昨年のデミオに続き2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したマツダ


マツダ ロードスター

日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤーを「マツダ ロードスター」に決定した。マツダは、昨年のデミオに引き続き2年連続の受賞。新世代商品群の販売が好調なマツダを後押しする結果となった。

その他の部門賞では、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーが「BMW 2シリーズ アクティブツアラー/グランツアラー」が受賞。
イノベーション部門賞は「テスラ モデルS P85D」が受賞。
エモーショナル部門賞は、該当車無し。
スモールモビリティ部門賞は「スズキ アルト/アルト ターボRS/アルト ラパン」が受賞。

実行委員会特別賞は、初の市販燃料電池車「トヨタ ミライ」が受賞した。
さらに、実行委員会特別賞には車両ではなく、100周年を迎えた「株式会社ヤナセ」が選ばれている。

得票数と選考理由は次の通り。

2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー「マツダ ロードスター」


マツダ ロードスター得票結果:442点
受賞理由:明確なコンセプトを持ち、作り手の熱い情熱を感じさせるライトウエイトスポーツカーとして、その出来映えの素晴らしさは誰もが認めるところである。さらに初代登場の1989年以来、26年にわたってドライビングの楽しさを追求し続け、真のクルマ文化を根付かせたいと努力してきたマツダの企業姿勢についても高く評価した。

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インポート・カー・オブ・ザ・イヤー「BMW 2シリーズ アクティブツアラー/グランツアラー」


BMW2シリーズ得票結果:177点
受賞理由:BMWブランドとして初となるFFベースのパワートレーンを採用した上で、高いレベルの“駆けぬける歓び”を実現したことを評価した。ファミリーユースを見込むマルチパーパスビークルとして、ロングドライブでの快適性や最新のクリーンディーゼルを搭載したことによる経済性などにも好印象を受けた。

イノベーション部門賞「テスラ モデルS P85D」


テスラモデルS得票結果:362点
受賞理由:EVの課題としてある航続距離を大きなバッテリーを搭載することで対応し、さらに圧倒的な動力性能を実現して、これまでのクルマの常識をイノベーションによって打ち破ったことを高く評価した。また、通信によるソフトウエアのアップデートにより機能を向上させるというシステムも斬新である。

スモールモビリティ部門賞「スズキ アルト/アルト ターボRS/アルト ラパン」


スズキ アルト得票結果:416点
受賞理由:軽自動車が本来持つべき魅力をとことん追求して登場した、基本性能に極めて優れたモデルとして評価した。技術的にも新開発のプラットフォームや軽量ボディ、スムーズな2ペダルAMTなど注目すべきところは多い。日常的に乗る“アシ”として軽自動車の利点を改めて広くアピールしたと言える。

実行委員会特別賞「トヨタ ミライ」


トヨタ ミライ受賞理由:世界で初めて一般販売が開始された燃料電池車である「MIRAI」の意義は非常に大きい。年間販売予定が日本カー・オブ・ザ・イヤーのノミネート基準である500台より少ない400台であるため、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞として後世の記録に留めておくべきと判断した。

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実行委員会特別賞 株式会社ヤナセ


ヤナセ受賞理由:日本における輸入車市場発展に長く、そして大きく貢献したこと、さらにクルマ文化を高めるために様々な活動を行ってきたことについて高く評価をした。とくに本年、創業100周年を迎えたことは、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会として後世の記録に留めておくべきと判断した。

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