GMは、ミッドサイズのSUVであるシボレー キャプティバに特別装備を施した限定車「シボレー キャプティバキャンパー」の発売を開始した。キャプティバキャンパーは、50台の限定車となっている。
2011年にシボレー キャプティバは、日本デビュー。日本マーケットでもSUVの人気が高まってきた頃だ。キャプティバは、2.4Lエンジンに6速AT、4WDという設定のみとなった。2013年に一部改良を施し、装備などを充実させている。
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キャプティバのエンジンは、2.4L直4のみ。167ps&230Nmというスペックをもち6速ATと組み合わされている。燃費性能は公表されていなのは、特別誇れる数値でないということだろう。AWDは、アクティブオンデマンドのAWDシステムを採用。前後輪の駆動力配分を100:0から50:50の範囲で制御するタイプだ。通常の街中やハイウェイは、燃費優先の前輪駆動とし、滑りやすい路面やオフロードでは、4輪駆動に切り替わり走行安定性を高める。
いかにもアメリカ車的な装備では、シボレー ブランドが独自で開発したインフォテイメントシステム「シボレーMyLink(マイリンク)」が全車に標準装備されている。音楽、写真、動画再生機能等が含まれ、“Apple CarPlay”にも対応。2011年デビューと、やや古くなったクルマだが、こうしたわかりやすい装備のアップデートは早い。
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今回の限定車キャプティバキャンパーは、残念ながらクルマそのもののパフォーマンスは向上していない。キャプティバキャンパーは、その名の通りキャンパー向けの専用装備が装着されたモデル。車中泊も可能となるベッドや専用小型キッチンシンク、専用バックドア用テントなどが装備。専用装備は、クルマとのマッチングもよく使い勝手も良さそうだ。その他の装備もなかなか本格的。これだけあれば、後は必要な小物を揃えれば本格的なキャンプが楽しめるだろう。
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さて、シボレー キャプティバキャンパーの価格は398万円で、ベース車に対して20万円のアップとなった。専用装備が付いて価格は据え置きというのであれば、お買い得感があるが、20万円も上がっていれば、専用装備ということでクルマとのフィット感などは高い買い得感は無い。
また、約400万円という価格は、国産SUVと比べると高めだ。国産SUVで400万円も出せば、最新のハイブリッド車やクリーンディーゼル車、ターボ車などが十分に買えてしまう。アメリカ車は、ドイツ車などに比べるとブランド力も低い。それもモデル末期に入ったモデルだけに、この価格設定では一部のファン向けの仕様といったところだろう。キャンプというワードで、付加価値をプラスして売りたいのは分からないでもないが、やはりクルマの本質を磨いて競争力が保てているからこそキャンプという付加価値が大きな意味をもつ。また、キャプティバのリセールバリューは、あまり期待できないので乗り潰すつもりで購入したい。
・キャプティバ Camper 3,980,000円
・キャプティバ Camper Luxury 4,330,000円
専用小型キッチンシンク (ヘッドをのばせばシャワーとしても使用可能)
テーブル&椅子セット (折り畳み式のローテーブルとスツール2脚のセット)
ポータブル冷蔵庫 (-18℃まで冷やせる本格冷凍・冷蔵庫)
車中泊用ベッド (10cm厚の高密度ウレタンフォーム)
専用バックドア用テント (日よけ、雨よけや着替えに使用可能)
専用サーモプロテクター (防寒、防熱対策)
専用バックドア防虫ネット (優れた通気性を持ち、虫の侵入を防ぐ)
LEDランタン (シボレーのロゴ入り)
ETCユニット
専用キャンプ用品を装備した限定車キャプティバキャンパー。クルマの本質以外で売るしかない?
2011年にシボレー キャプティバは、日本デビュー。日本マーケットでもSUVの人気が高まってきた頃だ。キャプティバは、2.4Lエンジンに6速AT、4WDという設定のみとなった。2013年に一部改良を施し、装備などを充実させている。
日本でも使いやすいコンパクトSUV
キャプティバは、比較的日本でも使いやすいコンパクトなSUV。ボディサイズは、4,690×1,850×1,790mmで、全幅こそ1,800㎜を超えているものの、全長は4,690㎜と三菱アウトランダーや日産エクストレイル、トヨタ ハリアーなどがライバルとなる。それほど大きなボディサイズではないものの、7名乗車を可能としているのも特徴。キャプティバだけでなく、このクラスの3列シート車は、ボディサイズが小さいこともあり、あくまで3列目シートはエマージェンシー用と割り切る必要がある。<関連記事>
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キャプティバのエンジンは、2.4L直4のみ。167ps&230Nmというスペックをもち6速ATと組み合わされている。燃費性能は公表されていなのは、特別誇れる数値でないということだろう。AWDは、アクティブオンデマンドのAWDシステムを採用。前後輪の駆動力配分を100:0から50:50の範囲で制御するタイプだ。通常の街中やハイウェイは、燃費優先の前輪駆動とし、滑りやすい路面やオフロードでは、4輪駆動に切り替わり走行安定性を高める。
Apple CarPlay対応はアメ車ならでは!
