日本カー・オブ・ザ・イヤー

<10ベストカーの中から、ナンバー1となる日本カー・オブ・ザ・イヤーが選ばれる。あなたのナンバー1は?>

フォルクスワーゲン ゴルフ 2013-2014年日本カー・オブ・ザ・イヤーは、フォルクスワーゲン ゴルフが輸入車初の受賞となった。

今年のナンバー1カーを選ぶ日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会が、最終選考会に進むことができる10ベストカーを発表した。

10ベストカーは、定められて期間中に発表・発売された全45台の中から選ばれた10台。これだけ多くのクルマから選ばれた10台なので、これだけでも難関。この10ベストカーの選出は、自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員により行われる。各選考委員が、今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに相応しいと判断した10台をノミネート車の中から選び、60名の投票結果上位10台が10ベストカーとなっているからだ。

ただし、多くの人が少し疑問に感じていると思うが、今年話題となった2台が抜けている。まず、その1代目がトヨタ ミライ。ミライは、水素で走るクルマとして世界初の市販車。究極のエコカーと言われているこの技術は、世界中が注目している。そんなミライだが、販売台数が年間500台に満たないため、基準によりエントリーリストに入らなかった。そして、もう1台がフォルクスワーゲン パサート。フォルクスワーゲンは、クリーンディーゼル&CO2不正問題が世界中を震撼させた。パサートそのものが問題という訳では無かったが、こうした状況を鑑みてフォルクスワーゲンがエントリーを辞退した。また、逆にEV のテスラ は、国内販売500台を満たすとのことで初のエントリーリスト入りを果たし、10ベストカーにも選出されている。

マツダ デミオ 2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤーは、マツダ デミオが受賞。今年はロードスターで2年連続受賞を狙う。

こうした全45台のノミネート車の中から、最終選考会に進む上位10台の「10ベストカー」から、2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーが決定することになる。この10台に対し、11月26~27日の期間に60名の選考委員による最終投票が行われる。最終投票は、各選考委員が25点の持ち点を対象車10車(10ベスト)のうち5車に配点する。そのうち最も高く評価するクルマに対して、必ず10点を与える。ただし、10点を与えるクルマは1車ときめられている。その点数を積算し、最も点数を集めたクルマが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞する。そして、本年度は12月7日に最終選考発表会が行われ、第36回目となる2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーが決定する。

ちなみに、昨年はマツダ デミオ。一昨年は、フォルクスワーゲン ゴルフが受賞している。

<2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」>(エントリーリスト順)

●スズキ株式会社 スズキ アルト /アルト ターボRS/アルト ラパン
●富士重工業株式会社 スバル レガシィ アウトバック /レガシィB4
●トヨタ自動車株式会社 トヨタ シエンタ
●日産自動車株式会社 ニッサン エクストレイル ハイブリッド
●本田技研工業株式会社 ホンダ S660
●マツダ株式会社 マツダ ロードスター
●ビー・エム・ダブリュー株式会社 BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー /グラン ツアラー
●ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社 ジャガー XE
●FCAジャパン株式会社 フィアット 500X
●テスラモーターズジャパン テスラ モデルS P85D