデルチェンジ!
A4
リセールバリュー_A4.001
在庫一覧
カタログ情報

今年の2月に発売されたアウディの主力セダンA4。デザイン性の高いエクステリアやインテリアで、セダンながら若い世代にも人気のモデルです。モデルチェンジで少し大きくなったボディは全幅1840mmとクラス最大級。全高は先代よりも40mm低くすることで、空気抵抗を徹底的に抑えています。

ちょうど9月は、輸入車ディーラーであるヤナセの決算期。新型になったA4をダシに、ライバルであるメルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズの値引き交渉をするのも一つの手です。
ただし、日本では未発売のクリーンディーゼルモデルが登場したら、リセールバリューが大きく下がる可能性があることは覚えておいてください。

今乗っているクルマのリセールバリューは?

リセールバリューが高く、今が買い時のクルマを3台ご紹介しましたが、今乗っている車のリセールバリューや今後の動きが気になる人もいるのではないでしょうか。今のクルマの売り時、そして今が買い時のクルマが分かれば、もっとお得にクルマの乗り換えができます。
年間約60万件クルマを査定しているガリバーでは、過去のデータに基づいて適切な売り時と、買い時のクルマをお伝えできますのでお気軽にご相談ください。

今乗っている車の査定はこちらからお申し込みください。