いかにもアメリカ車的な装備では、シボレー ブランドが独自で開発したインフォテイメントシステム「シボレーMyLink(マイリンク)」が全車に標準装備されている。音楽、写真、動画再生機能等が含まれ、“Apple CarPlay”にも対応。2011年デビューと、やや古くなったクルマだが、こうしたわかりやすい装備のアップデートは早い。
シボレー キャプティバの安全性能は国産車よりも充実
安全装備面は、サイドエアバッグ&カーテンエアバッグが標準装備。さらに、後側方の死角に入っているクルマや接近しているクルマがいる場合に警報を発するサイドブラインドゾーンアラートなども標準装備化されている。こうした装備類は、国産車に比べ充実している。ただし、2011年にデビューしたクルマなので、先進安全装備である歩行者検知式自動ブレーキなどは用意されていない。<関連記事>
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キャンパー向けの専用装備
今回の限定車キャプティバキャンパーは、残念ながらクルマそのもののパフォーマンスは向上していない。キャプティバキャンパーは、その名の通りキャンパー向けの専用装備が装着されたモデル。車中泊も可能となるベッドや専用小型キッチンシンク、専用バックドア用テントなどが装備。専用装備は、クルマとのマッチングもよく使い勝手も良さそうだ。その他の装備もなかなか本格的。これだけあれば、後は必要な小物を揃えれば本格的なキャンプが楽しめるだろう。
外部給電のしくみはなし
キャンプをアピールするキャプティバだが、アウトランダーPHEVのように1500wの外部給電ができるようなモデルでは、キャンプの楽しみ方が全く違ってくる。1500wもの電力が使えるため、アウトランダーPHEVは色々な家電製品がキャンプで使えるようになる。車中泊で電気毛布だって使える。確かに自然を楽しむという視点では、邪道かもしれないがCO2の排出量が少なく環境には良い。そういう意味では、キャプティバキャンパーは、オールドタイプのキャンプ仕様車ともいえ、売り方も少々苦しさを感じる。<関連記事>
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価格はベース車よりも20万円アップ
さて、シボレー キャプティバキャンパーの価格は398万円で、ベース車に対して20万円のアップとなった。専用装備が付いて価格は据え置きというのであれば、お買い得感があるが、20万円も上がっていれば、専用装備ということでクルマとのフィット感などは高い買い得感は無い。
また、約400万円という価格は、国産SUVと比べると高めだ。国産SUVで400万円も出せば、最新のハイブリッド車やクリーンディーゼル車、ターボ車などが十分に買えてしまう。アメリカ車は、ドイツ車などに比べるとブランド力も低い。それもモデル末期に入ったモデルだけに、この価格設定では一部のファン向けの仕様といったところだろう。キャンプというワードで、付加価値をプラスして売りたいのは分からないでもないが、やはりクルマの本質を磨いて競争力が保てているからこそキャンプという付加価値が大きな意味をもつ。また、キャプティバのリセールバリューは、あまり期待できないので乗り潰すつもりで購入したい。
シボレー キャプティバに乗り換える前に今の愛車の買取相場を調べる
シボレー キャプティバ キャンパー価格
・キャプティバ Camper 3,980,000円
・キャプティバ Camper Luxury 4,330,000円
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シボレー キャプティバ キャンパー特別装備品
専用小型キッチンシンク (ヘッドをのばせばシャワーとしても使用可能)
テーブル&椅子セット (折り畳み式のローテーブルとスツール2脚のセット)
ポータブル冷蔵庫 (-18℃まで冷やせる本格冷凍・冷蔵庫)
車中泊用ベッド (10cm厚の高密度ウレタンフォーム)
専用バックドア用テント (日よけ、雨よけや着替えに使用可能)
専用サーモプロテクター (防寒、防熱対策)
専用バックドア防虫ネット (優れた通気性を持ち、虫の侵入を防ぐ)
LEDランタン (シボレーのロゴ入り)
ETCユニット
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執筆者プロフィール
クルマ評論家 CORISM代表 大岡 智彦 氏CORISM(http://www.corism.com/)編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。
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